金曜の夜は?
ちょっと気が早いですが、Happy Friday!
と、この記事でも書きましたが、金曜日が待ちきれないErinaです。
“Friday Night”(金曜の夜)というと、何を思い浮かべるでしょうか?
高校アメフトを思い浮かべたあなたは、相当のスポーツファンでしょう。
デートナイトを思い浮かべたあなたは、うらやましいです。笑
一週間の仕事なり学校なりが終わった金曜の夜というのはなかなか特別で、友達と出かける人もいれば、デートで出かける人もいるでしょう。
我が家の金曜の夜は、「カード・ナイト」。つまり、トランプの夜です。
結婚して子供が生まれた我が家で楽しむのは、友人夫婦を招いてトランプ。
子供たちが寝る8時過ぎに、私の学生時代のホストマザーとホストファザーが我が家にやってきて、あーだこーだと世間話をしながら夜中までトランプするのがお約束になっています。
私はもともと子供の頃から、正月やお盆のたびに祖父や叔父たちに花札を教え込まれ(どういう家族だ?笑)、なぜかオセロがめちゃめちゃ強かった祖母と勝負をし、暇があれば従姉とトランプで遊んでいたので、こういうゲームは大好き。
どうやら旦那も子供のころからカード遊びを家族と楽しんでいたようだし、我が家の子供たち(3歳と4歳半)も、最近はUNOに目覚め、「ウノやろう!」といつも急かされています。
アメリカでは、大人の遊びの一つとしても、カード(”playing cards”と呼びます)はとてもポピュラーで、男友達でポーカーナイトとかよくやっているようですし、ラスベガスもカード系ギャンブルでは有名ですね。
カードが大好きな私のホストファザー、ジャックは、学生時代はポーカーに明け暮れたため、大学卒業間近でドロップアウト。ポリスアカデミーを卒業、その後County Sheriff(郡保安官)になりました。(すでにリタイヤしてます)
彼の戦略立てとか、人間や状況を読む力とかは本当に半端ないですし、誰よりもポーカーフェイスが上手です。笑
なので、カード好きな夫婦が2組集まれば、金曜の夜は、夜更かし間違いなし!
最近の世間話のネタはもっぱら大統領選挙で、私は一人でウンザリしながら聞いていますが(笑)、経済のこと、政治一般のこと、仕事のことなどを話し合うにはもってこいのチャンス。仕事・子育てに忙しい(?)私にとっては、貴重な大人の時間です。
この約束は、私たちが結婚して以来続いているので、かれこれ7年ぐらいやってます。(今、計算してみて気づいたけど、前回の大統領選挙のときも熱く話し合っていたから、きっとこれは4年ごとにやってくるサイクルに違いない。)
どんなゲームをするかというと、Spades, Hearts, Bridge, Backalley Bridge, Hand and Footなど色々。
たいていはスペードかな。
これは日本でやったスペードとルールは基本的に同じですが、違うところといえば、自分がいくつ取るかを先に申告し、それをもとにスコアを稼ぎ、ペアで勝負します。Heartsはそれを個人で勝負するバージョン。
ローカルルールがそれぞれ違うので、詳しいルールはおいといて。
脇の世間話ももちろんだけど、こうやって仕事とは違う脳みそを使っておくことは大事だなぁと思います。笑
というのも、大人になってから気づいたけれど、カードでの戦略はもちろんいろんなところで役に立つし、人の行動や思考を読むという意味で、すごく楽しい方法です。
そして何より私が好きなことは、金曜の夜はテレビもコンピューターもオフにして、こうやってアナログな時間を過ごすという事実。
エンターテインメントに電気やお金は必要ないと気づかされますね。これからだんだん寒くなってきて、暖炉に火をつければ暖房もいらないし、とにかく静かな夜を楽しむことができるんです。
トランプはスーパーでも2ドルくらいで買えます。
これから家族が集まるホリデーシーズンにも、カードは大活躍すること間違いなし。
「何かやることないかな?」と思ったときはぜひ、”Can we play cards?”と持ちかけてみてはどうでしょうか?