アメリカで出産 【出産体験記Maki-K編 その3】

10人いたら10人それぞれのお産がある・・・。

【出産体験記その2】からのつづき。。。。

※アメリカで出産予定で麻酔を使うことに不安を感じてる方へ。
 今回・次回と不安を増長させるような内容になっているのでご注意ください!

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午前10時40分。
まず促進剤投与の前に、子宮口をやわらかくするピル(錠剤)でお産が進まないか様子を見ました。ピルを子宮口のところに直接入れます。

・・・陣痛がきつくなった気がするけれど・・

この時点で陣痛は5分間隔。

まだ「あいたたたたたたたた・・・・・・・それでさぁ、」と、陣痛の来ている時だけ話が中断される、と言う感じ。

一時間くらい様子をみたけれど、結局ピルだけでは子宮口が今ひとつ開いていかないと言うことで、いよいよ点滴で促進剤投与スタート!午後12時30分。

Α×Α×!!!

いったぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!

とたんに激しい陣痛。

さっきまでの痛みとは全く比べ物にならない!

ちょっと待ってくれ、
陣痛ってこんなに痛いのかっ!?

なんて言葉を口に出す暇もなくまた次の波。
Α×!!!Α×

「エピデュラル使いたかったらいつでも言ってね♪」と、看護婦さん。

「はぁ。でもできるだけガマンしてみ・・・Α××

って、こんなんガマンできるかっっ!ウガッ(怒)!

しかし、ここであっさり麻酔をかけるのはいかがなものか・・。

と悩んでいたら、看護婦さんが「じゃぁ、痛み自体は取れないけれど、痛みの角をとるためにモルヒネ(morphine)打つ?」

モルヒネ。

らりほ~♪♪ ってなるんだよね。 そっか、そういう手段もあるのか。

で、モルヒネ投与。午後1時。

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らりほ~♪♪

 

 

・・・・Α×Α×!!!

って、痛みぜんぜん変わらんじゃんかっ!ウガッ(怒)!

・・・どうやら促進剤で起こしている強烈な陣痛の痛みにはモルヒネも効果なし。昔、軽い胃潰瘍をしたときにモルヒネ打ってもらった時はてきめんに効いたのに、陣痛の痛みは胃痛とは比べ物にならないほど強いらしい。。。そりゃそうだよな、目いっぱい膨れてる子宮(ちなみに女性の体の中で一番大きくて強い筋肉だそうです)がぎゅーーーーーーーって縮むんだから。

で、結局エピデュラル(硬膜外麻酔)を使うことに。

エピデュラル(epidural)とはアメリカで出産のときに一般的に使われている、陣痛の痛みをとる麻酔です。

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エピデュラルを希望してしばらくすると麻酔医が登場。麻酔は麻酔専門医が打ちます。

この日の朝は私を含めて三人妊婦さんがチェックインしたらしいのですが、三人とも破水スタート。これは珍しいらしく「一体、どうしたんだ!?昨日暑かったからか??」と麻酔医。

三人とも自然分娩を希望していたけれど、陣痛促進剤の痛みに耐えかね無痛分娩に切り替え。麻酔を打つのは私が三人目だったようです。

「Early Labor(陣痛初期)の時点から超強力な痛い陣痛をガマンするなんてTorture(拷問)だよ~」と、出番が多くて嬉しそうな麻酔医。

ベッドの上に胡坐を書いて座って背中を丸め、後ろから腰の辺りに麻酔の針を刺します。

中にカテーテルが通っている太い針だと思うんですが(私は見てません)、針を刺す前に局部麻酔をするので全く痛くありません。なんとなく背骨のところに何か入ってきてるな~、という感じ。。。

で、麻酔処置終了。。。

麻酔医「エピデュラルだけじゃなくてSpinal block(脊椎麻酔)もかかっちゃったけど、ま、これで痛みは完全にブロックできるから。」

え?脊髄麻酔って・・・。

針、深く刺しすぎてんじゃんっ!テメー(怒)!

※出産のときに使う麻酔の種類(epiduralspinal block)などは、両親学級を受講してあらかじめ知識として頭に入れておくといいと思います。

実は私は虫垂炎を手術したときに脊髄麻酔をしてるんですが、麻酔が効かず、かなーり痛い思いをしたので、今回は脊髄麻酔じゃなくてエピデュラルをして欲しかったんです。

・・・とまぁ、言っても今更どうにもならないので、ま、仕方ないか。。とベッドに寝っころがると・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・

????

アレレレレ????

パクパクパクパク・・・・

いっ、息ができんっ!!!!!

I CAN’T BREAAAAAAAAAAAAATHE!!!!

 

つづく。 

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