アメリカって言ったもん勝ちの文化?

リファンド

こんにちは、Masaです。

こんなこと、ありませんかね。

スーパーで買ったステーキ用の肉。家で1枚焼いてみて食べたところ、とにかくまずい。傷んでいるんじゃないかと思うほど。高いお金を出して買ったのに、こんなまずいステーキ肉、食べられないじゃん。でもな〜、「まずい!」って言って、スーパーに文句付けて、返品しようとしても、もう食べちゃったから、返品できないよな〜。

 

あるいは、こんなのはどうでしょう。

うちの息子、小学校ではクラスでトップの成績。運動も勉強も、何をやってもトップの自慢の息子。そんな息子が、中学受験。出来はバッチリ。でも、結果は不合格。ところが、息子と同じクラスにいるA君。確かに成績はいいが、息子ほどじゃない。彼も同じ中学を受験。彼は合格。「そんなはずはない!」テストの試験もバッチリだったし、小学校の成績は常に満点。なんでA君が合格して、息子は不合格なの?絶対におかしいじゃない。でも…結果は結果だし、文句も言えないのでこの結果を飲むしかない。

 

フツーの人は、「仕方がないから」と言って、結果を受け入れますよね。

 

ところが、アメリカ、結果がひっくり返ることがあります。

もしろん、当たり前の話ですが、言いに行かないと何も変わりません。

 

この2つの例は実際にあった話です。

1つ目。残りの肉をスーパーに持って行って、「まずいから返品したいんだけど!」とカスタマーサービスに文句を言います。

すると、「申し訳ございません。レシートとクレジットカードをいただけますか。返品を受付ます。」と。場合によっては、「何がお気に召さなかったのでしょうか」なんて聞かれることもあります。「固くて食えん!」と言おうが、「期待していた味から離れすぎている」と言おうが、だいたい返品を受け付けてくれます。

 

2つ目。受験した中学に電話をするか、直接出向いて、「結果がおかしいから調べて欲しい!」と言って、小学校の成績から何からすべて見てもらう。場合によっては、小学校の担任の先生にお願いして、息子についてのレターを書いてもらう。

と、「少しお待ちください。詳細をチェックしてみます。」との回答。しばらくすると、「私達に採点ミスがあったようです。息子さんを合格とします。」なんてことに。

日本じゃこんなこと起こりえませんよね。皆無ではないにしても、まずありません。皆さん、泣き寝入りなんてたくさんあるんじゃないかな。全く納得いかないんだけど、結果がこうなんだから、それを飲むしか無い…なんて。

でも、アメリカにいたら、ダメ元で何でも言いに行けるような根性が必要になります。図々しく生きるっていうのか。「泣き寝入り」と言う言葉をまずは忘れる必要があります。

 

そりゃ、もちろん、限度ってのもありますが、「これはどう見てもムリだろう…」なんてことでも、とりあえず言いに行ってみることが大切。

 

私の周りにも、「アメリカって、結構言ったもん勝ちってところがあるよね」なんて言っている人たちがたくさんいます。

 

実は私も何回か経験があります。

例えば、子供の大学受験。

このブログでも何度も書いていますが、アメリカの大学は、「入試」と言うものがあるわけではなくて、高校での成績、ボランティアの数、人柄など、総合的に判断して、合否を決めています。

うちの子供、大学に入るための学力テスト(SATテスト)の試験結果がそこそこであるにもかかわらず、ある大学に不合格になりました。同じような点数を取っている友達が合格しているのにもかかわらず。

で、うちの子供、「XXXちゃん、YYY大学に不合格だったのに、交渉したら合格した!」なんて情報をどこからか仕入れてきました。

「もしかして、俺が交渉役か?」と思っていたのですが、子供が大学に直接電話をして、担当者に話をしたところ、「確かにおかしいわね。少し調べてみるから待ってて。」と。で、数日後に連絡があり、「私達に誤りがあったようだったので、不合格を取り消して、合格にします。」と。

「はぁ〜?」となりますね、フツー。そんなことがあると、何を信じていいのかわからなくくなります。もしかしたら、「合格している大学も、間違って不合格を合格にしているかもしれない。」と。

 

ま、それが、アメリカ的な「何についても、極めて大雑把」な文化なんでしょう。

 

断って起きますが、全てのアメリカ人が「言ったもん勝ち」と思っているわけでもありませんし、「不正確」なわけでもありません。あしからず。

 

でも、とりあえず、「何でも言ってみる」と言う心構えは持っておいたほうが良さそうです。 

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2 comments on “アメリカって言ったもん勝ちの文化?”

  1. 本当に、そう思います。
    私の主人も量り売りのエビを『食べたら異常に生臭かった』と言って返品していました。イチゴも買った次の日にカビが生えて来たので『一日でカビが生えた』と言って返品しました。
    まさに言ったもの勝ち。アメリカに来て、泣き寝入りしない強い精神を学んだ気がします。笑
    不合格が合格・・・なんて事もあるんですね!すごい。

  2. Yukaさん、コメントありがとうございます。

    Yukaさんところもそうでしたか。そ、泣き寝入りは絶対にしちゃいけないと思います。実は私、今文句を言うネタがありまして。ふざけんじゃないってネタ。今作戦を練っているところで、まもなく文句を付けに行きます。理不尽なやり方には我慢できませんからね。

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