よく学び、よく働き、よく遊ぶ
今回はカナダの大学についてのお話です。
カナダの大学は120単位とったら学位取得というシステムになっています。
半期のクラスで取れる単位は3単位。
そうすると、単純計算で卒業までに40クラス必要。4年で卒業したかったら前期・後期でそれぞれ5クラスずつ取ればよいということになります。
前期は9月~12月。
後期は1月~4月。
5月~8月は夏休みです!!!!
夏休みには授業をとることも出来ます。サマークラスと呼ばれています。
私は5つ授業をとるといっぱいいっぱいになってしまうことが分かっていたので、
4クラスずつ取って、サマークラスを2つとっていました。
授業の内容はというと、主にレクチャー&ディスカッション。
点数の付け方に、出席率はほとんど含まれません。
中間テスト1 20%
中間テスト2 20%
期末テスト 30%
課題 30%
私の専攻していた心理学部はこういう授業が多かったです。
たまに「授業態度 10%」というのが加わることもありました。
後は先生によってはボーナス点をつけてくれることも。
心理学の院生は研究の対象者を探しているので、1つの研究に調査協力したら1%プラス!っていうのもありました。面白いですよね。
だから、アメリカやカナダの心理学の論文を見ると対象者が学生であることがとっても多いです。もし読む機会があったら見てみて下さい。大学生1000名の研究とか良く目にします。
さて、本題に入りましょう。
こんなシステムだからカナダの大学生はすごく良く勉強します。
テストで点が取れなかったら単位がもらえないので皆必死です。
授業が終わったら次回の分の教科書を読んで帰る人がとても多いです。
授業終わったらクラスメイトと一緒に図書館に行って勉強するなんてことも。
よく見られたのがstudy date♡
「飲みに行かない?」じゃなくて「図書館で勉強しない?」って誘う。
かわいいですね。笑
一緒に勉強して、お腹がすいてご飯食べに行って・・・こうやってカップルになった人達を多く見てきました。
どんなに週末バーで遊んでいる人だって、平日は真面目に勉強しています。
それもそのはず、彼らのほとんどは授業料をアルバイトか奨学金で払っています。
親が学費を払っている人は全体の1/3にも満たないのではないでしょうか。
しかも、学費は1年でいくらではなく、1つの授業ごとに払います。
そりゃあモチベーションも上がりますよね。
ちなみに、私が行っていたサスカチュワン州立大学の学費は(カナダ人は)平均で1授業5~6万円です。理系でラボの授業が入ると倍以上にもなります。
カナダ社会は日本よりも学歴意識が低いです。
学歴より能力重視ですね。
大学出ていなくてもとっても良いお給料がもらえるお仕事に就けたり。
だからこそ大学に進学する人達は本当に勉強しようと思ってそこにいます。
そういう意味で、皆本当によく勉強しています。
また、学費を自分で払うから皆本当によく働く。
夏休みにがっぽりフルタイムで学費を稼ぐというのが主流です。
そしてちゃんと時間を決めて勉強して、平日の夜と週末は遊びます。
勿論、勉強をする人もいるのですが多くの人はスポーツをしたり、
友達の家に遊びに行ったり・・・
やることやって遊ぶのってすごくいいなって思います。
気分もいいですよね。
しかも驚くことに、どんなに成績のいい人でもちゃんと遊んでるんです。
ガリ勉って呼ばれている人も、日本で言うガリ勉ではありません。
しっかり、がっつり遊んでいます。
そうやって割り切って勉強・仕事・遊びが出来るのっていいですよね♪
以上、私が好きなカナダ人の学生生活紹介でしたー!
Kaorukoさん、わかります。アメリカでも成績のいい人は、Deanなどは得てしてメリハリをつけ遊んでいる人が多いです。なので自分も、色々と今期は前期に加えトライしています。
Isseiさん、コメントありがとうございます。私もまだ学生なのですが、カナダで学んだ切り替え法を活かして、今日は勉強する日!今日は遊ぶ日!って割り切っています(できているかは別として、そうしようとしています)。Isseiさんの今期が勉強(仕事?)と遊びで充実されますように♪