さよなら、トニー・グウィン
月曜の朝、ここサンディエゴにとても悲しいニュースが入りました。
Mr. Padre(ミスター・パドレ)こと、Tony Gwynn(トニー・グウィン)が54歳の若さで亡くなったのです。
野球に興味のない人でも、サンディエゴに住んでいたらこの名前を聞いたことがあるはず。
彼は1982年から2001年にリタイヤするまで、生涯を通してサンディエゴパドレスで活躍した名選手でした。主にバッティング。
1984年と1998年にパドレスがワールドシリーズに行ったときも、彼が活躍したそうです。2007年にはHall of Fame(殿堂入り)も果たしました。
彼の息子がプレーするSan Diego State Universityで野球チームの監督をしたり、話も上手だったのでラジオやテレビに出たりと、まさに「サンディエゴの顔」の人でした。
その彼が月曜日に亡くなったというニュースが入ると、サンディエゴ市民は驚きと悲しみを隠せません。月曜のサンディエゴは、町中で半旗です。
彼は現役時代にずっと使っていた「噛みたばこ」(Chewing tobacco)が原因で、口の中にガンがありました。
これが悪化し、亡くなったそうです。
アメリカのメジャーリーグでは、この「噛みたばこ」がとてもポピュラーで、よくみんなくちゃくちゃと口を動かしながらプレーしています。
サンディエゴパドレスにいたJake Peavy(現:ボストンレッドソックス)なんかも噛んでましたが、若い選手たちがこれに手を出して、若くしてガンになるリスクを今一度、考えてもらいたいですね。
野球界はこの噛みタバコを禁止するかどうかで議論しています。
最近では、この代替品としてSunflower Seeds(ひまわりの種)を噛んでいる選手も多いです。
アメリカの野球ベンチを見たら、床に散らばって汚いのはこのひまわりの種だそうです。ハムスターか?!
そんなことはさておき・・・・
グウィンは野球だけでなく、チャリティなども積極的に行い、社会活動や社会貢献などでもサンディエゴで知られていました。
偉大な人がまた一人、亡くなってしまった・・・。
RIP…..