言ったモン勝ち!!
スーパーのレジをしているとよく遭遇するのが、返品や交換の依頼。
“ You know what? I bought this one yesterday, but I don’t need it actually. ”
なんて具合にちょっとすまなさそうな表情を作ってくる人や、
“ I haven’t seen such weird chicken in my life. ”
と、多分ただの血管?が付いていた鶏肉を恐る恐る返品に来るおばあちゃんまで。
洋服や文房具を買ったときなど、購入日から大体2週間くらいの返品可能期間が設けられています。レシートの下部に明記されている場合もあるし会計の最後に説明してくれる親切な店員さんもいます。私の個人的な意見としては、日本よりもカナダのほうが商品の返品交換に対してオープンで躊躇がないように感じます。
それは生鮮食品においても例外なく。
例えば、ヨーグルトを一週間前に買って昨日ふたを開けてみたら中身が凝固し始めていたから新しいのと交換したい。レシートはもう捨てちゃってないのだけど。
例えば、牛ひき肉を買って料理してみたらすごく硬かった。こんな硬い牛肉は食べられないから新しいのと交換したい。それってあなたが調理失敗しちゃったからではなくて?失敗作品をわざわざ購入時のトレイに入れて持ってきてくれたけど、どんな肉でも火入れすぎればそうなると思うのは私だけ?
例えば、袋入りのポップコーン、半分くらい食べた後で、なんか味が違うから交換したい。
私のお店では、返金の際にはレシートが必要だけど、同じ商品と交換したいって場合にはレシート無しでもいけちゃうっていうルールがあります。なので上に挙げた事例は全て返品可能です。でも日本で銀行員を4年間やっていた私としては、原因を明確にしてから交換ってゆうのが筋だろう、と思い、ポップコーンの事例のときに袋の中身を確認しようとしたら、ヘッドキャッシャー(レジ係りのチーフみたいな存在の人)に、” Don’t look! Just throw it into gabage.” (見るな!ただゴミ箱に捨てろ)と注意される始末。日本のスーパーで働いたことがないからこれが日加の違いかどうか断言は出来ませんが、いずれにせよ、カナダで「ちょっと思ったのと違うかも」と少しでも思ったらとりあえず言ってみたモン勝ちだと思いました。意外といけちゃう可能性が高いと思います。
いけちゃった例としては、数回使っちゃったシャンプーだけど、もっといいシャンプーが見つかったから返金。
いけなかった例としては、11ヶ月前に買ったスターバックスのタンブラーの外側の塗装がはげてきたから新しいのと返品したい。
どちらも私の友達が実証済みで、どちらにしても返金してもらえればラッキーくらいの気持ちでとりあえず店員さんに聞いてみたそうです。
“ In the English speaking world, humility isn’t always a virtue. ”「海外(特に英語圏)においては、謙虚さは必ずしも美徳ではない」だから、思ったこと、少しでも違和感を感じたことは口に出して表現して、後悔を残さないようにするのが一番ですね。