親子でお風呂に入る
アメリカで子育てをして、おそらくかなり最初のほうで気づく日本との違いに、「お風呂」があります。
日本で育った私にとって、子供の頃は「お風呂は親と一緒に入るもの」でした。それが、アメリカで出産すると、アメリカの家のバスルームの構造の違いに気づき、「親子一緒には入らないんだな」と学びます。
一般的にアメリカでは、ベビーが一人で座れるようになるまでは、バスルームなどにベビーバスタブを置き、まさに「行水」のように洗って流すというのが一般的。
ベビーが一人で座れるようになると、大人用のバスタブに座らせ、お湯を10センチくらい張って、そこで行水させていました。親は外から濡れてもオーケーな格好で腕を伸ばして子供を洗い流します。
実はこれ、結構大変。自分もどうせシャワーを浴びるのだから、一緒に入れたら一度で済むのに!と何度思ったことか。そう思った人、いません?私が面倒くさがりなだけでしょうか・・・?
我が家の子供たちも4歳半と3歳になり、バスタブにお湯を15センチくらい張ってそこで遊ばせてからシャンプーを洗い流しているのですが、最近になって、4歳半の息子が「一人でシャワーを浴びたい」と言うようになりました。
今までは、プールの後とか、タイミング的なもので私たち親がシャワーを浴びるときは(せまい)シャワールームに子供二人と大人ひとりでシャワーをしていたのですが、息子は一人でやってみたいとのこと。
日本で、自分の母親だけでなく、祖母から叔母からいとこから、親戚(女性ですが)ぐるみで温泉に入って背中を流す、というのは彼らの一部にはないようです。
そんな中で、こんな記事を見つけました。
親子でお風呂の時間というのは、日本の家族にとって、大切なコミュニケーションの場のようですね。
確かに、仕事から遅く帰ってきて、夕食も子供たちと取れなかったパパにとっては、「お風呂」というのは最後の挽回チャンスかもしれません。
仕事が比較的早い時間に終わるアメリカでは、パパが仕事後に子供たちを保育園や学校からピックアップすることも多いです。
我が家もこの仕事は旦那の役割で、帰り道の車の中で「今日は何をした」とか、子供たちのやりとりを聞いているそう。保育園(デイケア)帰りの子供たちはテンションも高く、いつにも増しておしゃべりのようなので、まさにマシンガンのようなトークを帰り道じゅう聞けるわけです。笑
また、彼らはそこからまっすぐと家に帰ってくるわけでもなく、途中の公園に立ち寄って1,2時間遊ぶということも日課のよう。夏になると、夕食までの時間に旦那が子供たちをコミュニティのプールに連れて行ったりと、パパと子供の時間を過ごしています。
旦那の帰りが遅いときは、寝る前の時間に本の読み聞かせをしていますが、それだけじゃ子供との時間が足りないらしく、仕事のスケジュールを変えてもらうようにボスと話し合ったりしています。
日本に比べて、家族と過ごす時間が長いアメリカ生活では、お風呂以外の時間に子供とのコミュニケーションをとることが当たり前なので、親子でお風呂に入ることがそこまで重要視されていないのかもしれません。
そういえば、Sex and the Cityで、シャーロットの前夫トレイが入浴中、バスタブの隣にトレイママが座っておしゃべりしたのを目撃したシャーロットが、「信じられない!」って激昂していたのが印象的。まぁあの年齢なら、確かにちょっとビックリするかも・・・・。
しかし一般的には、女の子も5歳くらいになると、シャワー中の姿を父親に見られたくない!と主張するようになるらしいので(笑)、現在3歳の娘との時間をどうやってキープするのかが、当面のうちの旦那の課題になりそうです。
みなさんの家庭は、どんなお風呂タイムですか?
米軍基地でハウスメイドをしていた祖母
向こうの人はキッチンのシンクに水をためて
赤ん坊を洗ってたみたいで私のときもそうしていたみたい。