アメリカ流履歴書-印象を与えるレジュメの構成要素
理想的なレジュメに必要となる最も重要なことは、あなたの才能、特質、
成果などについて、強力で、説得力のある言葉を使うことです。どんな言
葉が使えるのかは、あとでゆっくりとお話しますので、ご心配なく。
往々にして、日本人は自分を推すことをしたがりません。でも、ためらう必
要はありません。あなたは、企業にとって、重要な人材となるのですから、
あなた自身を強力に売り込んでください。
また、学歴や経験、あるいは職務歴などは、自分自身を証明するポイント
になります。あなたこそがそのポジションに適任であることを、採用者に証
明することが大切です。
今までに使われていたレジュメのフォーマット、つまり、あなたの経験を時
系列的に書いたようなレジュメは、今では、ほとんど魅力がなくなってきて
いるのです。
そのようなフォーマットを使ってもかまわないと思いますが、毎日、毎日、そ
のようなレジュメに目を通している採用者たちは、そんな当たり前のレジュ
メをどう見ているでしょう。それを想像すれば、答えは自然に出てきます。
それほど、興味を惹くレジュメ、感心するレジュメが必要になっているのです。
とにかく、単なる情報ではなく、いろいろと盛り込んでください。採用者に
強制的にアクションを起こさせるようなレジュメを書くのです。レジュメが採
用契約書になると考えてください。採用者があなたのレジュメを見た瞬間
に、立ち上がって「よし、決めた!」と言わせるほど強く印象付けることが
大切です。
多少大げさに書いてください。でも、大げさすぎても良くありませんので、
その辺りは、バランスよく書いてくださいね。
また、勿体つけて書くのも良いかもしれません。「んー、ここんところ、もっと
知りたいんだけど。」と採用者に思わせるのも手でしょう。でも、あまりに勿
体つけると、逆に、「何やってるかよくわからん。」のように思われることもあ
ります。これも、バランスでしょう。
これらをうまく使うことが出来れば、面接に持ち込むことは容易になります。
頑張りましょう。