アメリカ企業でpolitics
意味不明のタイトルを付けてしまいました。
最近私の周りでも、ちらほら噂を聞くようになりました。
ポリティクスと言っても、今ホットなアメリカ大統領選の話ではありません。
会社内の派閥の話。
日本の会社にいたころには、毎日のようにそのような話を聞いていましたが、アメリカ企業ではあまり聞くことはありませんでした。
でも、最近はうちの会社でもよく聞きます。
成長企業やある程度の規模の企業にはよくある話だと思いますが、私としては、それが悪い方向にいかないようにと思っています。
2年ほど前から、うちの部署は開発体制強化のために、いろいろな会社から優秀な人材をヘッドハントしています。上はシニアディレクタレベルから下は1技術者に至るまで、非常にアグレッシブに雇い続けています。
日本でもたまにありますよね、ある企業のある部署が部署ごとごっそりと他の企業に移ってしまうことって。アメリカ企業の場合、そのようなことは日常茶飯事。ただ、頻繁にそのようなことが起こると、人材を失った企業に訴えられる場合がありますので、そう、あからさまにそのようなことはしないのが普通です。
まず、1人抜け、その2週間後に1人抜け、その1ヵ月後に1人抜け、気が付いたらある部署の人間すべてが、ある会社に移っている...みたいな。
その部署を受け入れた企業からすれば、即戦力になる人材を雇うことが出来ますから、当然ウェルカム。
ただ...、えてして、そのような他から移ってきた人間は、前の企業の文化まで持ち込む場合があるんですね。部署ごとごっそりですから、前の文化を引きずってくるってのは分からないでもありません。1人で移ってきた場合だったら、よほど影響力を持った人でない限りそのようなことは起こらないと思うのですが。
その文化が、発展途上の企業文化にうまくブレンドすればよいのですが、必ずしもそううまくはいきません。そこに派閥争いが発生します。
最近は、派閥争いに敗れた人たちがひっそりと会社を去っていくことがよくあります。また、その派閥争いに耐えられず会社を辞めていく人もいます。直訴した人間も何人かいるようですが、1人や2人直訴したからと言って、そうそう簡単になくなるわけではありません。必ずもみ消されます。
何か、会社の裏側が見えてしまって、最近気分が悪い。ま、ある程度の規模の会社なら、どこでもこのような話はあるはずですから、仕方ないと言えば仕方ないのですが...。無視するわけにもいかず...。
派閥はイヤ~ン、一匹狼でいきまっしょい。
前回の日本の衆議院選挙で初当選した自民党の杉村という人がカメラの前で
・早く派閥に入らなくっちゃぁ
・料亭に行きたいよ
などと発言して一躍マスコミの寵児になりましたが、党からは大目玉をくらっていました。大きな組織の中では、正直はダメよ!
派閥のある組織にいる人は特に、『正直者は損をする』見たいな事言われますよね。
外資はそれが無いので良いかと思っていました。
和尚さん、少しご無沙汰です。コメントありがとうございます。
一匹狼の場合、他の部署に飛ばされる可能性もあるんですねぇ。何か日本の会社を見ているようです。
派閥の上方陣と合わないと飛ばされたりします。ひどい場合には、降格して飛ばされます。
あるいは、二者択一。降格して飛ばすか、会社を辞めるか。今までに一度だけそう言うのを見ました。彼の場合は、会社を辞めましたが。
「能ある鷹は爪があっても出さない」が正しいようで。
TATSUさんこんにちは。コメントありがとうございます。
外資も規模によるんじゃないかと感じています。
大きい会社ほどこう言うのがあるんじゃないかと。小さい会社だと、そう言うドロドロとしたものが出来る前に、処置される場合が多いような。あるいは、はなっから、派閥に入らない人は雇わないとか。
いろいろとあるようです...。