アメ10な土曜日:ベテランズデー
今週も待ちに待った土曜日ですね。
私事ですが、今日17日は、前にも紹介したJapanese Family Support Centerのワークショップで、僭越ながら私もお話しさせていただきます。サンディエゴにお住まいの方、この記事を読んでいたら、まだ遅くないかもしれません。午後1時から、ぜひ遊びに来てください。
今週は月曜日がVeteran’s Day(退役軍人の日)ということで祝日でした。退役された軍人さんに感謝するということでお休みになるなんて、さすがアメリカ!っていう感じですね。
ここサンディエゴは言うまでもなく、「海軍の町」です。
そんなサンディエゴではこんなイベントがありました。
私の母校であるSDSUのバスケットボールの試合が、原子力空母ミッドウェイの甲板で行われたのです。
相手は強豪校Syracuse College。
結果は残念ながら負けてしまったのですが、こんなお日様のもとで、船の上でバスケットボールなんて楽しそうだなぁと思っていました。
奥にサンディエゴダウンタウンのハイライズと呼ばれる高層ビルが見えます。この空母ミッドウェイは現役で活躍しているわけではなく、「退役」しており、現在は博物館になっています。
そんなわけで、今日はミリタリーのみなさんとその家族のことをちょっと紹介します。
ミリタリーのみなさんは、そのミッションによって長くて9ヶ月~1年間、戦地やトレーニング地に配置されるのですが、それを”deployment”と呼ばれます。
そのdeploymentから帰ってきたときの様子をまとめたものがyoutubeにたくさんあるので紹介します。
ちょっとおちゃめそうな10歳の女の子も、パパが帰ってくると・・・・
講義中の大学のクラスルームでも・・・・
アイスホッケーの試合中のアナウンスでも・・・・
ファストフードで食べ物を運んできたのは、予定より早く帰ることになった旦那さんだったり・・・・
と、とにかくたくさんあるのですが、私はこれを見るたびに涙が止まりません。
子どもだったり、奥さんだったり、旦那さんだったり、お母さんだったりお父さんだったり、おじいちゃんおばあちゃんだったりと、サプライズの相手は様々ですが、そこに「待っている人がいる」、「無事に帰ってきてくれる」というのは素晴らしいことです。
そしておわかりのように、サプライズの場所が幼稚園だろうと、大学だろうと、スポーツの試合だろうと、ファストフード店だろうと、周りの人がそれを応援し、一緒になって「お帰り~!」(Welcome Home!)と言ってあげられるところがすごいですよね。
戦争に反対とか賛成ということでなく、「家族の一員」として、”Thank you for your service.”と思っているのでしょう。
私の周りにもミリタリーの方や、ミリタリーの家族の方がたくさんいます。
どうかみんな無事で帰ってきて、一日でも長く家族と一緒に時間を過ごせますように。
Thank you for your service.
えりなさん、SDSU V.Syracuse観たんですね。くやしい試合運び。フリースローにいらいらさせられました。さすがSyracuseといったところですね。新規まき直しして次の競合UCLAには勝ってもらいたいですね。わたしはJamaalが好きなんですよ、ちょっとはちゃめちゃなことしたりするとこもあるのですがここ一番に決めてくれてチームを勝利に導いてくれるのです。今年も彼にそんな活躍を期待します。
Mikaさん、コメントありがとうございます。
試合自体は、インターネットやニュースでチラッとしか見られなかったんですよ~・・・。
でも強豪相手にかなり良い試合だったみたいですね。
Steve FisherがSDSUでコーチし始めてしばらく経ちますし、チームを育てるという意味ですごく良い監督だと思います。
UKやSyracuse、Notre Dameなんかの毎年トップレベルのチームは、毎年良い選手をスカウトして育てて、という歴史がありますよね。チームの底力のレベルが違うというか。
SDSUもぜひその一部になってほしいし、その未来は遠くはないと思います!!(SDSUアメフトのコーチみたいに買収されなければ・・・)
来シーズンはNCAAのホストにもなるそうですね!これは行かなきゃ。
Jamaalくんはジュニアでガードですか。私も良いガードのプレーを見るのは好きです。チェックしておきます。
涙が出るとともに、自分のサプライズも思い出しました。
主人が当時イラクへ派遣され、私と息子は日本にいました。グリーンカードの事などすっかり忘れ、一年以上も日本にいてしまい、アメリカ大使館へ連絡し、新しいカードをもらうことになり、どこかUS圏へ入国しなければならず、ハワイへ飛んだときのこと。イラクから軍関係のホテルを予約してもらい、一人で向かい間hした。ホテルでチェックインを済ませ、部屋へ入るとまもなくフロントから電話が入り、フロントまで来るように言われました。何だろうと不思議に思い、フロントデスクへ。すると、荷物を預かっていると言って差し出されました。名前もなく、誰から?と聞くとフロント係が私の後ろを指差します。振り返ると、いるはずのない主人が。最初は似ている人だなと思いましたが、紛れもなく主人で。でも、思わず幽霊かと足をみた私。抱きついて大泣きしました。当時、イラクではたくさんの人たちが亡くなっていましたから。フロントも周りの方ももらい泣きしていたようです。ある老夫婦は主人に「おかえりなさい」と言って下さいました。あれから何年経ったでしょうか。その主人は来年、二度目のアフガニスタンへ一年間行きます。
Rosaさん、コメントありがとうございます。
ミリタリーファミリーになるまで知らなかったこと、日本人ならきっとたくさんありますよね。
アメリカで生まれ育っていれば、「文化の一つ」として知っていたものもあるかもしれないのに、やはり外国人のハンディキャップでしょうか。
辛いときもあるかもしれないけれど、こうやって人生において何が大切かを教えてくれる瞬間は必要だと思うし、純粋に素敵だなと思います。
色々なことを乗り越えて、それでもつながっていられるのが家族ですよね。
どうかご主人、お気をつけて。