アメリカで地震被災者支援 ちょっと凹み気味

アメリカで地震被災者支援

実は、今、地震で被災された方たちを支援するために、あるイベントを計画していまして。

地震発生以来、個人的に何かしなければと思いながら、自分でできることは募金くらい。いらいらは日に日に増すばかり。

そんな私を、私の友人のケビンをはじめ、バンドのメンバーが、何かしようと背中を押してくれました。チャリティコンサートを開いて、そこで、募金活動。バザーなどで得られる収益金をすべて日本へ送金。

そんな計画を立てています。

ミュージシャン集めはそれほど大変でもありません。サンディエゴ在住の知り合いがcraigs listを使って、ミュージシャン集めをしてくれました。遠くはニューヨークから。ラスベガス、サンフランシスコなどからも問い合わせがありました。

まずは、もっとも重要なこと、「どこでチャリティコンサートを開くか」。

場所さえ確保できてしまえば、あとはどうにでもなると思っています。

逆に、これがもっとも難しい話。

現在、サンディエゴでは、いろいろな場所でチャリティ活動が行われています。アニメイベントの一角を借りての募金活動。オフィスを借りてのチャリティバザー、スーパーマーケット店頭での募金活動などなど。場所の確保には皆さんやはり苦労されているようです。

Facebookで立ち上がっているMusic for Japanグループは、サンディエゴにある企業の日本人の方が発起人となってできたのですが、なかなか場所を確保することができず、バタバタされていたようですが、ようやく決まったようです。その企業の1Fにあるホール(600人収容可)を借りることができたとのこと。

そんな苦労をよそ目に、私は「何とかなるだろう」と言うお気軽な気持ちで、近所のコミュニティーセンターに、場所を貸してくれるように赴いたのでした。

担当者と話した私は、自分がいかに甘かったのかを痛切に感じたのでした。

この手のコミュニティパークは、ほとんどがサンディエゴ市に管理されており、そこで何かイベントをする場合には、多くのrequirement(必要事項)を満足しなければなりません。たとえば、

・NPOであること(断定はしませんでしたが)
・保険に入ること
・簡易トイレを設置すること
・ゴミ箱を設置すること
・食べ物を提供しないこと

などなど。

さらに、最も私の無知さが出てしまったのは、「たとえ市でさえも無料でスペースを貸してくれるわけではない」。

落ち着いて考えてみればそうなんですけどね。人助けのため!と熱くなっていた私はそこまで考えていなかった...。

イベントは週末の開催ですから、市の職員か誰かが休日出勤をして、イベントを管理していなければならない。その日当は誰が払うのか?

イベントは公園の芝生の上で行われる。芝生などが踏みつけられる。その修繕費は誰が払うのか?

などなど。

市からの請求はかなりの額になりました。

これでは、本末転倒。募金活動をするために、多額の費用をかけてイベントを企画しなければならない。

なので、少し凹み気味。

焦る必要はないので、とにかく最も良い形になるようにアレンジしていこうと考えています。

がんばりましょう! 

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6 comments on “アメリカで地震被災者支援 ちょっと凹み気味”

  1. まささんおつかれさまです!そんな大変なんですね!
    初心者の意見ではありますが、Redbullやエナジードリンクのなんだっけ緑のやつとか、スポンサーしてくれそうな気がする!私もあまい!?

  2. Mahoさん、ども。少しご無沙汰でしたね。調子はいかがでしょうか。

    情報感謝です。いろいろなところに聞いてみます。賛同してもらえるところにお願いすれば良いってことです。

  3. 今年は2年目のシーズンをUFOで有名なRoswellで迎えられることになりました。正直、今年はあの災害で「野球なんてしていいか?」悩みましたが今出来る事は、お世話になったアメリカの人々に良いプレーを見せ、かつ、自然の怖さを伝える事ではないかと思い渡米を決意しました。今回のMasaさんの行動、尊敬します!

  4. 募金はする。人よりもする。
    が敢えて「何もしない。という選択」はとても誠実だと思うんですよね。(スイマセン。水を差してしまって。)
    イベントのスポンサーを募るのなら、その分のお金をスポンサーに寄付してもらえた方が確実に(イベントの成功の有無のリスクを侵さず)しかもより早く被災者に届く。
    今日のサッカーのように本業をチャリティーに活かし催すのは、とてもいい事だと思います。
    しかしイベントがそうでないなら、僕にはよくわかりません。
    今日のサッカーとか確実に満員になる事が想定出来たイベントですしね。
    どうしても何か行動に移したいのであれば、
    今から週に1日でも、救済や救命の訓練を受け技術を身につけて、本当にいざという時に役に立てるようになる事を目指すとか(マスターした時に、本業に近いですよね)そんな事だと僕は思います。
    人を助けるって、自分の持ち場で考えてやるモノだと僕は思うんです。(スイマセン。生意気言って。)
    最近、応援とか(復興するまでずっと言い続けてられるとは到底思えない)言って自分の感情やり場でしかないモノにヘキヘキしてまして。一応僕自身も被災した身としては、ホントに腹が立たしかったです。)

  5. Marlboroさん、ご無沙汰でした。コメントありがとうございます。Roswellってジョージアですか?

    決まりですか?おめでとうございます。

    渡米の際にはサンディエゴに立ち寄ってくださいね。また、美味しいものを食べましょう。お待ちしてます。

  6. エリチャベfresh!さん、ども。

    辛口のコメントありがとうございます(笑)。おっしゃること、良くわかります。

    思うに、人それぞれ気持ちとか行動に表現の仕方があると思うんですね。他から見て、当然、それが良くも見えたり、悪くも見えたり。そこには温度差がありますし、自分の置かれた状況の違いから出る考え方の違いもあります。日本国内でさえ温度差があります。

    エリチャベさんのおっしゃることは良く理解できます。が、私も私なりの考え、表現の仕方でがんばりたいと思います。そうでなければ、何も始まらないと思ってますから。

    今後ともよろしくお願いいたします。

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