フュージョンしているスーパーマーケットたち
こんにちは naomiです。
以前インド系スーパーマーケットの話をしましたが、わたしの住む地域にはインド、アラブの移民が多く住んでいるので、インド系のスーパーもちょこちょこと見かけます。
日本では特産品などを除いて全国どこにでも同じ商品があるので全く想像もしていなかったことですが、その地域に住む人々のお国柄にあった商店があるということ。
つまり、インド人が多く住むところにはインド系の店があり、中国人の多いところにはチャイニーズ系のお店が多い、ということです。需要と供給のバランスがとれているんですね。中華街とかリトルイタリーがその代表です。
そして最近、普通の一般的なチェーン店のスーパーマーケットでさえその地域のお国柄に合わせた商品が並ぶようになりました。
例えば、トロントから少し離れた町では白人がたくさん住んでいます。そこにある大型スーパーマーケットAでは、90%の商品は一般的な白人食です(言い方が変ですが)。つまり、パン、チーズ、ハム、ミルクなどの商品が売られていて、インドやチャイニーズの食品は置かれていないと言うこと。
醤油や米はチャイニーズや韓国系のスーパーに行かなければ買えないということです。
トロントの北東に位置している、Markham(マーカム)は香港からの移民が非常に多く、チャイニーズ系のモールやら食料品店がいたるところにあります。看板は全て中国語と英語とで書かれていて、中国にいるみたい。
そのMarkhamにある大型スーパーAは基本的にはいわゆる白人の食料品店ですが、中国野菜、肉、魚など中国系のスーパーと同じ品揃えになっています。初めてそこに行った時には驚きましたが、それと同時に羨ましくなりました。だってわざわざチャイニーズのスーパーに行かなくても米や醤油が買えるんですから!
わたしの住むところはインド人やエジプト人が多いです。
ここに引っ越してきたばかりの頃には(7年前)このスーパーAの商品は一般的な白人用の商品しか置いてありませんでした…ところがここ7年の間にかなりの商品の入れ替えがあり、中華の食料品よりインド系の商品が多いと言った品揃えです。冷凍のサモサ、チャパティ、インドスイーツ、スナック菓子など。
そして、以前はチャイニーズのスーパーマーケットに行かなくては手に入らなかった醤油はもちろん中国野菜、日本の米(ショートグレイン)などが身近なスーパーで買えるようになり、わたしにとっては大助かり!
シリアルやクッキー、チップスの他にインドの食料品やら中華の食品が並んでいます。
そして、近くのチャイニースのスーパーに行くと、今まで義理で置いてあった、賞味期限切れのようなシリアルや牛乳、ヨーグルトなど新鮮なものになり、たくさん並んでいます。そして、日本食料品が随分増え、韓国系のスーパーに行かなくても済むようになりました。お菓子も高いですが色々あります。
チャイニーズのスーパーマーケットは臭くて汚なくて、クレジットカードは使えなくてキャッシュのみということで有名でしたが、今ではきれいに改築してクレジットカードも使えるようになってきています。
どうやらどちらのスーパーもお客さん争奪に頑張っているみたいです。
買うものによって普通のスーパーに行こうか、チャイニーズのスーパーに行こうか考えなければならなかったのに、今では1つのスーパーでOK、ということもあります。
便利になりいいですが、異国情緒たっぷりで強烈な匂い、ちょっと入るのに勇気のいるインド、中国系の商店が無くなってしまうのは寂しいかも…なんて調子がよすぎるかな?