ワークショップ ー「アメリカ企業で10倍うまく立ち回る方法」
Masaです。またまた久しぶり。
先日、サンディエゴのJapanese Family Support Centerのワークショップで「アメリカ企業で10倍うまく立ち回る方法」と題して、アメリカ企業の楽しみ方について偉そうに説いてきましたので、ここで簡単にご報告です。
プレゼンの依頼があってから、正直「何について話せば良いのか」いろいろと悩みました。と言うのは、話したいことがあり過ぎて、決められた時間内(45分程度)に到底収まりきらないと思ったから。
このブログの訪問者の方々はすでにご存知ですが、私がアメリカに来てすでに15年。その間、とにかくいろいろなことを経験し学んできましたので、たった一つのテーマ、例えば、「日本企業とアメリカ企業の違いは?」だけでも、軽く半日は話せるほどいろいろなネタがあります。
せっかくみんなの前で話をするので、いろいろなことを話したいと言う気持ちがあって、でも、全部話してたら、一日どころか数日は話し続けることになる。
てことで、ほんの上澄み、さわりの部分だけ話すことにしました。
以下はそのアジェンダ。
- 日本企業とアメリカ企業
- アメリカ企業に入るには?
- アメリカ企業での立ち回り方
- なぜアメリカ企業なのか
まぁ、このアジェンダは我ながら筋が通っててよかったかなって感じてます。
【日本企業とアメリカ企業】
まぁ、インターネットで検索すると、いくらでも出てくるネタですね。「詳しくはネットで御覧ください」なんて冷たいことはいいません。簡単な比較から、ちょっと高尚な比較までしてみました。
- 就業時間 ➪ 日本はきっちり、アメリカは柔軟に。
- オフィス ➪ 日本は学校、アメリカは個人尊重
- 服装 ➪ 日本はシャツにネクタイ、アメリカはジーンズにTシャツ
- 親睦会 ➪ 日本はMust、アメリカは個人尊重
- 仕事と家庭 ➪ 日本は会社、アメリカは家庭
なんて話をしました。で、
- 意思決定スピード ➪ 日本はじっくり、アメリカは素早く
- リーダーとチーム ➪ 日本はグループ行動、アメリカは個人行動
- コミュニケーション ➪ 日本はあうんの呼吸、アメリカは個人主張
- ミーティング ➪ 日本は時間と回数を重視、アメリカは効率と結果を重視
- 業務の評価 ➪ 日本はプロセス重視、アメリカは成果重視
- 勤続年数 ➪ 日本は定年まで、アメリカは5年まで
なんてことをサササっと話しました。
他にもいくらでも「良い」違い、「悪い」違いがありますね。それはまたの機会に。
次に、みんなが気になる【アメリカ企業に入るには?】
最初に、求人情報のゲットの仕方とか求人への応募方法についてのお話。
- インターネット
- ジョブフェア
- エージェント
- コネクション
- インターン
- コントラクター
- 企業めぐり
などなど、いろいろとありますね。上から下にいくにしたがって、面接ゲットの確度が上がります。
インターンやコントラクターは、頑張って実績を上げればそのまま正社員へ。だから、留学生の方々、Optinal Practical Trainingをやって、その企業に採用してもらおうと頑張っていらっしゃるわけで。
企業めぐりと言うのはあまり耳にしないと思いますが、ベンチャー企業をターゲットにする場合によくやる方法かもしれません。大企業では使えない方法かもしれないですね。つまり、従業員の少ない会社を一軒一軒回って、自分の履歴書を配りまくるってこと。従業員が少ないので、その履歴書がはイヤリングマネージャの元に届きやすくなります。
さて、面接の機会をゲットしたら、次は、面接での心構えなんぞを。
- 礼儀正しく
- 相手の目を見てにこやかに
- 自信を持つ
- 知っていることをすべて話す
- 知らないことは知らないとはっきり言う
- 必ず質問する
- 「他に何か質問はありますか?」
ま、当たり前のことですが、なかなか出来ないことですね。ただ、日本人の場合、ほとんどの人は普通に振る舞っていれば「礼儀正しく」見えますから、そこは問題なさそうです。実は、ワークショップのあとで、ある人が、「相手の目を見るのはなかなか難しい。でも、目と目の間を見ながら話せば、相手には目を見て話しているように見える」と。な〜るほど、確かにそうだ。
面接の最後に必ずいうおまじないの言葉、
「他に何か質問はありますか?」
これで、採用の確度が上がります。
さて、無事面接も終わり、採用されたら…【アメリカ企業での立ち回り方】
- 日本人のペースで
- 自分の考えははっきりと
- 常にアピール
- ボスを援助
- 礼儀正しく
- いつもニコニコ元気に挨拶
- 誰とでも気軽におしゃべり
日本人だからアメリカ企業で得することもたくさんあるんです。日本人にとってはふつーのことが、他の人種にはできないこともあるんです。逆に、日本人だから難しいこともたくさんあります。そこをうまくバランスを取りながら、アメリカ企業でうまく立ち回りましょう!って話。1度の人生、せっかくアメリカ企業で働いているんだから、楽しくなきゃいる意味が無い。思いっきり楽しんじゃおう!
で、最後に、【なぜアメリカ企業なのか】の問いかけ。
- 格好良い
- 自由
- 異文化に触れることができる
- コネクションが増える
アメリカで、アメリカ人と互角に、英語を操って仕事するって格好良すぎます。私はこれだけを夢見てアメリカにきました。自由な雰囲気で仕事ができ、しかも、多民族国家のアメリカで、異文化に触れながら仕事をする。そして、いろいろなところにコネクションができる。
めちゃ格好良くないですか?
で、最後に、アメリカ企業で十分に自分自身を鍛え、そして、最後に日本企業に戻る。で、凝り固まった日本企業に新しい風を吹き込む。これが究極です。
ってことで、先日のイベントの時のプレゼンについて、さらっとおさらいしてみました。
質問があれば、Masaまでメッセージくださいね。
頑張れ日本人!