アメリカ企業にとどまる理由、去る理由?
Masaです。ちょっとわかりにくいタイトルですが...。
アメリカは会社をポンポンと変わることが当たり前になっています。
つまり、大学を卒業してひとつ目の会社に入る。3~5年ほど実務経験を踏んだら、次の会社に移る。で、そこで3年ほど働いて、また次に移る...。こういうことが当たり前のように起こってます。
もちろん中には日本の場合と同様、一つの会社で人生を終わる人たちもいます。私の知っている人も同じ会社に30年働いて、この前定年になりました。また、私がみんなでまとめてレイオフされた会社では、25年間働いていた人も一緒にレイオフされました。
会社を変わる理由はいくつかあります。
ネガティブな理由:
・給料が安い
・自分の頑張りが認められない
・合わない人間がいる
・会社がつぶれそう
・やっていることにやりがいを感じない
ポジティブな理由:
・未経験分野に挑戦してみたい
・興味のある分野で働きたい
・今後将来性のある会社でがんばりたい
・自分のスキルにさらに磨きをかけたい
・自分の仕事の幅を広げたい
んな感じでしょうか。
個人的に思うのは...
ネガティブな理由で会社を去っていく人たちは、どこへ行っても同じ。つまり、どの会社に入っても常に同様の不満を持ち続けて、ヒョコヒョコと移り変わることになります。そう言う人のレジュメ(履歴書)って、わかりやすいですよ。落ち着きのなさが良く見えます(笑)。そういう人はたいてい書類選考で落ちます。
ポジティブな理由で会社を変わる人たちは、どこへ行ってもうまくいきますね。よほど会社側に問題がない限り、確実にステップアップして変わっていきます。たまに会社の選択を誤り、ネガティブな理由で辞めることもありますが、そんな経験も活かして、どんどん上に上がっていきます。
では、会社にとどまる理由は?
ネガティブな理由:
・ほかに行くところがない
・ほかに雇ってくれるところがない
・楽して給料がもらえる
・何もしなくても怒る人がいない
・適当に過ごしていれば仕事をしているように見てくれる
・仕事が楽
ポジティブな理由:
・自分の頑張りが認められる
・順調に昇格する
・順調に昇給する
・ベネフィットが良い
・自分を必要としてくれる人が多い
・会社が伸びている
・会社に将来性がある
ってことですかね。
以前も話したことがあるのですが、ネガティブで会社に留まっている人たちが多い場合、それはほとんどすべて会社側の責任になります。そのような人を雇っていること自体がそもそもの間違い。また、そういう人たちを面接時に見抜けない会社が多いです。お金を捨てていると言っても言い過ぎではないでしょう。さらに言えば、そんな会社の管理職にも大きな問題があります。見て見ぬふりをしている場合が多いはず。特に日本企業の法人(失礼!)。
ポジティブで会社に留まっている人が多い会社は、良い会社が多いはずです。従業員をよく見ているし、教育制度もしっかりしている。教育が行き届いているので、良い従業員、マネージャが多い。良いマネージャが多いと、彼らが育てる部下たちもよくなる。また、給与、報酬なども従業員が納得いくものになっている。会社が伸びていて将来性があるからそういうことになるんでしょうね。
もちろん、良い会社にも、ネガティブな人たちはいるわけで。そういう人たちは、たとえ良い会社でも出ていきます。残念。
え?私?私の今の会社?
そりゃぁもう満足してますよ。給料に不満はありませんし(自分のレベル相応にもらっているという意味ね)、頑張りも認めてもらえるし。それに、頑張れば臨時ボーナスももらえますしね。教育制度もたくさんあります。みなさん、一生懸命働きますから、お互いにモチベーションを与えられるし助け合える。この不況の中、着実に毎年伸びていますし。将来性のある無線技術を持っていますしね。
もちろん、中にはショーもない人たちもいますけどね。そ、ネガティブな人たちが。でも、そういう人たちはヒジョーに少ないです。たいていは辞めていきますし、そうそう長いこといることもできませんしね(首を斬られるって意味ね)。
個人的には、すでにこの会社にかなりいますので、ぼちぼちステップアップの時期に来てるかなとも思っています。
さて、次はどうするかな...