アメリカ企業 部下にとって良い上司

アメリカ企業 部下にとって良い上司

似たようなことを今まで何度か書きました。なので、それほど目新しいことでもないんですが、また、似たようなことをお話しますね。

 

日本人にとって良い上司ってどんな上司ですかね。

 

・面倒見が良い
・やさしい
・気がつく
・上からも下からも人望が厚い
・頭が良い
・決断力がある
・決断が早い

 

ま、挙げたらきりがないくらいですね。

 

では、アメリカ企業の良い上司ってどんな上司なんでしょうか。

 

日本人にとっての良い上司とほぼ同じじゃないですかね。なので、日本の「良い上司」をそのままこちらに連れてくれば、本当に良い上司と見られるでしょうね。

と言いますか、そこまで良くなくても、「良い上司」とみなされる感じです。

こちらに来て感じるのは、人の話を良く聞く上司は、間違いなく「良い上司」とみなされるってことです。

日本でも結構いますよね、こちらが説明しているのに、それを中断して、

「いや、そうじゃなくて...」

とか、

「でも、それは...」

なんて上司が。アメリカ企業でも、そんな上司は嫌われますね。「人の話をよく聞かないやつ」って。

 

私が思うに、

 

相手の話 : 自分の話 = 7 : 3

 

くらいである必要があるんじゃないかなって感じです。

誤解の無いように言っておきますが、これは、

 

相手の意見 : 自分の意見 = 7 : 3

 

と言う意味ではありませんから。これをやってしまうと、相手の意見に従うばっかり...なんてことになります。相手の意見が正しい場合はそれでも良いのですが、誰が見ても間違っているのに、それに従ってしまうのはXです。

 

つまり...

 

相手の意見を良く聞いて、それに自分の意見も加えて、「両者合意の元」に最終結論を導き出すってのが良い上司のやり方です。

相手の意見を良く聞くのは良いが、結局ふたをあけてみたら、何の合意も得られてないのに、上司の意見が通っていた...なんてのはあまり良くないと思いますね。

 

相手の意見を聞きすぎるのも良くないですね。

「あんた、自分の意見、持ってるの?」

ってことにもなるでしょう。

 

それから...

 

これもものすごく大切なことですが(日本でも同様ですが)、

 

「決断力がある」

 

具体的な話をすると、たとえば、ある問題が起こったとしますよね。で、まぁ、話し合いで、

「こうしよう」

ってことになったとしますね。で、部下がその結論に従って行動を始める。そして、とりあえず、良い方向に向かってるって部下が感じ始めます。そのとき、突然、上司がやってきて、

「あれ、やっぱりこうしよう。たのむよ。」

と、突然方向転換。まだ、行動を始めたばかりだけど、自分自身も納得して前進していた矢先に...

「やっぱ、やーめた。こっちの方が良さそうなんだもん。」

と言われ...。

「お前なぁ、それならどうして、もっとそれについて考えなかったんだよぉ。時間と作業が無駄になっただろうがぁ。」

ってなことになります。

こんな上司と働くのって、やっぱりいやですよね。

 

この2つをしっかりと押さえておけば、良い上司の仲間入りができるかもしれません。

 

部下にとって良い上司になれても、自分の上司にとって良い部下になれない人もいますから、そこんところは、考えなきゃなりませんけどね。

この続きはまたの機会にってことにしましょうか。 

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