駐在生活で妻に起こること

アメリカに来て最初、憧れの海外生活だったり、帰国後の英語ペラペラな姿を想像(妄想?)してみたり、希望に胸を膨らませるものです。

でも来てみてまず気づく一人ぼっちの寂しさ。

駐在員たちがたくさん集まってる地域があって、大抵の人は同じ地域に住居を借ります。
最初はそこで行われるパーティーや食事会に顔を出して、妻たちは初めて会社関係の人たちと顔を合わせます。

そのパーティーというのも、会社によってはある程度の階級の上司が「とっても大きな一軒家を会社が提供する代わりに、月に一度は部下やその家族を招いて交流する機会を作ってね」という決まりがあったり、

ウチの会社はケチなのでみんなギリギリのアパートに住んでますが(笑)やっぱり上司の奥さんたちが「定期的にパーティーを開かなきゃ!」とか、「新しく渡米された○○さんは馴染めているかしら」とか、気を遣われて行われるのが専らなようです。

私の仲良しの奥さんはいわゆる”上司”の奥様ですが、自分の大好きだった仕事を辞めてアメリカに来た!というだけでもとても精神的に負担だったはずなのに、周囲にとっても気を配るタイプの方で、身体を壊してしまいました。

私は階級なんて関係ないと思ってしまうんです。
これは私が甘ちゃんだからかもしれないし、常識をわかってない!と怒られてしまうかもしれませんが…

駐在妻って、みんな旦那さんの仕事のために、日本での自分の生活を断ち切って遠い国に来てるんですよね。

両親や兄弟との何気ない会話、

やりがいのある仕事、

時々友達とお茶をして息抜きをしたり、

嬉しいこと悲しいこと、今までその全てを経験してシェアして乗り越えてきた、とっても思い入れの深い土地や人にサヨナラして、旦那さん(や子供達)のためにって頑張らなきゃ!!って、ものすごく気合を入れて来てるんです。

だってお母さんの笑顔が家族を一番幸せにするから…頑張っちゃうんです。

それってご主人が上司とか部下とか、全然関係ありません。駐在妻ってみんなスゴイの。

だから私は、妻仲間でも誰でも、新しい土地や生活に慣れて人に優しくできる余裕のある人が、困っている人に手を貸したり、寄り添ってあげられたらそれで良いと思います。

私は2年間頑張ったら、いつの間にかたくさんのお友達ができていて、その人たちと過ごす時間が私を救ってくれました。

だから今は、アメリカでの生活に馴染めないがために日本での生活を思い出しては苦しんでいる人に、寄り添いたいと思う、ただそれだけ。
アメリカって寂しくて辛くて大っ嫌いって思って欲しくない。

本当に素敵な人、出会い、そしてチャンスに溢れている素晴らしい国だから。

だから上司の奥さん、お願いです、無理しないで!!
頑張りすぎて壊れてしまった人をたくさん見ました。
あなたが背負うのは、家族への愛と笑顔と、旦那さんの会社の愚痴だけで十分です(笑)

アメリカを、一緒に楽しみましょう。

明日も晴れるといいな。 

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9 comments on “駐在生活で妻に起こること”

  1. すごく考えさせられる内容だった。

    私の周りには、自分の選択でアメリカに来た人ばかりだったけど、そうじゃない人もたくさんいるんだよね。
    そして、どんな渡米理由でも、アメリカ生活を楽しんでもらいたい、不安を消す手助けになれればいいなと私も思ってるよ。

    シェア、ありがとう。

  2. これはマジで考えさせられる記事でした。

    うちのかみさんも赴任時代は相当苦しんだんだろうなぁと、ちょっと申し訳なく思いました。ゴメン!

  3. >>Erina
    私も元々アメリカが大好きだったはずなのに、初めて「来たくて来たんじゃない!」っていうblame on someone elseな気持ちになったんだよ。妊娠中は特にね…ホルモンのせいにしとこうか(笑)

  4. >>Masaさん
    私の周りが特に、いろんな悩みを抱えた人が多かったのかもしれませんが…
    赴任時代を思い出したときに奥様が笑顔なら、Masaさんは幸せ者な証拠ですねd(^_^o)

  5. ミクから飛んでみた!堂山すげーなー(≧ω≦)b
    あたしなんかよりしっかり内助の功してるわ!
    妻として尊敬!

    そして今日友達が堂山の写メ見て34!!って自信たっぷりに叫んでました( ´艸`)

    あたしなんかより中身も外見も立派なレディだね!

  6. でもあたし家事とか全然できないし、キャラ弁人気の日本では生きていけない(´Д` )
    フラちゃんこそ尊敬しますよ!!しっかりお母さんしてるもん。あたしはなんて言うか…小桃の友達?
    34って…年齢が34ってことですか?!最初絵文字が文字化けしたかと疑いました(笑)
    読んでくれてありがとうございました(^-^)/

  7. Fbでシェアさせていただきました。
    アメリカ赴任の夫についてきて7ヶ月
    とっても共感できます。

  8. akikoさん

    コメント、シェアありがとうございます。
    akikoさんも、いろんな人間関係にもまれている時期でしょうか?
    駐妻パーティーも心から仲良くなれる友達ができて、一緒に楽しみながら「また集まろうよ!」って声をかけ合える関係になれたら、駐妻生活はもう大成功ですね♪
    気を遣いすぎて体調を崩さないように、ご自愛ください。
    愚痴があったら、いつでも聞きますよ!一緒に盛り上がりましょう(笑)

  9. ちょっと古い記事だったのですが、コメントさせていただきます。
    ちょうど1年前にシアトルのお隣、ベルビューに引っ越してきました。主人が米国法人に転籍になったので、厳密には駐在ではありません。
    辛いことがあると、いつもKazumiさんの「もがきました」記事を読んで元気を分けてもらっています。ありがとうございます。

    先ほど、主人とたわいもないことでケンカして、挙句に怒鳴られました。怒鳴ならければいけない内容でもなかったのに怒鳴られた。それがあまりにも悲しくて、「私は何のためにここにいるのだろうか?」と考えてしまいました。

    Kazumiさんがおっしゃる通りで、私もたくさんのものを諦めて渡米してきました。渡米したころはあれこれ私と息子(当時6歳)の面倒を見てくれていましたが、最近は家にはほとんどおらず、家のことは丸投げ。私の話も聞いているのか聞いていないのか、息子の学校生活にも興味があるのか疑問です。
    日本にいたとしても辛いことですが、ここにいると逃げ場がありません。自由になるお金もありません。2年も頑張れるかな、と心が折れそうになっています。

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