留学生のアルバイト
みなさん、こんにちは。
もう11月ですね。夏時間が終わって、朝1時間長く寝られるようになりました。
今日は、留学生のアルバイトについて、少し前に遭遇した衝撃的な出来事をお話ししたいと思います。
ご存じのように、F-1ビザで来ている留学生は原則キャンパス外での就労は禁止されています。日本で私も留学資金をそれなりに貯金したものの、月に数百ドルでも収入があったらとても助かるのになぁ~と日々思っています。サンフランシスコの日本食レストラン等でアルバイトをしている学生を見る度に、彼らのステータスが気になって仕方ありません。学校に通っていても、ビザによってはキャンパスの外で働くことに問題がなかったりしますからね。
Midtermも一段落した先週末、ラーメン奉行の私は、家からちょっと離れた町へラーメンを食べに行きました。そのラーメン屋さんは、その町のコミュニティ・カレッジの向かいにあり、そこで働いている従業員の方々は見るからに学生という感じでした。私は、ベトナム出身の留学生友達と一緒だったので日本語を話さず、しかも、疲れ果てた風貌から、とても日本人とは思われなくなりつつあるので、きっと、日本人はいないと油断していたのでしょう、従業員の方同士で学校の事などについて話していました。会話の内容から、お向かいのコミュニティ・カレッジのELSに通っているという事が判りました。でも、駐在員のご家庭の人か何かだろうと思い、気にせずにいました。
ラーメンを食べ始めてすぐに、突然3人の男性が入ってきて、お客さん含め、全員動かないよう言いました。そして、従業員のレジのところに立っていた従業員の方に「マネージャーはいるか?」と聞き、その従業員が答える前に、「お客さん、厨房にいる人を含め、全員、その場を動かないように!」と大きな声で言いました。そして、従業員の方々全員に、PassportとWork Permitを見せるよう言いました。従業員の方が、「家に置いてきてしまって、今日は持ってきてない」と言うと、「今日はどうやってここまで来た? 車? 家はどこ?」と聞き、その従業員が答える前に、マネージャーの方らしき人が奥から出てきました。 そして、今度はそのマネージャーに、従業員全員分の雇用契約書、ソーシャル・セキュリティ番号、パスポートやIDのコピーを提示するよう言いました。
マネージャーの方は英語があまり得意ではないのか、解からないフリをしているのか、シドロモドロな様子。そうこうしている間に、運転免許証を提示した従業員の方2名に対して、「君たちのビザでは働いてはいけないことを知っているよね? これは違法行為になります。」と告げました。そして、マネージャーを連れてお店の奥に行きました。その間、不法就労と言われてしまった2名の従業員の方は、顔面蒼白で、「ありえねぇ。ありえねぇ。」と繰り返すばかり。彼らの側についていた男性の方が、「ドライバー・ライセンスからビザのステータスが確認できるんだよ。君たちは、ソーシャル・セキュリティすら持ってない」と言いました。2名の従業員の方は、自分たちはこれからどうなるのか?と聞くと、「わからない」と。
マネージャーの方と男性がお店の奥から書類を抱えて出てくると、免許証を提示しなかった他の従業員2名も連れてお店を出て行きました。お店に残った従業員の方が、食べ終わるまでゆっくりしていていいと仰ってくれたものの、何が起こったのか気になって仕方ありません。
私と一緒に行った友達が近くの席に座っていた別のお客さんに聞いたところ、そのお店で働いているウェイター・ウェイトレスはみんな留学生だったらしいのです。そして今回は、そのお店のライバル店にタレコミされたのではないかと言う事でした。その人によると、その辺りの日本人コミュニティはあまり仲が良くないらしく、昨年も別の日本食レストランで摘発が行われ、留学生が強制送還されてしまったとのことです。
キャンパス外でのアルバイトはしてはいけないと、学校のオリエンテーションでも言われていましたが、私の場合、勉強が忙しく、アルバイトできる人の余裕が羨ましく思えていました。でも、やっぱり規則は規則ですから、守らないといけませんね。そうでないと、その強制送還されてしまった留学生のように、取り返しのつかないことになってしまいます。そして、同じ日本人によるタレコミという、なんとも複雑な側面を垣間見てしまい、やるせない今日この頃です。
またまた貴重な体験をシェアしてくれてありがとうございます。
こんなこと、やっぱり現実にあるんですね。
私はサンディエゴのHome Depotの前にいるメキシコ人たちが、ナショナルセキュリティのバスで一斉摘発されて連れて行かれてるのを見たことがあります。
メキシコ人でも日本人でも、違法は違法ですからね。
一体、何が自分のゴールなのか、それを常に持っていたいものです。
私も学生時代は、バイトができたらいいな、と思いましたが、Yukiさんと同じようにそんな余裕はなく・・・笑
がんばってくださいね!
これ、マジ、怖いですね。サンディエゴにも結構そう言うレストランってあります。どう見ても学生だろって人もたくさん。この記事を読んでもらいたいですよ。
私もレストランで、そういう学生をよく見かけるのですが
まさか、法を犯す日本人がいると想像していなかったので
先日の摘発に遭遇したときは、お腹の底から震えました。
サンフランシスコ等の大都市では、摘発というのはよくある話らしいですね。
ESLに通っている留学生が、アルバイトで数千ドル稼いでいるという話を聞きました。
勇気があるというか、向こう見ずというか。。。
恐ろしい限りです。
Erinaさん、
私も常日頃から、ちょっとした収入があったら。。。と思いながらも
バイトに費やせる時間がありませんっ。。。
何なんでしょう、この余裕のなさは。
でも、違法行為で強制送還されてしまっては
大金叩いてアメリカへ留学しに来た意味がなくなってしまいますもんね。
あと1ヶ月で冬休みなので、集中して頑張ります!
yukiさん、いえいえ、そもそも留学生の方はこちらに勉強をしに来てるわけですから、バイトに費やす時間がないのが当たり前じゃないかと。
留学と言うのは、費用がかかるもの。その費用をこちらで捻出しようと言うことが、そもそも間違ってると思うんですよね。確かに、生活を切り詰めて勉強しなきゃいけないのは辛いことです。でも、法律に違反するようなことは絶対にしちゃいけないと思うんです。
世の中、残念ながらそれほど甘くないですよね。留学前にしっかりと予算を計算してから、留学を決心するべきでしょうね。こちらで働けるだろうなんて気持ちで来るべきではないと思います。
冬休みまでがんばってくださいね。
思う所があって検索かけてきました。
最近留学生の友達が日本食レストランを起業しました。もちろんF−1しか持てません。彼は「従業員は留学生のみにしてコスト削減する」と言ってました。この記事は働いている方が留学生ですが、私の身近なこの例ではオーナーも従業員もF−1。。。この事を他の人(MBAの学生)に言ったら。起業スピリットをアドマイヤーすべき。と言われ、さらに他の人にも言ったら「法律はあとからついてくる」って言われました。。。私は小心モノなのでYukiさんと同じく、捕まってからじゃ遅いと思うんですが。。。
まりえさん、こんにちは。
確かにその留学生はすごいですね。怖いもの知らずの馬鹿者なのか、リスクを理解してチャンスに賭けてるのかわかりませんが。
私はビザ・法律に関しては、「他人のふり見て我が振り直せ」だと思ってます。確かに現在の法律で不法労働者を100%取り締まることは不可能です。
ビジネスオーナーたちはそのチャンスに賭けてます。成功すれば丸儲け、失敗すれば人生終わり。
むしろそれがアメリカの歴史でもありますし、日本人に限ったことじゃありません。ここサンディエゴはメキシコの不法労働者が多いですから、嫌でも目に入ります。
それを見て、自分がどうするか、だと思うんですよね。
リスクと成功の可能性を天秤にかけて、納得のいく決断をする。
私はもちろん違法なことはしませんが。笑
また遊びに来てくださいね!
まりえさん、こんにちは。
いやっ、その留学生オーナーの企業スピリットはすごいですね!でも、彼自身はリスクを承知の上でしょうが、雇われている留学生たちはそこまで知っているのでしょうか?雇用主として無責任だなぁ、というのが私の感想です。
企業スピリットはアドマイヤーすべきだけど、法律もリスペクトしなきゃだめだろにね。
driver’s licenceでVISAまで確認できるなら、一般にグリーンカードと呼ばれているカードもssnの書いてあるカードも持ち歩かなくてもいいのか!と思いました。大事なものなので金庫にしまっておこうと思います。