アメリカの食材を食べる-男の料理編【ローストターキー】

Masaです。このシリーズもの、数ヶ月前でストップしてました。今日(サンクスギビングデー)、少し大掛かりなパーティー用の料理をしてみましたので、メモ代わりにここにいろいろと書いてみます。
ローストターキーと言えば、アメリカでは、かなりポピュラーな料理で、サンクスギビングデーやクリスマスには必ずといって良いほど登場します。

アメリカに来て、すでに5回以上ターキーを焼いてきたのですが、こうすれば、間違いなく「うまい!」と言えるものができることがわかりましたので、ここでシェアしたいと思います。同じ方法を2年続けて試しましたが、去年、今年とも、「なぁにぃ〜これ、鶏肉みたいにジューシーじゃない」と皆さんに好評ををいただきました。

 

では…始めますか…。

 

材料:

ターキー
− 15ポンドもあれば、大人8人程度のパーティーでは十分でしょう。今年は小ぶりなものが多かったとか。ちなみにうちは13パウンドのものを使いました。冷凍物なので、使う5日ほど前に買って、冷蔵庫でじっくりと解凍します。で、前の晩に、塩水に浸けて、臭みを抜きます。これ、めちゃ重要。

そして、翌日、塩水から取り出して、水洗いし、水分をよく拭きとってから、表面にレモン汁をかけ、塩、胡椒を擦り込みます。

 

パン
− ターキーを焼くときに入れる入れ物です。アルミ製で深めのものを選びます。なぜ深いものが必要になるかは、のちほど。

スタッフィング
− ターキーのお腹の中に詰めるものです。普通は、コーンブレッドを使ってスタッフィングを作ります。コーンブレッドは、少し甘いモサモサしたパンです。それを細かくちぎって、ひき肉とか香辛料といっしょにいためて、ターキーのお腹の中に詰めます。が…うちは、コーンブレッドスタッフィングはあまり好きではないので、「お米」を使います。お米は、普通のお米でも、もち米でもOKです。私はどちらかと言うと普通のお米の方が好きですね。

あとは、オーブンだけ。オーブンも温度計付きのいいやつが最近あるんですね。サーモメーターなんて言って、それをターキーのモモ辺りに、グサリとさしておくと、その温度が、オーブンのディスプレーに表示されるようになっているやつとか。あるいは最近は非接触の温度計があるので、それを使うという手もありますね。ま、なくても大丈夫です。男の料理は勘でやりますから。

 

では、スタッフィングの材料。ターキーを15パウンドとしますか。

お米:1.5カップ。ちゃんとといでおくこと。
人参:一本
にんにく:ひとかけ
玉ねぎ:一個
ターキーの内臓:これは、ターキーに必ずついてくるものです。ビニール袋の中に入れられて、お腹の中に置かれています。レバーってやつ。砂肝も入ってます。
ひき肉:500グラム。鶏でも豚でも牛でもなんでも良いと思います。
コンソメの素:一袋
水:250CC程度

人参、にんにく、玉ねぎ、ターキーの内臓を、すべてみじん切りにします。細かくね。

で、とりあえず野菜から炒めます。玉ねぎに火が通ったら、ひき肉と内臓を投入。しっかりと炒めます。ターキーって結構匂いますから、よく炒めること。香辛料として、イタリアンシーズニングを入れるのが一般的なようで。あとは、塩、胡椒で味を整える。そして、パセリを適量。そこに、コンソメの素を溶かした水を投入。大体10分程度煮てください。フライパンのフタはしめておくこと。水分が蒸発してしまわないようにね。

で、ほどよく煮えたら、お米を投入。適当にかき混ぜます。で、12〜3分、弱火で煮ます。フタはしめておくこと。

これでスタッフィングの出来上がり。お米に多少芯が残っていても大丈夫。これから、ターキーのお腹の中でじっくりと蒸されますからね。

では、スタッフィングをターキーのお腹の中に詰めます。隙間のないように、しっかりと詰めます。ぎゅうぎゅう詰めでOKです。お腹がはちきれそうになるくらい詰めてください。

さて、あとは、焼くだけ。

15ポンドのターキーの場合、焼き時間は約5時間。オーブンの温度は、170〜190度程度。低めの温度でじっくりと焼く感じです。ターキーの上にアルミホイルをかけることを忘れずに。熱が均一にかかるようになります。

次に非常に重要なポイントがあります。肉がパサパサになるか、ジューシーになるかがここで決まります。

 

ジューシーにするには…

 

コンソメの素を使います。

水4カップの中に、コンソメの素3袋を入れて、溶かしておきます。それを、30分ごとにターキーの上からまんべんなくかける。最初に一気にドバっとかけて、あとは、パンの中にあるおつゆをお玉ですくってかけても良いし、4カップを3回くらいに分けて使って、その後、お玉でおつゆをすくってかけてもOK。とにかく、30分おきに、おつゆをターキーにかけます。これをやると、絶対に肉がジューシーになります。

パンの中に、コンソメのおつゆがたくさんたまりますから、深めのパンが必要になるってことです。

 

これでできあがり。

試しに、胸の辺りに、ナイフを入れてみましょう。透き通った肉汁がじわっと出るはずです。めちゃうま。

今年のクリスマスパーティーか、来年のサンクスギビングパーティーで、あなたも試してみます?絶対にはずしませんよ、保証します。

 

更新日:2021年11月8日 

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