コネティカット エレメンタリースクールシューティング(小学校銃乱射事件)
Wall Street Jounal
Masaです。
また、衝撃的な事件がアメリカで起こりました。
すでに、日本の新聞紙上でも報道されていますが、アメリカのコネティカット州のサンディーフックの小学校で、20歳の男が銃を乱射、5歳から10歳の児童20人を含む、計27人が亡くなりました。男はその場で自殺したとのことです。小学校で起こった事件では、米国史上最悪のケースだそうです。
話によれば、男の母親はこの小学校のもと先生。しかも、その母親もこの男によって自宅で殺害されたとのこと。
事件が起こったのは朝の9時半。突然、子供の叫び声。後は、ただ銃乱射の音だけだったそうで。
この事件に対し、オバマ大統領も声明を述べ、娘を二人持つ父親として、尊い命が奪われたことに非常に憤りを感じているとのこと。
容疑者の両親は2009年に離婚。24歳の兄がいます。一時はこの兄も事件の容疑者とみなされたようですが、彼はまったく無関係であることが後でわかりました。容疑者は、2007年にはハイスクールでオナーロールスチューデント(優等生)だったそうです。
犠牲になった子供たちの名前は、まだ公表されていないとのこと。
この小学校では、今年の初め、保護者にセキュリティに関するレターが送られました。レターにはこう書かれていたそうです。
「小学校への訪問者は、必ずID(身分証明書)を提示すること。校舎への入り口ドアは9時30分に施錠する。」
校内に入るためにIDが必要なところを、容疑者がどのようにして校内に侵入したかに興味があります。セキュリティに不備があったとしか思えませんね。
ご存知だと思いますが、アメリカでは、ここ数年で、いたるところで銃乱射事件が発生しています。
バージニア工科大学で33人の命が奪われたのは、まだ記憶に新しいところ。つい最近、コロラド州の映画館で銃乱射、12人が亡くなりました。コロラド州では、コロンバイン高校でも銃乱射事件がありました。二人の高校生が24人を射殺。
私も子供のある親として、将来のある子供たちがこのような形で命を奪われることに、心が張り裂けそうに痛みます。今朝は、うちの会社でもこの事件の話でもちきり。
「ヘイ、Masa。今朝のニュース、見たか?信じられないよ、まったく。」
「同じ年頃の子供がいる俺にとっては、とても他人事とは思えないよ。」
など、涙目になるような人もいました。
犯罪心理は、ふつーの人間には理解不能ですが、なぜこのようなことをする必要があるのか、何が彼にそうさせたのか、早く動機が知りたいところです。ま、知ったところで、殺されてしまった子どもたちの命が戻ってくるわけでもないのですが、そのような複雑な心理の持ち主を事前に見つけ出すことによって、このようなひどい惨劇を未然に防ぐことが出来れば良いと思っています。
すべての人間が、人の痛みがわかるような人たちばかりだったら、このような悲劇は起こらないでしょう。
そんな世の中が欲しいです。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
最近、この手の事件が起きる頻度が高くなってますね。
日本でも過激派または右派のような考え方が最近流行りだしてきてますが、こちらの親NRA派も同様に理解し難いです。
この手の事件対策として「逃げる、または戦う」という訓練を開始した銀行や公共機関があるそうです。
部外者からすると、根本的な問題は明らかな気がするのですが、どちらにも言い分があり、表現する権利があるという、訳の分からない「自由」を行使したい人には全然見えないようですし、伝わらないようです。
とりあえず、合掌。
タツヤさん、コメントありがとうございます。
最新のニュースによれば、この男、精神障害があるみたいですね。なんか怖いですよ。普段は普通なのに、あるとき突然正体不明になってしまうって…。自分でもコントロールできないわけですよね。
自分の身は自分で守るしかないのかなぁ…。
外部から人が入るときは、少し離れた部屋からカメラを通して確認して鍵を解除する仕組みだったようですが、犯人はこの学校で働いている先生の息子なので、カメラを見た別の先生が鍵を解除して中にいれたらしいです。でも当然ですよね、以前にも会ったことのある同僚の子供ですから、IDを見ずに疑いなく中にいれるのは・・・この鍵を解除した先生を責めることはできません。恐ろしいのはそういう知り合いがいきなり銃を乱射するっていうことですよね。そして普通に家の中に銃があるということ。使われた銃は犯人の母親の持ち物。
米国ではもう統計ではっきり出てるんです、銃を使った犯罪の犠牲になる人の多くは、自分自身の銃によって亡くなっているということが。つまり「自分を守るために銃が必要」っていう主張は成り立たないんですよね。
今こそ銃規制を強化すべきだと私は思いますが、銃規制賛成派の私の夫でさえも、アメリカという国から銃をなくすことは不可能だと言い切ります。日本はできたじゃないか、と言っても、そもそも国の成り立ちが違う、と。銃を持って西部へと開拓して進んできた、そこがアメリカの原点だから、と。そして今の時点でアメリカのすべての住宅から銃をなくすことは物理的に不可能、と・・・
昨日の夜、私もシナゴーグで亡くなった子供達の人数分、26本のキャンドルに火をともして祈りました。そこにいた全員が肩を組んで歌いながら泣きました。そして繰り返し言い合ったことは、祈るだけではだめだ、ということ。何か具体的に行動をとろうということです。銃規制に向けて政府に働きかける活動に参加すること、精神病患者のケアをする施設に対する経済支援、教育、セキュリティ強化・・・何か、自分ができることがあるはず。親として人として、ただ嘆き泣いているだけじゃだめだと自分に言い聞かせています。
上のコメント修正。その後の報道で犯人は学校に無理矢理押し入ったことがわかったようですね。それから犯人の母親もその学校の先生ではなかったみたいです。これからいろいろ判明してくるのでしょうね。新しい事実がわかるたびに心が沈みます・・・
Tamamiさん、コメント、アップデートありがとうございました。ぼちぼち全容が明らかになってきましたね。
我々はこの悲しみを乗り越えて、子どもたちが安全に過ごせるような世の中を作っていくべきでしょう。いきなりは無理にしても確実に一歩一歩その方向に進んでいきましょう。