アメリカ大学合格発表 その2
昨日、
アメリカ大学合格発表
しました。引き続き...(他にネタが見つからないので...)この話をしましょう。
「SATテストの結果がどれだけ良くても、ボランティアの経験がないような場合は、落ちる可能性もあると言うことです。その逆に、SATのスコアが低くても、他とのバランスがよければ、合格する確率は上がるってことです。」
そのとおりなのですが、不思議な現象が起こることもあります。つい最近起こったこと。
SATのスコアも、GPAも、ボランティア経験も、うちの息子とほとんど同じ子が不合格で、うちの息子が合格。あるいは、どう考えてもうちの息子よりも成績の良い子が不合格。
日本の場合には、もちろん、内申書も考慮に入れられますが、ほとんどの場合は、入試試験の結果で合格/不合格が決まります。ですので、「あいつは、俺よりも内申書は良かったけど、入試で失敗したので不合格。でも俺は、入試で成功したので、合格。」と特に問題はありませんよね。
ところが、こちらでは、上に書いたようなことが頻繁に起こるようなのです。
「どー考えてもおかしい。」
で、これは又聞きなのですが、「どー考えてもおかしい。」と考えた子供とその両親が大学に抗議をしたらしいんですね、「誰が見ても、うちの息子よりもできない子が合格して、どうしてうちの息子が合格できないのか?」って。
そしたら...ゴロっと、判定がひっくり返ったそうな...。
ありえません。そんなこと、言ったモン勝ちってことになる。
アメリカって結構ずさんなところがあって。こちらの山は合格の書類、あちらの山は不合格の書類。で、書類を見てそれらを2つの山に振り分けます。「あー、昨日のディナーは結構楽しかったなぁ。また、あのレストランに行って今度はあの料理を試してみたいなぁ。」とか、「しっかし、AIGは許せないようなぁ、われわれの税金で潤ってるんだから。」とか何とか考えながら作業をします。
そう言うとき、ちょっとした心の緩みの瞬間に、本当はこちらの山に合格、あちらの山に不合格、としなければならないのに、こちらの山に不合格、あちらの山に合格の書類を乗せてしまうことってありませんかねぇ。
Who knows?
そんなこと誰にもわかりません。審査する人を信じるしかないんです。
そう考えると...なんか...結構いい加減な感じがしませんか?
そんなおかしなこと考えるのは、私だけかもしれませんね...。
思わず、笑ってしまいました。
こういうこと、つまり、「言ったもん勝ち」はアメリカではよくあることだと私も聞いてます。
そして、あってほしくはないですが、書類整理の杜撰さもよくあること、だと。。。(苦笑)特に政府関係。
大学に通ってた時にも、私のインド人の友人(もともとすごく頭が良いんですが)はとにかく気に入らないことがあると、何でも教授にくってかかってました(笑)それによって、成績がひとつ上がるってことも在りましたよ。(もちろん、A→A+なんですけど 笑)
一方、「先生は正しい」という日本の教育のもと生まれ育った小心者の私は、いまいち納得がいかなくても、権力者(教授)には遠慮して結局いつも何も言えませんでしたが、アメリカ人である主人にはたびたび「言ったもん勝ち」だからとりあえず言ってみるのが良いと、注意されましたよ(笑)
アメリカで謙虚さや遠慮を前面に出すと、損する可能性が高い、ってことですかね(笑)
息子さんの合格おめでとうございます!!
Sakuraさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
「言ったモン勝ち」...たくさんあります。
実は、私の家内も私自身もそう思っていますし、実際にトライします。そう言う意味ではアメリカナイズてしまっているのかもしれませんね。
普通だったら「そりゃ無理だろう」と言うことでも、言ってみると、結果がゴロっと変わったりします。
最近では、「言ったモン勝ち」を実現するためのノウハウもたまってきました(笑)。