サンディエゴ米軍機墜落事故 判決出る!
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2008年12月8日、サンディエゴの住宅街に、訓練飛行中の米軍戦闘機が墜落したニュースは、日本でも話題になりました。
訓練中の戦闘機が着陸のためにMiramarネイビー基地に向かっていたところ、突然エンジンが故障し、サンディエゴ南部のユニバーシティー・シティーの民家に突っ込んだのです。
この事故で、4人の尊い命が奪われました。女性とその2人の娘(1歳3ヶ月と生後2ヶ月)、女性の母親の4人。
操縦していたパイロットは、脱出して無事。
この事故で問題になったのは、なぜ、操縦していたパイロットがサンディエゴ湾に緊急不時着水せず、無理やり人口密集地の上空を飛行してネイビー基地に向かったのかと言うこと。
サンディエゴ湾は、ネイビー基地から目と鼻の先ほどの距離にあります。また、サンディエゴ湾にはマリーンの基地もあります。
この事故は、パイロットだけではなく、その指令を行った上官たちにも責任があり、彼らには思い処罰が課せられました。13人が処罰を受けたとのこと。
この事故で、家族を一度に失った女性の夫の悔し泣きが何度も放映されたのを覚えています。
それから3年後の今日、この事故に対する、裁判所の判決が出ました。以下がそれを伝えるニュース。
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損害賠償金は、17.8ミリオンドル、日本円にして、14億円ほど。もともと、遺族は、56ミリオンドル(43億円)を請求していたとのこと。
この裁判は、アメリカ政府がすべての非を認めているまったく異例のケースで、論点は、遺族にいくら支払うべきなのかだったとか。
この判決後の夫の話。「どんなにお金を積んでもらったとしても、失われた私の愛する家族は戻ってこない。」
何とも複雑な心境です。
もう3年も前のことになるんですね。まだまだ記憶に新しくて、ブレイクニュースで耳にしてショックだったのを覚えています。
一瞬のうちにして、家族を全て失ってしまう、しかも自分の家にいて、なんて想像もできません。残された旦那さんは、「どうしてうちじゃなきゃいけないのか?」という考えが頭から離れないでしょうね・・・小さい子供もいたのに。
スピーチを聞くたびに、本当に心が痛みます。
うちもたまに、コロナド基地に向かう戦闘機の、ものすごい轟音を頭の上で聞くことがあって、ちょっとドキドキしてしまいます。
軍の町に住むっていうのは、こういうことは避けられないのでしょうか・・・。