アメリカに移住するまで Maki-K編 2

Maki-Kです。

アメリカに移住するまでのいきさつを、つらつらと書いています。
前回の話はこちら

英語が大好きで外国語学部の英米学科へ入学した私。

大学へ入学した時点では、まだ「アメリカへ行きたい」という気持ちはありませんでした。

とにかく英語を話せるようになりたい。それだけ。

大学1年の授業は、前期にコミュニケーションをとる手段としての英語の訓練と一般教育の授業。後期になるとそれに加えてアメリカとイギリスに関する授業が少し入って来ました。

アメリカとイギリスの文学・政治・経済等の講義があったわけですが・・・ん~、どうやら私はイギリスは好きじゃないみたい。それは単純に今までイギリスを身近に感じたことがなかったからかもしれないし、イギリス文学の授業が月曜朝一で、気分がいまひとつ乗らないまま授業を受けていたからかもしれません(すいません・・)。とにかくイギリスに関することにピンとこなかった・・・。

それとは反対に「アメリカってなんか面白いな~」と感じ始めた私。
これももしかしたらただ単に、アメリカに関する講義をしてくれた教授が面白かっただけかもしれません。でもここで歯車が回り始めたのですね、アメリカに向かって

ということで、大学2年次の授業は「アメリカ」を中心に選択

で、来ました。
「アメリカの政治」

アメリカの政治や選挙のシステムについての講義でしたが、これが面白かった!
2大政党に大統領選挙、ロビーイングにネガティブキャンペーン。へぇ~、そうなんだ!
中学や高校で日本の政治について勉強したときは、面白いとは思わなかったけれど、アメリカの政治システムはおもしろい!

担当の松岡教授も魅力的な方で、アメリカに関する知識や体験談を織り交ぜて楽しい講義をしてくださいました。教授に連れて行ってもらった名古屋・川名のコーチン専門の鳥屋さんも、本当においしかった~。このころからでしょうか、私のおいしい物に対する執着心が育ってきたのも。大学卒業後も通いました、この鳥屋さん。・・・と、またまた先生に影響されている私ですが、とにかくこの授業をきっかけに断然「アメリカって面白い!」と思った私。

それまでアメリカは単に一つの外国でしたが、この授業をきっかけに、私の中でアメリカがア★メ★リ★カ!になりました。

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さて、2年生になると夏休みの間に短期で海外へ語学留学に行くクラスメートが何人かでてきました。

今では高校や大学在学中に海外へ語学留学することは珍しくないと思いますが、これは20年以上も前の話。海外留学は今ほど一般的ではなかったと思います。

海外旅行に行く社会人・大人はいましたが、学生時代に留学として外国へ行くのは少数派で、「外国へ行く」というと「へぇ~すごいね!」と言われた時代でした。

外国へ語学留学へ行く先輩やクラスメートを見て、「せっかく外国語学部に入ったんだから、私も外国へ行って英語を試したいなぁ。」と思い始めた私。そして「行くんだったら、やっぱりアメリカかな~。」

こうしてぼやっっとアメリカへの留学を考え始めた私。

ここで私が思ったのが「語学留学にしても、たった2-3週間行っただけで『留学した』と言いたくない」「どうせならみんなと違うことがしたい」「日本人のいないところへ行きたい

そこでこんなプログラムを新聞の広告で見つけました。
インターナショナル インターンシップ プログラムス(International Internship Programs)。

現地の学校で、先生や生徒の家にホームステイしながら、ボランティアの先生として日本に関することを教えるというスクールインターンのプログラムです。
※現在はアメリカでのスクールインターンには報酬が出るようですね!

時期ははっきり覚えてませんが、大学二年生のときにこのプログラムの説明会に参加。
○人と違う経験
○日本人がまったくいない環境
○最低でも4ヶ月以上の長期間

私が求めていたものにぴったりでした!

このプログラムは最低でも4ヶ月~。これに参加するためには大学を休学しなければなりません。

大学休学・・・。
大学入学以来「今が一番楽しい時よ!」「今のうちに十分楽しんでおきなさいね!」と周りの大人から言われていたので、「そんなに楽しいなら、じゃぁ4年で卒業するのはもったいないよね~」なんて思ったりしていた私。

そんな私にうってつけのプログラム!これはもう行くしか!

しかし、数ヶ月のアメリカ滞在ともなるとやはり費用がかかります。半年間のプログラムにしても、その費用は80万円。大学生の私にそんなお金はない。

う~む。

ちょうど申し込みに必要な15万円が、アルバイト代をためていた銀行口座にあるだけ。

とりあえず手元にあった15万円を振り込んで、アメリカでのスクールインターン6ヶ月間に申し込み。あとはどうにかしよう。。。。

そして・・・

「お母さん、大学をを一年休学して、アメリカに半年間行って学校の先生をやるってプログラムに申し込んだんだけど、申込金の15万円は払ったんだけどあとお金ないから80万円貸して!学校卒業して就職したらお金返すから!」

ええーーっ!!!

大学休学するって、なにっ!?
80万円って、ええっ!?
アメリカに行くって、どういうことっ!?

そんな大事な話は、前もって相談しなさーーーいっ(怒)!!

・・・はい。
ここまでまったく親に相談なし。自分ひとりで決めてしまいました。

「だって、相談したらだめって言うに決まってるじゃん!」

そうなんです。
うちの両親はものすごーーーく考え方が古いタイプ(実際、年齢も私の同年代の友達の親に比べてかなり上)なので、一人娘が外国に行くなんて絶対に許してくれるはずがなかったです。だから先手必勝・後には戻れないよ・もうお金払っちゃったもん計画を実行した私。

私の突然の渡航計画に、両親はしばらくうろたえ、怒り、ごたごたしていましたが。。。

まぁ、申し込んじゃったんじゃぁねぇ。
せっかく外国語学部に入ったんだしねぇ。
ちゃんとお金返してよ!

ということで何とが合意してくれました。そしてプログラム参加費用の残額を入金。
お父さん、お母さん、ありがとう♪

これで大学3年生終了後、一年間大学を休学して半年アメリカへ行くことが決まりました!

つづく・・・。 

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6 comments on “アメリカに移住するまで Maki-K編 2”

  1. ※現在はアメリカでのスクールインターンには報酬が出るようですね
    500ドルはでるようです。10年前だけれど。
    渡航費用等あわせて80万円は大きいけれど、維持費がいるからどうだろう?
    私がアメリカへ来たときは 100万円持っていたけれど、1ヶ月もたたない間に
    消えたなあ。
    アメリカは どんな理由で皆来たんだろうね。
    Makiさんみたいに 英語関係もあるし、
    私のように
    アメリカに来る予定が まったくなかったのに、
    ふとした事件で アメリカに来て
    今では おおいに楽しんでいるのもいるし,…..

  2. >シゲさん

    コメントありがとうございます。
    そうなんですよね。アメリカへ来たいきさつ、みんなそれぞれ興味深い話があるんですよね。シゲさんがどうして今アメリカに暮らしているのか、ものすごく謎なんですけど!

    学生がアメリカへ長期で来るにあたっては、やっぱりお金が大変ですね。ビザを取るのに結構な額の貯金があることを証明しなければいけないし、留学なら学費に加えて現地での生活費も必要。。

    このときの私の現地での生活費は、ほぼゼロでした。
    本当はホストファミリーに払うのですが、私の場合は、ボランティアで学校の先生をしに来てる人からお金なんて受け取れないよ!っていう素敵なファミリーだったので。今までホームステイを3回していますが、私はどれも当たりで、良い思い出しかありません。ラッキー♪

  3. へぇ~こんな経緯があったんですね~・・・。

    アメリカに来ることで、その人のライフステージが劇的に変わるから、それを外から見たら「え!?そんなことあったの?」って驚くことばかりですよね。
    だからこうやって日本にいたときの話っていうのは面白い!
    私もそのうちに書こうっと。覚えてるかな~。
    自分の人生でも、日本とアメリカでは全く違うから、日本にいたときの生活は、他の人の人生みたいに感じることがあります。ありません?

    こういう日本にいたときの話を聞いて、たくさんの人の中で、「アメリカで生活する」っていうハードルが低くなってくれると良いですね。

  4. >Erinaさん

    そうなんですよね~。
    アメリカに行ってみたいな~って思ってても、なかなかふんぎれないとか。いろいろ迷ってるとか。そういう若い人たちにはぜひ読んでもらいたいです。

    この20年前のサプライズがあったので、7年前に今の夫と結婚してアメリカに住むってなったとき、うちの親はそれほど驚かなかったようです。うちの娘は一度言い出したら、あとは周りが何を言っても無駄だ、みたいな。結婚反対されなくて良かった。まぁそれも、20年前の私があったからですね。ふふふのふ。

  5. 次男に読ませました。
    彼も留学は2~3週間なんて嫌だと言っていたので。。。

    私は応援してあげる気満々ですが、本人がどれほど真剣で必死なのかまだまだ
    怪しい気がするので黙っています。

    真紀ちゃんのご両親は何度かお会いしているので、結婚する時も反対しても無駄だと言ってましたよ。お父さんが。

    何をやるにしても親は子供のことは心配。傷ついてほしくないし、泣かないでほしい。
    でもこればっかりは避けられない道・・・というか、なんとももどかしいのですが。。。

    要するに、何か事を興すにあたり、人のせいにせず、良いことも悪いことも自分の選んだことと強い子だったら安心ですね。

  6. >Hisayoさん

    そうでしたよね、次男君は外語でしたね。
    私の留学の話はまだ続きがあるので(事前準備とかお金の話とか)、続きもぜひ読んでもらってください。

    もう大学生なんだから、どこに留学するかとか、お金をどうするかとか、そういうのは全部自分でやらせたらいいと思います。お金は貸してといってきたら(私だ!)手伝ってあげたらいい(私は借りたお金は返しましたよ、もちろん)。

    たのしみだな。

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