at アメリカ企業 - Eメールの重要性

アメリカ企業_Eメールの重要性

以前もこのようなことを書いたような気がするのですが、それがいつだったか思い出せません(サーチにひっかからない...)。

インターネット全盛の現在、電子メールは、公私共になくてはならいものになりましたね。

たとえば、会社のサーバーが一時的にハングアップしたとか、近所の工事現場でショベルカーが埋設されている送電線を誤って切ってしまって停電になってしまったとか、そんな不測の事態が起こると、メールが使えなくなって、仕事がまったくできなくなります。業務が完全に麻痺してしまいます。

私にとってもメールは電話よりも重要なコミュニケーションツールです。以前も話しましたが、うちの会社は「電子メール」文化のうえに成り立っています。ちょっとした会話をするのでも、メールが使われます。

私が日本の会社にいたころ(在米日本法人も含めて)、良く耳にしたのは、「メールによるコミュニケーションよりも、フェースツーフェースでコミュニケーションを取りなさい」と言うこと。あるいは、「隣にいる人にわざわざメールを送って問い合わせをする必要もないだろう」とか。

どう思います?

もっともなことです。良く理解できます。隣の人と情報を交換するのなら、ちょっと振り返って声をかけるだけですからね。簡単で時間もかかりませんから。それに、メールだけだとそっけない会話になりがちですが、フェースツーフェースであれば、お互いの表情も良くわかって、会話も進むかもしれません。私もその方が良いです。

でも、フェースツーフェースの会話では、ひとつだけ重要なことが欠けてしまう場合があります。ひとつだけじゃないかもしれませんし、あるいは場合によっては問題が出ないこともあります。その「重要なこと」と言うのは、

「証拠」

つまり、

「会話の内容の証拠」

電話、スカイプ、フェースツーフェースでの会話の場合、本人次第で、会話の内容を残せたり、残せなかったりします。

そりゃ、家族のこと、友達のこと、今度の日曜日のデートのこととか、証拠として残さなくても良い場合もたくさんありますね。

でも、ビジネスに関しては、残した方が良いものが多いです。いや、もっと言えば、残すべき。

ビジネスで、電話、スカイプ、フェースツーフェースでの会話はやめろと言っているわけではなくて、会話の内容を何らかの形で残すべきだと言うことです。それは、議事録でも良いし、ミーティングメモでも良いと思います。

ビジネスでは、往々にして、言った言わないが議論されることが良くあります。「そんなこと聞いてない」、「いや、俺は言った」なんてこと、多いですよね。私が個人的に感じているのは、アメリカの場合、自分の失敗で、評価が下がったり、辞めさせられたりなんてことが良くありますから、意地でも「証拠」を取っておくことが重要になると言うことです。

ある人から聞いた話ですが、ビジネスにスカイプを良く使っているとか。スカイプでチャットをする場合には、その履歴は結構な期間残っているので、何かの証拠としたり、後で見直したりできますが、スカイプコールは電話といっしょで、内容が残らない。なので、後々いろいろと困ることが多いそうで。

ああ...思い出した。スカイプの話はここでしたことがありますね...

...なので、私はスカイプはミーティング用に使うべきではないと考えています。もちろん、議事録をしっかり取ってあるなら話は別ですけどね。ちょっとしたことでスカイプを使って、「あの部品、あそこにXX個発注しといてね」みたいな会話をスカイプや電話でする。内容的に大したことないし、それに相手も必ずやってくれるだろうと考える。これが間違いを起こすもとになると思いませんか?こう言う内容の話であるからこそ、メールを使うべきだと思います。

会社では、無駄な時間は、お金を浪費していることと同じです。電話やスカイプでなら、数分で済むことを、メールを書くと10分もかかってしまうので、時間の無駄遣いだと思うかもしれませんが、あとあとのことを考えると、メールを使うことでそれが時間の節約につながるかもしれません。

そのあたりのバランスを考えながら仕事をしたいですね。

お断りしておきますが、これは、私の個人的な考えであって、必ずしもそうと断言できるわけではありません。これが絶対ではありませんし、また、間違っているかもしれません。人によっちゃ、「こんなこと当たり前のことで、あえてブログ記事にする必要もないだろう」なんて思うかもしれません。ただ、そう言う話を最近良く聞くので、効率的な仕事の仕方はなんだろうと言うことを少し考えてみました。

私は間違いなくメール人間です。メール使ってると楽しくて...。

さぁてと、次は誰に送るかな...。 

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