アメリカで流行のハウスハックって何?⭐︎ 節約?資産形成?
世の中には多くの投資方法があります。アメリカに関して言えば日本には存在しない
たくさんの投資方法がありますが不動産投資は購入した物件が古くなっても
景気が良く、市場が安定している限り購入した当時の価格よりも高く売れることも多々あります。
今回は最近特に、若い世代の人たちが多く行っているハウスハック(英語ではHouse Hacking)お話ししたいと思います。
ハウスハックとは
アメリカで今若い世代で注目されている不動産を使っての資産形成の手法です。
私はハウスハックは「節約」と「資産形成に向けての貯蓄方法の一つ」という2つの要素を
持つものだと思っています。
内容は至ってシンプル。家賃または住宅ローンを他人に支払ってもらい住居費をゼロにするという内容です。
具体的な一例をご紹介したいと思います。
トムさんという人が3ベッドルームの家を購入しました。
価格は5,500万円。頭金を20%入れて、月々のローンが大体20万円だとします。
1部屋を自分で使用しあとの2部屋をルームシェアとして1室10万円で他人に貸し出します。
よくあるルームシェアです。
2部屋貸して月の家賃の収入は20万円で、ということはその収入で月々の住宅ローン
20万円を支払うことができます。
本来であれば自分で支払いをするこの20万円は他の形で投資に回せます。
またはアメリカの場合住宅ローンは元金を余分に毎月追加で支払うことができる
のでフルに20万円をその元金として支払った場合どうなるか、具体的な数字で見ていきましょう。
これは私がよくシミュレーションで使うサイトです。
ここにモーゲージインフォメーションを入れて(モーゲージとは日本語で住宅ローンのこと)
これでシミュレーションができます。
オリジナルローンアマウント(住宅ローンとして借りた金額)で住宅ローンとして
融資を受けたのが44万ドルは日本円にして$1=100円計算で、4,400万円だとします。
円で考えた方が分かりやすいと思うのでここでは円に換算してご説明したいと思いますが、
例えば4,400万円が残高とします。
これで毎月余分に元金を払わないでローンを支払っていくと月々$1,900ちょっとになるので
毎月約20万円の支払いになります。
そしてこれを30年固定の住宅ローンで支払ったとすると2020年にスタートすると
2049年年まで30年のローンになります。元々4,400万円の住宅ローン+
3.5%の利息で計算していますがそれで計算すると、4,400万円+利息が2,700万円ぐらい
払うことになります。
実際の支払う金額=最終的に30年ローンで組んで元金プラス利息を払っていくと
最終的に30年かけてもし住宅ローンを完済する場合には
5500万円の家を7,100万円かけて最終的には購入するというような形になります。
ただしこれを先ほどのようにハウスハックで$2,000自分が余分に払えるということで
extra paymentのところに毎月$2,000元金分として入れるとします。
(*ここで注意!この余分な$2,000は必ず元金=principal分として支払います・・
という設定をしておくか、小切手で支払う際には必ずメモで余分な支払いは
principal分ですと注意書きが必要ですので気をつけてくださいね。)
そうするとどうなるか・・・
このカリキュレート(計算)の結果を見てみましょう。そうすると、
30年のローンであったものが18年10ヶ月縮まります。
この$2,000毎月余分に支払うことで、これだけ節約ができます。
そして2,700万円あったこの利息の部分はこのシュミレーションでいくと
980万円までに抑えることができます。
ハウスハックは賃貸でも可能
我が家の実際の経験ですがオアフ島のカイルアでプール付きの一軒家
(その当時4ベッドルームの一軒家)を賃貸で借りていたことがあります。
家賃が1ヶ月$4,000、水道光熱費がプールもあったので
結構毎月かかりました。
(プールはモーターを24時間フィルター巡回させる為
電気代が結構かかります。)
水道光熱費に月に$1,000ぐらい、家賃と合計すると固定費が月に
$5,000かかっているものをこのハウスハックを利用して
毎月支払いをしていたという過去の経験もあります。
お金を投資に回そうと思うとクリエイティブにならないと
いけない時もありますすが、アメリカではこのような形で節約をしたり
資産形成をしたりする手法の一つにハウスハックという選択肢が
ありますよ!というご紹介でした。
- 将来家を購入したいが頭金がまだまだ足りない・・
- 今の住宅ローンを早く返済して他にも不動産投資をしたい
などご検討中の方は、一時的にハウスハックを利用して節約&貯金ができれば
アメリカでは不動産は長期的な投資としてはリスクの低い魅力的な投資の一つですので
是非トライしてみてくださいね!