アメリカの自殺事情

こんにちは、Masaです。

 

突然ですが、今日はアメリカの自殺事情について調べてみたのでシェアしますね。

 

日本にいた時には、どこどこで誰々が自殺した、みたいな話をよく聞いていましたが、アメリカに来てからは、ほとんど自殺について聞いたことがありません。なので、アメリカでは自殺する人が少ないのでは…と思っていました。

 

が、自殺者はアメリカも結構いますね。ご存知の通り、日本の人口は1億2千万人ほど、それに対してアメリカの人口は、3億3千万人ほど。日本の自殺者は年間2万1千人ほど、それに対して、アメリカの自殺者は年間4万5千人程度。比率にすると、人口に対して日本と同じ程度の自殺者が毎年いるということになりますね。もちろんこれは自殺によって命を失った人の数です。

 

アメリカでの自殺者数は、死因の中で10位以内に位置しているそうで、特に若い世代での主要な死因となっているそうな。

 

多くの場合、自殺は個人の自宅やその近くで発生しているとのこと。他にも、ホテルや車の中など、いろいろな場所で自殺が行われているそうです。

 

自殺理由は、日本とほぼ同様、うつ病や不安障害などの、精神的健康の問題、薬物(これはアメリカにありがちですね)やアルコール中毒、経済的な困難や失業、家族や恋人との人間関係の問題、文化的、社会的な要因が挙げられるそうです。

 

アメリカも日本同様、男性の自殺率が高いとされていますが、自殺を試みる頻度は女性の方が高いとか。詳細はデータを見る必要はあると思いますが。

 

若者や高齢者、ベテラン、LGBTQ+のコミュニティなど、特定の人口群における自殺のリスクが高まっているとする報告もあるとか。

 

Masa個人的には、アメリカに特有の自殺の背景に興味があったので、それについても少し調べてみました。文化的、社会的な自殺の要因ってことですね。

 

アメリカは日本と比べると結構複雑な社会構造をしていますよね。広大な土地とか、いろいろな人種がその構造を作っているとも考えられますね。

 

「アメリカンドリーム」という言葉があるように、成功とか独立の文化が結構根付いていますよね。なので、「成功しなきゃならない!」というプレッシャーや、成功を達成できないことに対する失望感が自殺の要因となっている場合も結構あるようです。

 

それから、アメリカは軍の国…かな…。ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの退役軍人は、戦争や任務に関係する心的な外傷や、再就職の困難、さらに身体的障害などの問題も抱えていることが多く、自殺のリスクを高めていると言われています。

 

また、これは今全米で社会問題にもなっていますが、個人の銃の所有。過去、犯罪歴がない人は、比較的容易に銃を入手することができる州があるのですが、その結果として自殺方法として、銃が使われることが多いそうです。

 

あとは、経済的な不平等ですかね。アメリカには経済的な大きな格差があって、それがストレスや自尊心の低下、社会的な孤立感にもつながる場合があって、それが自殺の要因にもなっているとか。ま、お金持ちだからといって自殺しないわけではないですけどね。いくら働いても少しのお金しか入ってこなければ、ストレスも溜まるでしょう。

 

人種や民族の問題もありますね。アメリカの一部のマイノリティーグループは、差別、社会的排除、経済的困難などの問題に直面してますよね。日本人もマイノリティーに入ります。話題には全く上ってきませんが、アメリカ在住の日本人にも自殺をしてしまう人がいるようですよ。場所によっては、アジア系人種を超毛嫌いする人たちもいますからね。

 

LGBTQ+コミュニティの問題もあります。アメリカの一部の地域では、今でこそLGBTQ+の人たちが受け入れられにくい環境にあります。これが原因となって差別とか排除とかされてしまって、自殺をしてしまう人たちもいるとか。

 

最後に薬物乱用。アメリカは日本よりも超容易に危険薬物が手に入ります。サンディエゴでも、メキシコからよく密輸されていますね。たまにニュースに上がってきたりしています。で、薬物乱用による絶望感とか孤立感が自殺のリスクを高めているとか。

 

ま、これらの要因は、アメリカ特有ではないのかもしれないですが、アメリカの文化的、社会的背景に関係していると思います。

 

ということで、Masaは自殺とは全く無縁で(?)、日々楽しく過ごしています。仕事のストレスはありますけどね。 

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