Mother’s Day
今週末はMother’s Day Weekend。
アメリカのMother’s Dayは、日本の「母の日」と同じ、毎年5月の第二日曜日です。
もともとアメリカで始まった習慣が日本に伝わったので、お母さんに感謝してカーネーションを贈る、というところも共通しています。今週はアメリカでも日本でも、小さい子供が幼稚園や学校でお母さんのために何か制作して、覚え始めたばかりの字で「おかあさん ありがとう」なんて書いたカードを持って帰ってきたりしているのではないでしょうか。
アメリカのMother’s Dayで特徴的なのは、ときどき「母の日」なのか「妻の日」なのかわからない状態になっている、という点です。
アメリカの夫たちは、自分自身のお母さんにもお花を贈ったりしつつ、子供の母親である妻にもプレゼントやお花を贈ったり、レストランに連れて行ったりして、なかなか大変な様子です。
私の周囲を見ていても、奥さん達にとってMother’s Dayは基本的にお誕生日と同じような一日です。素敵なプレゼントをもらったり、何かスペシャルイベントを企画してもらう人が多いようです。
何か物を贈らなくても、「子供たちを預かるから、ゆっくりしておいで」と奥さんをネイルサロンやスパ(=日本のエステサロンに近い、ヘア、ネイル、マッサージなどの総合美容施設)に送り出すというのもMother’s Dayの典型的なギフトです。
私から見ると「母の日」なのに子供とお母さんが一緒に過ごすのではなくあえて離れて行動するのって、なんだか本来の趣旨と違うんでは?と思ってしまうのですが、お父さんたちとしては「普段、子育てで大変なお母さんを今日はねぎらってあげたい」という気持ちなのでしょう。
他の様々な記念日と同様、Mother’s Dayも非常にCommercializeされていて、様々な商品が「ママのために!」と売り出されています。カードやお花はもちろんですが、前述したヘアサロンなどの美容サービス系、マッサージ、映画、レストラン・・・すべて「家事から解放する」という趣旨なのですが、どうも母の日はお母さんであることを一休みして女性に戻る、という感じで、だんだん本来の趣旨からずれてきているような気がしてしまうのです。
アメリカのテレビドラマなどでもお父さんが早起きして作った朝ごはんをトレイに乗せ、お花を飾って妻のもとへ・・・なんてシーンが出てきて、やっぱり「母の日」じゃなくて「妻の日」みたいですよね。
これは、先週、家に届いた「The New Yorker」という報道雑誌の表紙です。
一見ごく普通の公園の風景を描いた絵ですが・・・よく見ると、左の1人以外、みーんなお父さんと子供という組み合わせ。そう、母の日なので夫たちはみんな子供を預かり、お母さんがどこかでゆっくりしているという状況を描いているのです。
これはとても大げさに表現した絵ですが、母の日の当日の公園に行けば、実際これに近いものがあります。全員ではなくても、いつもよりも確実にお母さんよりお父さんの姿のほうが多く見られることでしょう。
また、母の日の日曜日は朝からお母さんがお料理で忙しくしなくても済むように、レストランのブランチに出かける家族も多いようです。
実は、オハイオ州に住んでいたころ、母の日であることをすっかり忘れて会社の同僚と人気レストランのブランチに行こうと約束していたことがありました。
普段はとくに予約が必要ないので、その日も予約なしでレストラン前に集合したところ、雰囲気のいいパティオにはお母さんを囲む家族の姿がたくさん・・・、そして「予約でいっぱいです」と言われ、入れませんでした。
ではあのレストランは?と次々と他の人気のお店にトライするも、すべて予約でいっぱい・・・。
母の日のブランチは事前予約が必要!と学んだ出来事でした。
さて、我が家の母の日はどうかというと、夫は毎年必ずMother’s Day Cardを贈ってくれます。
娘がまだほんの赤ちゃんのときは、久しぶりにヘアサロンに行って髪を切ったり、日本書店でゆっくり本を見て回ったりする時間をプレゼントしてくれました(まだ子供が生後数ヶ月のころは、本当に貴重な時間です!)。
娘が「Happy mother’s day!」と言えるくらい成長してからは、一緒にカードを作ったり、「散歩してくる」と言って娘を連れて出かけ、花束を持って帰ってきてくれたり。
ある年は夕方からカクテルを作ってくれて、私がのんびりマティーニを飲んでいる間に晩御飯を作ってくれたりもしました。
が、夫は基本的に「毎日がMother’s dayであるべきだ」とか言って、特別な贈り物などを用意することはありません。
実はバレンタインデーも、「僕にとっては毎日がバレンタインデーだよ」なんて言ってプレゼントをくれません・・・
なんだか言葉はすごくロマンチックだけど、要はあまり特別なことはしないことの言い訳のようにも聞こえますよね(笑)。
そうか!
母の日は、母である人の日、なんですね。
母の日が近づいてきて、新聞の広告も母の日に関連づけて色々うたっていますが、先日はTermite fumigation(シロアリの駆除で家を丸ごとテントで包んでガスを送入してシロアリを殺す)を母の日のプレゼントに!なんてのがありました。いや、さすがにこじつけすぎ、無理!
我が家はあまりなにも期待できませんが、ちょうどカメラが壊れたので、良いカメラを買ってもらおうかな♪ あ~、ちやほやされたいです。
Makiさん、そうですね、アメリカの母の日は、世の中全体が、母である人々に「いつもお疲れさま!今日はゆっくりしてね」って言う日ですね。だから他人でも子供がいる人には「Happy mother’s day!」って声をかけるんですよね。日本語だとそれに相当するのが「お母さんありがとう」・・・これだと自分のお母さん以外には言えないですね(笑)
でも私、アメリカに来てから「母」になったので、日本の最近の状態がよくわからないんですよね。もしかして日本の最近の若い夫婦なんかは、お父さんがお母さんのためにプレゼントとかしてるのかな?
シロアリ駆除が母の日ギフトかぁー、なんでもありですね(笑)あれ、家族で一時的に引っ越ししなきゃいけないんでしょ?逆にお母さん大変ですよねぇ!
今日はプロゴルフのトーナメントをテレビで見てたら、ほとんど全選手がピンクのシャツやパンツや帽子を身につけていました。
Breast Cancer Awarenessの日でもあるそうです。
自分の母親だけでなく、奥さんや、他の母親である人たちに向けて、こうやってプロスポーツ選手が形にするっていうのも素敵ですね。
やっぱり「母親」っていう存在はユニバーサルなんだな〜と思います。
アメリカの母の日はステキですね。
日本ではギフトをあげるくらいですがうちは豪華です💗💗💗💗💗