日本人研究者、ゲイに襲われるの巻。
アメ10読者の皆さんこんにちは、KAZです。
以前からこのブログで、ボクがゲイに好かれるという話をネタにしていたところ、ある読者の方から「研究室で襲われそうになった話を聞かせて欲しい」とのリクエストがありましたので、今回はその事についてお話しさせて頂きたいと思います。
あ、最初に言っておきますけど、ボク自身はゲイではないし、決してゲイに対して嫌悪感を持っているわけでもありません。同棲婚も別にいいと思っている立場です。
日本で大学の研究室というと、夜遅くまで残って実験をしているイメージですが、アメリカの研究室では、ほとんどの人が5時を過ぎるとさっさと帰宅します。5時以降も残って実験しているのは、アジア系の学生か、ボクを含めたワーカホリックのポスドクだけです。
5時を過ぎると、お掃除の人(ハウスキーパー)たちがやってきて、ゴミを集めたり、床を拭いてくれたりします。たいてい、メキシカンかブラックが多いです。彼らはローテーションで廻っていて、3ヶ月おきに担当が入れ替わります。
で、2年ぐらい前の話なのですが、その時うちの研究室を担当していたメキシカン系のハウスキーパーがいました。
ほとんどのハウスキーパーは、ボクがまだ実験していても「Hey, How are you doing」ぐらいの挨拶だけなのですが、その時いたハウスキーパーは違いました。
ボクが実験しているすぐそばで、じぃぃぃぃっと見てるんです。
それでボクが、「なにか用?」って聞くと、
「やぁ、ボクはルイス。なんの実験してるの?」
あぁ、細胞からタンパク質を抽出しているんですよと、適当に答えていたら、
「どっから来たの?」とか、「他のみんなは帰ったの?」とか、「何歳?」とか、「結婚してるの?」とか、執拗に質問してくるのです。
ボクもいちいち答えるのが面倒臭いので、実験に集中しているフリして無視していると、諦めて帰っていきました。
そして翌日、また彼がボクのそばに立ってじぃぃぃっと見つめています。
「なにか用?」って聞いたら、
「キミの服のセンスはいい」とか言ってきました。
あっありがとう・・・。
そしたらまた質問攻めです。「どこで買ったの?」とか、「そのジーンズどこの?」とか、ボクがまだ実験しているのに話しかけてきます。
そして次の日。
「今日の服もカッコイイね。」
と、毎回ボクの服装についてやたらと褒めてくるようになりました。
(ボクは決してオシャレな服は着ていません。実験で汚れるのがいやなので。)
そのうち、「それどこのジーンズ?」って聞いてくるときにいちいち体を触ってくるようになったんです。腰とか太ももとか。
相手が女性だったらいいのですが(おぃ)、やっぱり男性にカラダをべたべたされるのはいい気はしません。
しかし、アメリカに来てまだ半年の当時は、どうやって断ったらいいのか分からず、ましてやヘタに刺激すると銃で撃たれると思っていたので、なるべく気にしないフリをしていました。
そして次の日、いつもどおり彼はやってきて、いつものように一方的に話しかけてきたんですが、突然、ボクの頭をなでてきたのです。
なんやぁーおぃっ!!ていうと、彼は
「後ろ髪はねてるよ」
あっあっそう・・・
すると突然、「キミ、ヒゲ薄いね」といいながらボクの顔に顔を近づけてきたのです。その距離20cm。
うおぉぉーーー!!!と思って(キスされるのかと思って)瞬発的に逃げたのですが、間髪いれず彼は今度はボクの下腹部あたりを指さして、
「ここにヘアーはあるの?」って聞いてきました。
はあっ・・・?
「あるよ!!」といった次の瞬間、ヤツの手が僕の下腹部へ伸びてきました。
明らかにベルトを外そうとしていました。
これまた咄嗟に逃げましたが、確信しました。彼は明らかにゲイです。
しかもボクを襲おうとしています。
今までは気にしてなかったけど、彼が毎回質問してくる「ほかのみんなはもう帰ったの?」は、どうやら安全確認だったみたいです。
そしてさらに彼は「今日何時に仕事終わるの?」って聞いてきたんですが、これは絶対ボクを待ち伏せする気だと思い、「たぶん12amすぎると思うよ。」ってウソつきました。
これはさすがにヤバイと思って、昨夜の出来事を同僚に話したところ、
「いーーーーーーひっひっひっひ!! なにそれ、ちょーおもしろいじゃん!!」
って大爆笑。
というわけで、今日は同僚に彼のボディタッチを体験してもらうために、ルイスが来るまでラボにいてもらう事にしました。
そして5時を過ぎた頃、いつも通り彼がやってきました。
ボクは、彼がやってくるのを確認した後、フィルム現像のために暗室へ逃げました。
暗室にはゴミ箱はないので、ハウスキーパーが入ってくるはずはありません。
暗室でフィルムを感光させている間、今ごろ同僚が受けているであろうセクシャルハラスメントを想像していました。しかもその同僚はとても温厚な人なので、ルイスのボディタッチも文句も言わずすべてアクセプトしているのだろうと思うと、ぶるぶるしました。
そんな妄想をしていると、暗室に誰かが入ってきました。
暗闇は真っ暗なので誰が入ってきたか確認できなかったのですが、「Hey, How’s goin’ ?」という聞き覚えのあるその声は・・・ルイス・・・
いいいいいい・・・・・・!!
そして、
ルイス「ゴミある?」
ボク「ないよ!! サンクス!!」
ルイ「OK. じゃあ、またあとでね。」
・・・ほんとにもう、心臓がばくばくしました。暗室で襲われるんじゃないかと・・・
と、安心していた次の瞬間、また誰かが入ってきました。
「ゴミ探してるんだけど」
ルイスです。
ボク「だからさっきここにはゴミはないって言っただろ!!」
するとルイスはポケットからケータイを取り出し、
ディスプレイの明かりを懐中電灯代わりにしてゴミを探し始めたのです。
ボク「おぃ!! フィルムが感光するやんけ!! そのケータイを消せ!!」とゆうとルイスはおろおろしながらポケットにケータイをしまったのですが、ケータイはポケット越しに光を放っております。
ルイス「なにやってんの? なにが見えるの?」
ってまた絡んできたので、「そのケータイの光を消せっていっているじゃろがい。なんのために暗闇で作業してると思ってんねん!!!!!」
するとルイスはまたオロオロしながらケータイのスイッチを切り、
ルイス「どうしたの、きょうは機嫌悪いの?]
ボク「Yeeeeeeeeeeees!! And I’m so busy!!」
ルイ「わっわかったよ・・・ じゃあ、またあとでね。」
といって、やっと出て行きました。
現像を終えてラボに戻って同僚にボディタッチの感想を聞くと、
「ううん、なにもされなかったよ。」
いいいいいいいーーーーーーーーー!?!?
ボク「てか、ボクが暗室にいる事ルイスに教えたでしょ!?」
「いいや。そんな事ゆうわけないじゃん。てか、話しかけられもしなかったよ。」
いーいーいーいーいーーーーーーーー!?!?!?
ボクにはお触りありで、同僚には挨拶すらなし!?
あかん、完璧にロックオンされてる・・・
暗室で起こった出来事を話すと、
「いーーーーーーひっひっひっひ!!!!!!」
ってまた大爆笑!!
チョームカツク。
で、次の日いつもと違う様子でルイスがやってきて、
「ところで、キミは女の子が好きなの?」
とゆうので、
「もちろんだよ。オレはゲイじゃない」
と言うとビックリした顔をして、その後はなにもちょっかいをかけてこなくなりましたとさ。ずっと同族だと思われていたんですね。
3年たった今なら、彼とは友達になれそうな気がします。
俺も来てすぐの頃、シアトルのKmartのトイレの個室で座ってたら…
人が入って来たのが聞こえたのだけど、足音が自分の方向に近づいてきて、自分のいる個室前で立ち止まってるが見えて(ドアの下から靴が見えてる状態)、「ハッ」と見上げたら、ドアと壁の隙間から覗き込まれてて(青い目がキョロキョロしてて)…
「アメリカに来た当初に修羅場」て人、結構多いね。
触られるのは怖いわ、マジ。
カズシくんがそう見えたってことなんだろけど。
誘ってそうに見えたってことなんだろうけど(苦笑)。
Kazさん、ホントに記事にしてくださったんですね(笑)
絶対面白いと思ってたら、予想以上に面白くて、ツッコミ所満載で、夜中次男を授乳しながら吹き出しそうになるのをこらえて読みました。
ありがとうございました。
こんな面白いネタ持ってる方そうそういませんよ‼︎
てか、ホントに危なかったんですね(笑)
経験値⁇積まないと、うまくかわせないもんなんですね。
しかもアメリカに来て間もないうちだったらなおさら…
でもルイス結構頑張りましたね(笑)
今は間違われたりはなくなりましたか⁇
なんか脈絡ないコメントですみません。
楽しませていただきました‼︎
すごい楽しく読ませてもらいました。ゲイの方は誰でもいいわけではなく、肌触りがよさそうな人、お尻の形が綺麗な人を選ぶみたいです。
残業するのは無能な奴か、恋人のいない寂しい人、と相場は決まってますからね
人生灰色の日本人、も足されたのかな