LAの地震・津波追悼イベント
あの震災から1年が経過した先週末、ここLAでもいくつも日本への思いを共有し、今後の日本を支援するためのイベントが開催されました。
日本では大きく報道されることもないかもしれませんが、日本を思う人々が世界各地にたくさんいるということをお知らせしたく、開催されたイベントの一部を紹介します。
2012年3月10日
- 「Japan. Endless Discovery.」 在LA日本領事館その他による日本をテーマにしたイベント。The GroveというLAの代表的な大きなショッピングセンターの中心で行われ、日本の伝統および現代のポップカルチャーを紹介。
- 「Lost & Found Project」 写真展。津波のあと回収された写真のコレクションを展示し、募金を行う。
- 「Moving Forward: Life after the Great East Japan Earthquake」シンポジウム。東北地方で被災した人々が回復する様子に焦点をあてた写真展および議論。
- 「Jam for Japan Awareness Festival」 ライブ、DJ、太鼓の演奏、コンサート。
2012年3月11日
- 「慰霊祭」 LAにあるお寺「西本願寺」にて、震災が発生した時刻に鐘を鳴らし、祈る。
- 「Love to Nippon 2012」 追憶イベント。ドキュメンタリー上映、ディスカッション、献花。
- 「Shinsai」 カリフォルニア州立大学と日米シアターアーティストによるパフォーマンス。募金を行う。
- 「Nikkei Interfaith Candlelight Vigil」 地元のコミュニティによる、キャンドルに灯をともして祈りを捧げるイベント。
上記イベントのほとんどが入場無料、利益目的ではなくボランティア精神で行われています。
最後に英語の話を1つだけ。
「Anniversary」、日本語だと「記念日」とよく訳される言葉を、英語では、震災や犯罪事件など、悪い出来事に対しても使います。
私はこのことを、あの9・11事件の翌年、報道記事などで「One-year anniversary of September 11th」という言葉を何度も目にしたときに初めて知り、「こういうときもアニバーサリーって言うんだ!」と驚きました。
日本ではアニバーサリーといえば、結婚などおめでたいときに使うイメージがありますね。
先週末も多くの報道記事に「Japan marks the first anniversary of the earthquake and tsunami…」などという見出しが見られました。私いとってはなんだかいまだに違和感があります・・・
Visited 37 times, 1 visit(s) today
LAの報告、ありがとうございます!
ここサンディエゴでもいくつかありました。
こうやって、世界に住んでる日本人が、日本のことを気にしてるんだよ~と示すことは大切ですね。
日本にいる日本人にとっても、地元のコミュニティにとっても。
たとえば、ベトナム人コミュニティの「旧正月」なんて、ベトナム人じゃなくても知ってる。それはこうやって外国コミュニティにもアピールしてるからなんですよね。
日本ももっともっとそれが必要で、これは私たちみたいな海外在住日本人の役目なんじゃないかなと思います。
エリナさん、去年災害のあと、「私の大好きな国、日本のために」という表現をするアメリカ人の方が多くて印象的でした。他の国の災害の場合ももちろん、アメリカはたくさん義捐金を送ったり救援活動をしていますが、日本の場合は、ポップカルチャーとか、食文化とかが一時期トレンドになっていたりして、日本大好き!という人がけっこういたりして、それが大物アーティストだったりすると(レディ・ガガとか)、その人の影響力ってすごく大きいし、やっぱり日本を好きと言ってくれるとすごく嬉しかったです。