Remembrance Day

こんにちは naomiです。

 

毎年、10月下旬になるとリメンバランスデーのための造花の赤いポピー(花)のブローチを胸元につけて歩いている人やテレビのアナウンサー達を目にします。

 

カナダリメンバランスデー

 

Remembrance Day(またはVeterans Dayとも呼ばれています)とは第一次世界大戦以降の戦争(第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争その他のもろもろの戦争)で亡くなった軍人、退役軍人全ての人たちのための追悼の日で、イギリス連邦(イギリスをはじめ、イギリス領だった国々全て、もちろんカナダも含まれます)の国々で行われている行事です。

 

日本語では「国民追悼の日」とか「退役軍人の日」と訳されています。

毎年11月11日がリメンバランスデーで、午前11時に1分間の黙祷が行われます。

そして、赤いポピーはリメンバランスデー(Remembrance Day)の象徴で、募金をした人はポピーをもらえます。日本の赤い羽根募金と同じコンセプトです。

 

なぜ、赤いポピーなのか?

 

第一次世界大戦で戦ったカナダ、オンタリオ州出身の軍人、ジョンマクレーが作った有名なポエム「In Flanders Fields」の中にポピーが出てきます。そして、戦没者の墓の周りに赤いポピーがたくさん咲いていた、ということでリメンバランスデーのシンボルとなりました。 (wikiのページはこちら

赤いポピー募金はコンビニやコーヒーショップのレジのところにあったり、スーパーマーケットの入り口にボランテイアの人たちがいて、そこで募金ができます。

募金金額はもちろん自由で、好きな金額を箱に入れるようになっています。

わたしも毎年ポピーをコートの胸元に付けますが、大抵車に乗りシートベルトをした時に取れてしまうので、失くすことが多いですね。だから、2~3回は募金を繰り返します。

 

募金金額はなんと毎年15~16億円になるそうです。

その地域で集めた募金はその地域の元軍人のために、医療、介護、経済的援助として使われるそうです。

 

そして、赤いポピーの付いた25セントも作られます。毎年作るわけではないらしいですが、銀色のコインに真っ赤なポピーが付いていて結構かわいいので、お釣りに混ざっていると使わずに引き出しにしまっています。

from canada.com
from canada.com

イギリスでは赤いPaper Poppies、アメリカでは Buddy Poppyと呼ばれ、形もちょっと
違っているみたいです。
カナダ以外でもこうしたチャリティーを行っていると知り、Remembrance Dayが思っていた以上に大きな意味を持つと思いました。

このように、毎年赤いポピーのブローチを見ると戦争のことを思い出し、戦没者のために寄付をします。戦争の事、そこで戦った人々のことを忘れないために、ポピーの募金は大変有効だと思います。

日本でも赤い羽根募金だけでなく、広島や長崎、そして戦争で亡くなったすべての人々のためのこういったシンボルを持ち、毎年目にするようになったらもっと戦争というものを意識するんじゃないかと思います。 

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