Vow Renewal Report -2
日本にいてもアメリカにいても同じことですが、何か新しい経験をしたり新しい分野の勉強をすれば、それまで知らなかった言葉をたくさん学ぶもの。
今回私もアメリカの結婚式の世界を垣間見て、学んだ英単語があるのでここに書きとめておきます。
- First Look ・・・ Brideの準備が整ってお部屋の外に出てきて、Groomが美しくドレスアップしたBrideの姿を見る、最初の瞬間。
伝統的にBrideは実際に式が行われるまでGroomに見せてはいけない、見るのはBad Luckであると信じられてきましたが、最近はそれが現実的には難しいために変わってきているそうです。結婚式の当日に写真を撮るとしたら、やはりメイクアップ終了直後にしたいもの。するとどうしてもBrideとGroomが顔を合わせないわけにいかない。というわけで、伝統に変わって、美しい花嫁が「私、どう?」と出てきて、待っていたGroomは振り返り、「Wow! You look gorgeous!!」なんてやりとりをする瞬間を撮影するのが新しい習慣となっているようです。
- Wedding Party ・・・ この言葉、日本人にはトリッキーだと思います。パーティと聞いたら「披露宴のこと?」なんて思ってしまうのですが、実は、このPartyは「参加者、関係者、グループ」を意味するほうの言葉。BrideとGroomをサポートする、Bridesmaid, Groomsmen, Flower girlsなど、一緒に行列して式の会場に入場してくるメンバー全員のことを「Wedding Party」と言うのです。
今回、式の準備を始めたばかりのころ、有名なドレスショップのウェブサイトでフラワーガールドレス検索しようとして、どこにも「Bridesmaid dress」とか「Flower girl dress」という項目がないので「おかしいな~」と思っていました。かわりに「Wedding Party」という項目があって、私もすっかり「パーティ用のドレスってことかな?」なんて誤解していたのですが、この「Wedding Party」をクリックすれば、探していたフラワーガール用のドレスも中に入っていた、というわけでした。
- “The day of” ・・・ 式当日のことなのですが、何度も何度も「The day of the wedding」と繰り返すことになるので、省略して「The day of」と呼びます。これをまるで形容詞のように使い、たとえば、Wedding coordinatorには結婚式の準備段階をサポートする人と、当日の式進行を指揮する人とにわかれているのですが、当日の担当者のことを「The day-of coordinator」と呼んだりします。また、「当日にブーケを手渡しますね」などと伝えるときに「We will bring the flowers to you on the day of.」などというように使います。
- Procession ・・・ Process(手順), Proceed(進める、次に進む)などという言葉は知っていましたが、そこから派生する「Procession」という言葉の意味は始めて知りました。これは、式に入場する花嫁が最後尾となる行列のことです。日本の結婚式ではときどきフラワーガールやリングボーイがいて、そのあと花嫁と父親、というシンプルな行列が一般的かと思いますが、アメリカン・ウェディングの列はとても長いです。BridesmaidとGroomsmenたちがカップルのように二人一組になって4~5人から多ければ10組くらいが入場し、そのあとをフラワーガールやリングボーイが数人、宗教によってはBrideとGroomの両親もこの行列の中にいたりします。長い長い行列の最後に、ついに!待ちかねた花嫁の登場となるわけです。
- Damask・・・ 結婚式によく使われるパターンのことです。デコレーションの案を練っているときにかなりの頻度で目にしました。
- Fondant ・・・ ケーキの表面を完璧に美しくコーティングし、まるでレースのような繊細なデコレーションを可能にするクリームのこと。見た目は美しいけどあまりおいしくありません。味重視の場合は「Fondantではなくバタークリームで」と注文しましょう。
- Oasis、Floral foam ・・・ フラワーアレンジメントができる人なら結婚式に関係なくよく知っている言葉かもしれません。花瓶にお水をいれるかわりに、スポンジと粘土の中間のようなこのフォームを入れて、カットしたお花を刺していくという、アレンジメントに使うものです。私も生まれて初めてこのような物があることを知って、初めてのチャレンジで自分でかなりフラワーアレンジをしてしまいました。かなり思い切ったチャレンジとなってしまいました・・・。
- Ring bearer ・・・ リングをリングピローに載せて歩く役目の男の子(女の子のこともある)。
- Place setting ・・・ Reception(披露宴)のテーブルに並べる、食器、ワイングラス、ナプキンなどに加えて、メニューをお皿に載せたり、Favor(ゲストが持ち帰るプレゼント)やネームプレートの配置にいたるまで細かく決める設定。
Escort card ・・・ 大きなReceptionの場合、まず会場の入り口にゲストの名前を記したカードが並びます。カードはそれぞれのテーブル番号別に並んでいて、ゲストは自分のカードを持って席に向かいます。これが、席にエスコートするカードということでこう呼ばれます。
Place card ・・・ Escort cardに対して最初からテーブルのそれぞれのゲストの席に置いてあるのがPlace card。
Strapless, Sweetheart, Sheath, Empire, Ball gown ・・・ ウェディングドレスのタイプも、日本語と英語で微妙に違うのが面白いと思いました。日本で「ビスチェタイプ」と言う肩を全部出すドレスは英語では「Strapless」、ネックラインがハートシェイプになっているものは「Sweetheart Neckline」。ストンとまっすぐなシルエットになっているものは日本語でよく「ストレート」などと書かれてましたが、英語はSheath。ウェストが高いものは日本で「ハイウェスト」、英語で「Empire」。日本で「プリンセス」と呼ばれるのが英語でBall gown、などなど。
Big day ・・・ 結婚式の日のことを「Wedding」と呼ばず、あえて「My big dayまであと何日」とか、「Your big dayの準備はどう?」などと表現します。結婚式の日は、日本人にとってももちろん一生に一度の(2度、3度という人もいますが)記念すべき日なのですが、とにかくすべてを自分の手で計画することが多いアメリカでは「準備がものすごく大変」という意味でもまさしく「Big day」という言い方がふさわしいと思います。
First Lookの写真なんて、かわいいですね!
こういうストーリー性のある写真は、思い出に残るので、すごく好きです。
私たちも場所から花、ケーキ、音楽、すべて自分たちでやってとても良い思い出でしたが、今ならもうちょっと違うこともできるかな~と思うと少し残念です。
私も10年めくらいにVow Renewalやりたくなりましたが、旦那は「面倒くさい」って言うかな。(苦笑)