Bell Let’s Talk Day

こんにちは naomiです。

まだまだ寒い冬が続きます。雪も多いですが、気温が低すぎて雪も降らない日々が続いています。後1ヶ月で3月、もう少しの辛抱です。

冬の長い地域では、昼が短く空も暗い日が多いです。クリスマスが過ぎ落ち着いてくると、後は春を待つのみ。寒くて暗くて、気持ちまでがだんだん暗くなってくるな~と感じることも多々あります。

冬にうつ病になることが多いということも聞きました。

最近テレビのコマーシャルで心の病を扱った物をよく見かけます。そしてつい先日、カナダの大手電気通信事業者の1つ、Bell Canadaで、メンタルヘルスキャンペーンの一環として「Let’s Talk Day」という日がありました。

 

From http://ottawa.ctvnews.ca
From http://ottawa.ctvnews.ca

 

今年で4年目を迎える「Let’s talk day」ですが、今年は1月28日でした。

 

心の病は「人に話しをすることで心のバリアを破り、回復の道が開けてくる」ということで、話をしよう、コミュニケーションをとろう!ということをモットーに電話会社のBellがこういった日を作ったようです。

 

具体的にどうするかというと、Bellの契約者が1月28日にSMS(Text)、携帯電話、Facebook、ツィッター、長距離電話などを使うと、1回につき5セントづつをBellがメンタルヘルスプログラムに寄付する、というものです。

契約者が使えば使っただけ寄付金額が増えます。

わたしの友達など、一言づつSMSしてきました。全く、一言づつを読むのは大変です。途中で意味がわからなくなってしまいました。

そしてたった一日でしたが、かなりの募金額になりました。

$5,472,585、約5億円です。

5億円が心の病の人たちのために募金されたわけですね。

 

現在のカナダ国民の20%の人が一生のうち心の病を患ったことがあり、そしてその内の66%の人達が心の病であることを誰にも言えずに隠して、1人苦しんだという体験をしているそうです。心の病に対する偏見が強くあるわけです。

確かに、怪我をしたり風邪を引いたりすると「怪我をしちゃった」とか「風邪を引いた」などと軽くいいますが、「わたしうつ病になったのよ」なんてなかなか言えません。それ以前にうつ病の時には心が沈んでしまうので、ますます言えなくなってしまい悪い方考えてしまうんでしょう。

だから、Bell Canadaではオープンに心の悩みを話して閉じこもりがちになてしまう状態を止めよう、そういったメッセージを込めたキャンペーンを打ち出したわけです。

 

Clara Hughesはカナダのオリンピック選手で、夏の大会では自転車、冬の大会ではスピードスケートの選手としてオリンピックに出場。世界でただ一人、合わせて6回ものオリンピックに出場して6個のメダルを獲得しているいるスーパーウーマンです。

彼女もうつ病の体験者の1人です。華やかなオリンピックメダリストという名誉の裏には計り知れない苦悩、ストレスがあったんでしょうね。

現在彼女はうつ病体験者ということを公表して、心の病に負けないようにと人々を励ましています。

From olympic.ca
From olympic.ca

 

彼女も「Let’s Talk Day」の代弁者としてテレビに現れています。勇気のある行動だと思います。肉体的にも精神的にも強い彼女でさえうつ病になってしまう。そう考えると、誰にでも起こりえる病気だと思います。

心の病はなかなか人には言いづらいことです。理解してもらうのも難しいです。こういった事を通して、少しづつ人々が理解していけるんじゃないかと思います。

 

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