アメリカ流履歴書-サマリーを書く

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先回(アメリカ流履歴書-カバーレターの話)は、今まで書いてきたことにリセットをかけると言いましたが、やはり、以前書いたことがもったいないので(苦笑)、続けて書くことにしますね。Sorry for your confusion.



さて...



ここで言う「サマリー(概要)」はレジュメの「まとめ」ではなく、「あなたについての概要」と言う意味です。



レジュメのサマリーには、「ちょっとやり過ぎじゃないの?」と言うほどの強烈な言葉を使う必要があります。応募職種に関して、なぜ、あなたがその会社に適した存在なのかについてうまく表現します。



サマリーには、自分の優れた才能、特質、そして、これまでに上げた成果について書かれていますから、あなたとしては、それを採用者にじっくりと読んでもらいたいはずです。



採用者はサマリーを読んで、あなたがそのポジションに最適な人間であることを受け入れる必要があるのです。ですから、サマリーの中で、あなたは光り輝いて見えなければならないですし、あなたの内に秘めた可能性が的確に表現できていなければなりません。うまくやれば、採用者はサマリーを読んだ後に、半ば強制的に「続きを読みたい!」と言う気持ちになるのです。



サマリーを書く際には、自分の特質をうまく表現出来るような「カラフル」な言葉を選んで使います。「歯が浮く」ような言葉で自分を表現するんです(笑)。例えば、あなたが営業のセンスを持っているのであれば、「記録的な速さで成約率50%を達成」のような言葉を使えばよいでしょうか。もちろん英語ですよ(笑)。



また、あなたが私のような技術者であれば、


An innovative, self-motivated, results-oriented, professional experienced in product design and project management of high technology electronics.


なんて書けるかもしれません。うそは書いてはいけませんが、このくらい「歯の浮く」ような形容詞を使って書くべきだと思います。これでもまだ生易しいかもね。



ここでは、あなたが、いかに凄い人間で、際立った存在であるかについての情報を書くようにします。可能な限り、叙述的な言葉を使うようにして、うまく書いてください。雇用主が、サマリーを読むことによって、あなたのみが、そのポジションに相応しい存在であると理解すればよいのです。言うほど簡単じゃないかもしれませんけどね。でも、とにかく書いてください。



「サマリーは、将来の雇用主のニーズに合うように調整すること」...、これ大事です。



まず、レジュメを書く前に、自分の狙っているポジションに関して、自分自身が最高の候補者であることを端的に表すような言葉、あるいは文言を考えなければなりません。そのために、将来の雇用主が探している理想的な候補者がどんな人物なのかを想像して、その人物が持っている特質とかスキルなどをメモします。



それが出来たら、雇用主の特定のニーズにばっちりマッチするように、今挙げた言葉や文言を調節して、サマリー部分に書いていきます。いや~、難しいですね。日本語でも難しいと思いますが、それを英語で書くんですからねぇ~。



これくらい脅しておけば、真面目に書いてくれますよね(爆笑)。



肯定的な言い回しで、狙っているポジションについて自分のユニークな才能を証明するように書いていきます。叙述的な言葉で書く練習が必要かもしれませんね。叙述的...か...。



もし、自分がすばらしいリーダーであることを書きたいのなら、


Proven leader with initiative, motivational skills and experience that cause others to act


と書くのはどうでしょう。initiative、motivational、talented、smartなどは良く使う言葉ですので、惜しげもなく使いましょう(笑)。また、goodとかcompetentなども良い言葉ですね。あなたがいかにすばらしい特質を持っていて、そのポジションで能力を発揮できるかを説明するのです。



以下に、サマリーを書くための基本的なアイデアについて挙げてみましょうか。全てを網羅する必要はありません。あなたのスキルセットにベストマッチするものを選んで使ってください。また、自分なりにアレンジするのも良いでしょうね。大切なので、もう一度言っておきますね。このサマリーと言うのは、あなたのレジュメがレジュメとして最大限の効果を発揮するかどうかを決めると言っても良いほどのものですから、十分に吟味して書きましょうね。


・簡潔な言葉で専門性を示すことから始める

・簡潔な言葉で幅広い知識と専門分野での経験を証明する

・以下をさらに説明する

-自分のスキルセットの範囲
-スキルや経験の多様性
-特筆すべき成果

・その他
-特筆すべき資質
-特筆すべきキャリア目標


さて、次は...何にしようか...。順番でいくと、自分が持っているスキルとか、これまでの成果とか書くんですよね。次回までにネタを考えます。

 

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