あの部門がなくなる?!

こんにちは、Erinaです。

Masaさんのアメリカ企業裏話に続き、私も今日はちょっとした裏話を紹介します。

 

うちの会社には、エリアで唯一の部門Aがあります。サンディエゴ近郊では、他社にはない部門ですので、この部門を必要とする顧客はうちの会社のサービスを使うわけです。

 

今回、その部門が閉鎖され、メンバーの4人のエンプロイイーは全てレイオフという、とても時期はずれのことが起こりました。会社の吸収、合併や買収などが行われた場合には、リオーガニゼーション(reorganization)で部門が閉鎖されることはありますが、今回はそうではありません。

まだCEOから正式なアナウンスが出たわけではないのですが、完全に決定されたことのようです。

アメリカ企業

 

ただ、この部門Aがこのような状況になって、完全に「寝耳に水」というわけではなかったようでした。

というのも・・・・・

私はこの会社では勤続2年以下のペーペーですが(笑)、長くこの会社にいる人たちの中では割と有名だったらしいのです。

  • 売り上げが伸びていない
  • 上層部マネジメントがこの部門をきちんと理解していない
  • やりにくい仕事をさせられる

・・・などなど、実は様々な理由があったそうです。

「えっ!そんなことやっぱりあるんだぁ・・・・。」と驚きを隠せませんが、やはり同じ会社の中でそういう部門があると思うと、良い気持ちはしません。この部門の顔ぶれを見ると、悪い人たちじゃないけど、一緒に仕事をするのは避けたい気もする・・・・。というのが私の本音。

 

そういえば先月、この部門にいたある女性が、転職しました。

何も知らなかった私は、

「きっと彼女は優秀すぎてこのチームでは持て余されてたんだろうな・・・。」

と感じていたのです。

きっとそれも事実なんでしょうが、今思えば、彼女も何かを感じ、最悪の状況が起こる前に自分の身の振り方をきちんと用意していたのかもしれません。

 

他のメンバー(一人はマネジャー)も、これから身の振り方を考えなくてはなりません。おそらくマネジャー以外の3人にとっては、思いもよらないニュースでしょうから、ちょっと気の毒です。

一人は来月に出産を控えているママで、ドクターストップがかかり先週から産休に入ったとのこと。おそらく、育児休暇もとるはずだから、すぐに仕事探しはしないかもしれません。

一人は私と同じタイトルで、私より経験が長いです。彼は噂では新しい車を買ったばかりとか・・・。

もう一人はよくわかりません・・・。

おそらく全ての原因であろうチームマネジャーは、これを機に退職するのかもしれませんが、あまり落ち込む様子もないようです。

 

この人たちにとって、次の転職で難しいところは、この部門は他社にはないので、転職の際にこれまでの経験を生かせるところは少なくなるだろうこと。

自分の業種のニッチが狭いと、そういうリスクもあるんですね。

 

また、自分のマネジャーやチームを妄信して、ぬくぬくと仕事をしているだけでは、周りがよく見えなくなり、チーム全体が間違った方向に進んでいることにも気づかないのかもしれません。

他の部門や会社の外を見回して、客観的に自分たちの評価(evaluation)をしてみることも、たまには必要なようです。前述の、先月に転職した女性は、アンテナをきちんと張り、自分の勘を働かせ、勇敢にも行動を起こした人でしょう。

私もアンテナはきちんと広げておこうと思います。

 

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