とっさのジョークが出てこない。
今日、Trader Joe’s(いわゆるトレジョ)で、ワインを8本ほど買ってレジで並んでいたら、おねーさんに、
「今日ワインパーティーでもすんの?」
と聞かれました。
アメリカでは良くある風景なのですが、ボクはいまだに、とっさに気の利いた返しがでてきません。
「いや、パーティーじゃないんだけど、ワインが好きなもんで・・・」
こんな返しじゃそれ以上はなしは膨らみようがありません。
べつに、ジョークとかおもしろい事を言わなくてもいいんでしょうけど、ほかのお客さんがレジの人と談笑しているのを見ると、なんか負けた気がします。
その後、別のスーパーマーケットに行ってお買い物をしていると、こんどは突然にーちゃんに話しかけられました。
「どれが普通のモンスターエナジー?」
と思ってしまうボクはやはりまだ日本人気質が抜け切れていないのでしょうか。
日本でいきなり全然知らない人にこんな事聞くと、まず変な人扱いされます。
(以前ボクが住んでいた大阪では結構よくありましたが)
でもだからといって、「I have no idea..」と言ってしまうのはなんだか負けたような気がしてしまいます。
結局気の利いた返しも思つかず、
「たっ多分その緑のヤツじゃない・・・?」
と、全然おもしろくない返しをしてしまいました。そして家に帰って少し凹みました。
ボクはよく人に話しかける事が多く、先日、飛行機に乗っているときに日本語の本を読んでいたら、隣のご婦人に突然、
「あなたの読んでる本、初めて見る言語だわ」
と言われ、
「あーこれは日本語ですよ、日本語って、Kanji, Hiragana, Katakanaって3種類あって、例えばこれは・・・」
って説明したのですが、ご婦人はあまり興味のないご様子。
ここでもしボクが何かおもしろいジョークでも交えながら話していたら、ご婦人の心もぎゅっとつかめていたのかもしれないと後になって思い、やはり負けた気がしました。
アメリカ人って、普段のトークでも普通にジョークを盛り込んでくるんです。しかも、ジョークと言っても決してサブサブギャグとかじゃなく、なんだか品のあるジョークなんですよね
話にジョークを盛り込むのって、決して普段の会話だけじゃなく、仕事の場でもよくあることなんです。
研究のプレゼンテーションの場でも同様で、トークの最中に所々ジョークを交えた方が、聞いている側からは親近感が持て、その後のディスカッションも盛り上がる傾向にある気がします。
アメリカ人がとっさにジョークを言ってくるのを見ていて、もの凄く劣等感を感じます。なんて自分は頭の回転が悪いんだろう・・・と。
やはりコミュニケーションの旨さは、こういったジョークを入れられるかどうかにもよると思います。
そして、ジョークのネタの数は、普段の知識や経験の数に比例するような気がします。
ジョークが言えるかどうかは、きっと自分のキャリアにも響いてくると思い、日頃からネタ探しにいそしんでいる今日この頃です。
最後に、イチローがシアトル時代にインタビューで発したまさかのジョークです。
(注:ちょっとだけお下品です)
負けた気がするの、わかります。(笑)
私も家に帰ってから、「あ、こういうこと言えばよかった!!」って後悔することありますねぇ。コメディアンでもないのに。
こういう機転の利いたジョークって、やっぱり大阪人は得意なんでしょうか?
でもたまに面白いことを言えると、日本人女性のステレオタイプらしくないようで、ビックリされます。
トレジョのお姉ちゃんには、「ユーも来る?」ってナンパすればよかったのに。(←セクハラ)
Erinaさん
大阪でもおっちゃんおばちゃんは普通に話しかけてきますが(例えば、「にーちゃーん背高いねー!! なんぼあるん?」とかはしょっちゅう)、若い人たちは全然ですね。みなん、他人に我関せず状態です。
「ユーも来る?」って言える度胸がボクにあればとっくに結婚してましたよ!!(ほんとか?)
負けた感、私も分かります。
とっさに聞かれのは不意打ちですよね!
Ritzさん
共感して頂いて有り難うございます!!
「ユーも…?」て早く言って、先に婿入りして、俺に見本を見せてくれ。
たっちゃん
「ユーもいっしょに来る?」って誘って、
「いくいくー!!」って言われて、
彼氏同伴だったら最悪だよね。
そんな見本はイヤ。イヤイヤイヤ。