アメリカで出産【出産体験記Erina編 その2】
10人いたら、10人それぞれのお産がある。
アメ10人気シリーズ(?)「アメリカ出産体験記」Erina編、第2回目です。
前回、検診からL&Dに送られた私はまだまだやって来そうにない陣痛と、なかなかつかまらない旦那を待ちます。
5.嵐の前の静けさ
病院のガウンに着替えてベッドに横になると、お腹にモニターをつけられました。 ベビーの心音を測るモニターと、陣痛の度合いを測るモニターの二つがベルトで固定されます。
「シュンシュンシュンシュン・・・・・・・」
ベビーの心音が静かな部屋に鳴り響きます。大人よりもだいぶ早い、一定速度のベビーの心音。もうすぐ会えるんだなぁと思うと、心の準備は万全です。
11:00am頃
やっと旦那が病室に現れました。が、ナースに挨拶すると、「これから長丁場になるから、今のうちにランチでも食べてきなさい」といきなり追い出されてしまいました。笑
そういえば、私も朝から何も食べていなかったけれど、これから起こることにワクワクしていたせいか、あまりお腹が空いていません。
車2台で来てしまっていたので、旦那はランチを食べた後、一度自分の車で家に帰り、ビデオカメラなどを持って、二時間後、タクシーで戻ってきました。
暖かくて静かな部屋で、夫婦でシュンシュンシュンシュン・・・・・という心音をひたすら聞きます。
担当のミッドワイフがやってきて、経過やこれからの計画を説明してくれました。
- 今のところ、破水も本格的な陣痛も始まっていないが、子宮口は十分に開いている。
- 数時間、歩いたりして陣痛or破水を進ませる。
- それでもダメなら人工的に破水させる→陣痛が始まるはず。
という計画になり、旦那はモニターで私の陣痛の度合いと波をチェックする方法を教わりました。
この時点でたぶん私の陣痛はまだ15〜20分おきくらいだったはず。長さも20〜30秒くらいしか続いていなかったと思います。
2:00pm頃
陣痛を進めるため、病院内をぐるぐる歩き回ります。 他の階には行ってはいけないことになっていたので、同じ階の廊下を行ったりきたり。すれ違う人はみんなにっこりして「あら〜ずいぶんと平然としているわねぇ」と言っていきます。そうなんです!だって陣痛がないんだもの!!
一時間ほど歩き回った後、結局何も起こらないまま病室に戻ると、ミッドワイフがやってきて人口破水の準備が始まりました。
6. 破水!(破水はbreaking waterと言います)
3:00pm頃
シーツの上にいろいろなものを敷き、ミッドワイフが先の曲がったプラスチックの編み棒のようなもので破水させました。すると温かい液体がぶわ〜っと出てきて、まさにおもらしのような感じに。もう後には退けない!と思うと緊張するような楽しみなようなナチュラルハイに。
よっしゃ〜!Bring it on!!(何せ体育会系ですので・・・・・)
そしてこの破水が、計画通りに陣痛を進めてくれます。
しかし、今までの想像を超えた痛みがすぐそこまでやってきていました。
そんなことも露知らず、次回へ続きます・・・・