ポケットに火がつく?!
どうもこんにちは、Erinaです。
みなさん、ホリデーシーズンをいかがお過ごしでしょうか?
この時期、家族や知人にギフトを贈ることが増え、懐が寂しくなります。(笑)
今日はアメリカの大量消費文化について書いてみようと思います。
こんなフレーズを聞いたことがありますか?
“My money is burning a hole in my pocket.”
意味は、「ポケットの中のお金に火がつく感覚」から「手持ちのお金を使いたくて仕方ない」という心情を表しています。
このポケットが燃えている感覚は、周りのアメリカ人を見ていると、確かに言い得て妙な感じです。
この記事でも書きましたが、貯金という概念があまりないこの国は、宵越しの金は持たない江戸っ子か?!と思うくらい、あるお金をぱっと使う人が多いです。
サンクスギビング後のブラックフライデー以降、クリスマスショッピングが始まるアメリカ。
テレビのCMでは「ホリデーセール」が常に叫ばれ、各リテールのウェブサイトでも、30%OFF, 50%OFF, 75%OFFなんて赤い大きな字が並びます。
11~12月の週末、ターゲット、ウォルマート他デパートメントストアやショッピングモールは人と車でごった返します。
観察していると、ウィンドウショッピングをしている人の多いこと。レジの列で待つ人たちのカートの中身をこっそり見てみると、「そんなの使うの?!」と思えるようなものでいっぱい。(余計なお世話か?)
「クリスマスショッピング」という名目で、大切な家族や友人のためにお金をどっと使いたい人が多いようで、結果として、現代のクリスマスは商業化されすぎている、と思う人も増えています。
26日の朝、職場で盛り上がるのはやはりクリスマスのこと。
“How was your Christmas?”
“Did you have a good Christmas?”
なんて質問しあいます。
我が家の今年のクリスマスは非伝統的なものでしたので、よそへでかけることもゲストを呼ぶこともなく、クリスマスディナーもなしだったのですが、伝統的なクリスマスを過ごした人たちは大変そうです。
特に、夫婦両方の拡大家族が同じ市内にいると、朝は奥さんの実家、午後から旦那さんの実家、それぞれに親戚の子供たちのプレゼントも用意して・・・・と、聞いているだけで疲れそうです。(しかも次の日は仕事・・・・。)
「義姉の子供たちがワガママで困る!」とか、「うちの息子は欲しいものがもらえなくてごねて困った」とか、そういう悩みは共通のよう。
モノに溢れた現代の波をどうやって乗り切るか、親は悩むところで、これが本来のクリスマスなのかなぁ?と非キリスト教徒ながらも考えてしまいますね・・・。
とは言っても、日本で生まれ育った私がクリスマスを語ることはできませんし、かといって子供たちが楽しみにしているサンタクロースを無視するわけにはいきません。笑
そんなわけで、「サンタクロース」と「本来のクリスマスの意味」を私はあえて切り離して考えることにしました。
私はここ数年、クリスマスショッピングはすべてオンライン。Amazon様様です。
ちょうど同僚とも話したのですが、オンラインショッピングでは、
- 店頭で目について余計なものを買うリスクがない。
- カートに入っているものを、清算時に今一度チェックできる。(ここでだいぶ冷静になれる)
- 人ごみや駐車の心配をしなくていい。
- 家に配送してくれる。
- ギフトを贈る場合は、郵便の心配をしなくて良い。
という素晴らしい利点があります。(あ、Amazonの回し者みたい・・・)
仕事をしていると、不在時の宅配が気になるところですが、去年から職場の近くの郵便局にP.O.Box(私書箱)を借りて(一年で60ドルくらい)、そこに配送してもらうようにしています。
今年は引っ越したり、小学校入学があったりと、環境の変化がたくさんあり、クリスマスショッピングにも乗り気になれず。子供たちへのプレゼントを最低限で用意し、夫婦間のリクエストは無しでした。
どうやら私のポケットのお金には火はつかなかったようです。いや、火がつくほど残ってなかったのかも。笑
みなさんのクリスマス休日はいかがでしたか?