賃貸探しが大変だった話
こんにちは、Tomomiです。
前回の記事で書いた通り、家探しでとにかくストレスフルな日々を送っていましたが、ついに引越しをしました。今日は、なぜ私がここまで家探しに苦労したかを書きたいと思います。
住んでいた街は、全米治安の良い街ランキングに入るほど、とにかく治安がよかった。人口は2万人弱の静かで小さな街だったが、サンフランシスコの街までも1時間ちょっとで行け、とても良い街だったと思う。しかし、人口のほとんどは白人で、カリフォルニアとは思えないような白人社会の保守的な街でもあった。
今回の引越しは、4月までに家を出なくてはいけなくなり、当初は子供の学校を変えなくて済むよう、その街で賃貸物件を探し始めた。
まず、この街、誰も出て行かないので空いている家が非常に少ない。プラス、私が探しているのは賃貸物件。みんな持ち家に住み、アパートメントもほとんどない保守的な街には賃貸物件が非常に少なかった。その数は、毎日チェックしても3、4軒出ていればいい方。そして、非常に高かった。
小さな家でも月の賃貸料金が2000ドル(日本円で23万円ほど)を超えるのは当たり前で、それ以下ははっきり言って酷いものだった。
そして私たちにはもう一つ問題があった。それは、日本から来てまだ1年半。クレジットヒストリーがほとんどないのである。
アメリカのクレジットヒストリーは、以前のErinaさんのこの記事を読んでいただくとわかるように、とても重要だ。クレジットヒストリーが浅い=クレジッドスコアが低い=信用がない=ローンや賃貸契約が結べないのである。簡単に言うと、クレジットカードを使いまくってちゃんと返済していけばどんどんスコアが上がる、という本当におかしなシステムである。
大学卒業後から日本で働いていた主人は、アメリカに戻ってくるなりこのクレジットヒストリーでかなり苦労する羽目になった。もちろん私なんかゼロである。アメリカのクレジットカードすら持っていないのだから。
良い賃貸物件が見つかっても、大家さんに日本から来たばかりでクレジットヒストリーがない問題を話すと、大抵嫌な顔をされた。1つの賃貸物件に対してたくさんのオファーがくる売り手市場の今、大家さんは選びたい放題!一番安心して貸せる相手を選ぶのである。
「とりあえず返事を待って」と言われ、返事がないことが何度も続いた。
そのために私が考えた策は、ダブルデポジット。敷金を倍入れて信用してもらう作戦だ。でも、賃貸物件が非常に少なく売り手市場の今、デポジットも高く設定している大家さんが多く、ダブルで入れるのは結構キツかった。そして、全然効果がなかったのである。
数ヶ月探し続け、私たちはこの街を諦めることにした。ちょうど主人のオフィスが変わったこともあり、違う街に引越すことに決めたのである。
そこからは学校探しと家探しのダブルストレスの日々が始まった…..つづく