Friday the 13th and Bikers
こんにちは naomiです。
「13日の金曜」って不吉な日という言い伝えがありますよね。
先週の金曜日は9月13日、金曜日でした。
テレビのニュース番組では「今日は13日の金曜日です」と言っていました。
でも、やはりみんな特にどうすることもなく普通に過ごしています。
「13」という数字はキリスト教の中で不吉とされているようです。日本で「4」と言う数字が不吉とされているのと同じで、確かに高層ビルでは13階はなく、12階14階となっています。
なぜ、「13」と「金曜日」が不吉なのか、聖書にもそういったことは書いてないらしですが、キリストが十字架に貼り付けにされたのは金曜日(イースター)ということや、最後の晩餐が13人だったから、など諸説は色々ありますが、はっきりとした関係はわかっていないようです。いわゆる迷信。
でも、迷信とわかっていても、なんとなく惹かれるものがありますよね、たとえば「黒猫が目の前を通ると不吉」とか、「夜、爪を切ると親の死に目に会えない」とか、迷信だとわかっていても気にしてしまう…
「Friday the 13th」もその1つですね。
ところで、わたしはFriday the 13thと聞くと思い出す事があります。
それは「Biker」。
トロントを南にずーっと下って行くと、エリー湖に着きます。そのエリー湖際に「Port Dover」と言う小さな町があります。
ちょっとしたビーチがあり、ビーチにはレストランがあります。ちょっとクラシックな雑貨屋があり、ハンバーガーとアイスクリームのダイナー(カジュアルなレストラン)もあります。
昔ながらのアメリカの町(カナダですけど)、そのまんま!わたしの大好きな町。
そして、この町は13日の金曜日にバイカー(バイクに乗っているライダーのこと)の大集会があることで有名です。1981年に、バイクショップのオーナーによって始められたイベントで、今では盛大なお祭りになりました。(ウェブサイトはこちら)
バイクの集会というとつい日本の「暴走族」を思い出してしまいますが、こちらの「バイカー」と言われる人たちは日本の暴走族とは大違い。
日本の暴走族はティーンエージャーが、400ccくらいのバイクを改造して周りの人に迷惑をかけながら、自分を主張したくて乗っているものだと思います。若気の至り…みたいなところがあるような気がしますが。
ところが、こちらのBikerはどっしりとした体格でひげもじゃのおっさん!黒の革ジャンやベストを着て、ものすごい貫禄!
バイクはチョッパータイプ。やはりハーレーダビッドソンが多いです。ハーレーダビッドソンは高いので、ティーンエージャーには手がでない、だからBikerはおっさんたちが多いんじゃないかな。
思うに、働いてお金もある程度ある中年の人が「自分の趣味」としてバイクを楽しんでいるように見えます。
彼らが休みの日にお気に入りのバイクでツーリングをしている様子はよく見かけますが、日本の暴走族のように、夜に大きな音をたてたり、他の車の妨害をしたりといった迷惑行為はしていません。少なくともわたしは一度もそういった話を聞いたこともないし、ニュースを見たこともないです。
いわゆる日本の暴走族はいないですね。
とはいっても、Hell’s Angelsのように悪名高いBiker Clubもあリますけど…。
カナダの車の保険は信じられないくらい高いです。わたしは日本では月々1500円くらい払っていました。カナダでは月々15000円払っています。10倍です。バイクの保険は車より高いので、お金のない若者にはバイクは夢の乗り物なんでしょう、バイカー自体、日本に比べかなり少ないと思います。わたしもカナダではバイクに乗るのを諦めました。
10年くらい前、ガソリンスタンドで、いかついバイカーの人達を見かけました。そして、彼らに頼んでバイクに乗った写真を撮らせてもらった事がありますが、笑った顔は優しそうでしたよ。
13日の金曜日でなくてもPort Doverはバイカーの集まる町らしく、たくさんのバイクがTim Horton’s(コーヒーとドーナッツショップ)の駐車場に集まり、自分のバイクの自慢やら人のバイクをチェックしているのを見かけます。
わたしにとって「Friday the 13th」は、バイカーの集まる日というイメージのほうが強いです。