From the street to the airwaves
今朝、CBSニュースを見ていたら、面白い話がありました。
From the street to the airwaves
「ストリートから放送電波へ」
Ted Williamsと言うホームレスの話です。
彼、もともとは、ラジオ放送のアナウンサーだったのですが、90年代後半から、ドラッグと酒におぼれ、体をぼろぼろにしてしまいました。そのお金欲しさに、9人の子供と奥さん、そして母親の生活費まで取り上げてしまったとか。ついにはホームレスに。
ところが、神は彼を見放さなかった。
コロンバスディスパッチと言う新聞社が、最近、彼を撮影したビデオをユーチューブに載せたところ、大きな反響があり、いろいろなメディアが新聞社に殺到したそうな。そのビデオがこれ。
[アップデート]:残念ながら著作権に違反していると言うことで、以下のビデオはユーチューブから削除されてしまったようです。残念...。
めちゃ、渋い声ですね。ほんと、ラジオ向きの声って感じ。
で、この人に目を付けたのが、NBAのクリーブランド・キャバリエ。
上のブログ記事によれば、彼の声を聞いて、「これだ!」と閃いたとか。
そして、彼にあるポジションをオファーしたそうな。
今朝のCBSニュースの模様です。ブログへの埋め込みが許可されていないので、リンクを直接張りますね。いつ消されるかわかりません。今のうちに見ておきましょう。
なぜこのような話をこのブログで取り上げたかと言うと...
最近、私の近所でもあちこちでホームレスを見かけるようになったんですね。その中には女性もいます。それも、どう見ても30代。
アメリカと言う国は、ホームレスに対して非常に寛大です。学校でもそのような教育をしています。私の子供たちも、ホームレスを見ると、必ず、自分のポケットの中を探って、小銭がある場合には、彼らにあげています。寒い冬を越すために、シェルターがあります。食事も支給されます。
われわれから見れば、「自分のせいでホームレスになったんだろ。勝手にすれば良い」と思ってしまいますが、でも、ここは違います。彼らにもまだまだ平等にチャンスが与えられているんです。本人のやる気さえあれば、復帰も不可能ではない。ただ、やる気のない人は、ホームレスでいられる。そして、それが許される。
思うに、この不況のあおりを受けて、ふつーの人が職を失い、行き場をなくし、ホームレスになってしまう。そんなことが、日常茶飯事になっているのです。もしかしたら、明日にも、私は職を失い、収入がなくなり、家族ともどもホームレスになってしまうかもしれないんです。でも、今の私にはそんな危機感がまったくない。良いことなのか悪いことなのかわかりません。でも、常に現実に目を向ける必要があると思うんですね。他人事として考えるべきではないと思います。
機会があったら、私も、ホームレスさんたちをつかまえて、インタビューでもしてみようかと思います。きっと、われわれが知らないような、興味深い話が聞けると思います。
この動画のニュースは「黄金の声」としてmixiでも紹介されてました。
こちらで声を聴くことができましたが、たしかに渋いエエ声です。
和尚さんん、ご無沙汰でした。コメントありがとうございます。
このニュース、かなり巷をにぎわしているようですね。
正直、この顔から、この声はまったく想像ができませんでした。
人間、何かしらとりえがあるものですね。自分には何もないと思っていても、人から見たら何かきっとあるかも。。。ですね。