「ダーリン」「ハニー」
皆さんは自分の家族や恋人、友達や同僚を名前以外で呼ぶときに何と呼びますか?日本だと昔から、奥さんのことを「お前」とか、旦那さんのことを「あんた」だとか、品のいい家庭だと「あなた」とか(ちなみにうちの両親はお互いに「お前さん」と呼び合っていました、田舎丸出し(笑))、中には恋人同士で「ダーリン」「ハニー」と呼び合っているカップルもあるかもしれませんが、あまり一般的ではないですよね、日本人には。
カナダのスーパーでカナディアンと働いていて、会話の端々に使われる「呼びかけ」英語。初めて「Honey(ハニー)」と呼ばれたときは、この人私のこと好きなの?!って思うくらいドキッとしましたが、カナディアンはこうゆう甘い呼びかけを結構誰にでも使います。もちろんその人の性格や性別、年齢や、人種、育ってきた環境なんかも影響して、よく使う人とめったに使わない人といます。
「Honey」「Sweetie(スイーティ)」は比較的もっとも軽く使われる呼び方で初対面でも、主に年上の人からそう呼ばれます。「Sweetie Pie(スイーティーパイ)」と呼ばれたこともありました。
「Baby(ベイビー)」「Babe(ベイブ)」は結構親しくなってから呼ばれたことがありました。もしくはノリの軽いお客さんだと初対面でも使ってきます。
「Sweetheart(スイートハート)」「Love(ラブ)」も少し親しくなってから、もしくは特に何か手伝ってあげたり、お願い事を聞いてあげたりしたときに、「Thanks, Sweetheart!」なんて風に言われます。
同じキャッシャーのKelsey(ケルシー)は23歳の白人の女の子で、この手の甘い呼びかけを頻繁に使います。
ある日私が休憩に行ってくるね、と彼女に伝えたところ、「Enjoy, Pumpkin!(パンプキン)」と言われて、「どてカボチャって私の事?!」と動揺したことがありました。あとから辞書で調べてみたら、「カボチャちゃん、きみ、おまえ(子供への愛情を伴った呼びかけ)」とあり、まぁ日本のどてカボチャのような悪い意味はなさそうだと判明しましたが、それでもまだ年下の女の子に「Pumpkin」と呼ばれるのにはなかなか慣れません(笑)。
でもこうゆう親しみをこめた呼び方は、最初はちょっと照れくさいものの、お互いの存在をより近いものに感じさせてくれていいなぁと最近では思います。もちろんビジネスシーンでは使わない等TPOをわきまえた使い方が必要です。日本でも、関西の芸人さんが観光番組なんかで地方に行った時に、初めてあった年輩の人に「おとうさん」「おかあさん」と話しかけているのはより親近感が湧いて見ているほうも心が温まりますが、「娘さんを僕にください、お父さん」なんて言ったら「お前にお父さんと呼ばれる筋合いはない!」と怒鳴られてしまうかもしれませんからね。
私も「パンプキン」は抵抗がありますね~・・・笑
微妙に嬉しくない。
子供の呼び名はたくさんありますね。Cutie Pie, Cupcake, Sugarなんて、歯が溶けそう。
私はこういうので呼ばれるたびに、「あ~、そうとう幼いと思われてるんだろうな・・・」と感じます。
私は低血圧で朝が弱いので、”Good morning, Sunshine!”とか言われると、朝から面倒くさいです。
ホストファザーはそんな私を皮肉って、毎朝、”Good morning, Lightening!”と呼んでくれていました。閃光のように輝いている!というジョークです。