アメリカで出産 【ベビーシャワー】
友達の赤ちゃんがもうすぐ産まれそう、いやもしかしたらもう産まれたかも。そわそわそわ。
そんな今日はベビーシャワー(Baby shower)というパーティを紹介します。
べビーシャワーとは、生まれてくるbabyのお祝いとしてシャワーのようにプレゼントを贈るという、妊婦にとってはなんとも嬉しいパーティで、妊婦の親戚や友人の主催で、出産1-2ヶ月前に開催されます。パートナーの男性も出席することもありますが、大体は女性だけで飲んだり食べたり、赤ちゃんのことをあれこれおしゃべりしたりするパーティです。赤ちゃんに興味があるのはやはり、男性より女性ですもんね。
日本だとお祝いは出産の後に「出産祝い」として贈るのが一般的ですが、実際には出産前にそろえておかなければならない物も多いので、出産前に前もってお祝いを渡しておくというのは、良く出来たシステム。しかも前もって何が欲しいかリクエストしたものの中からプレゼントが選ばれるという、日本人的にはちょっとずうずうしい感じがするけど、アメリカらしい現実主義的な習慣です。
以前Masaさんがbaby showerに出席したときの記事もあるので、こちらもあわせて呼んでみてくださいね♪
では、お友達にもうすぐbabyが産まれるよ!というつもりで、ベビーシャワーを主催してみましょう!ベビーシャワーを主催する、又はベビーシャワーに招待されたときの参考にしてください。
★まず、お友達のためにベビーシャワーをしたいなと思ったら、出産予定日の2~3ヶ月くらい前に本人に声をかけます。
①baby showerをしたいことを伝え開催日を決定します。
②ゲストとして呼んで欲しい人のリストをもらいます
③baby registryを作ってもらいます
④ゲストへ招待状を出します(大人数呼ぶなら開催日の3週間前には出したいですね)
⑤ゲストへの招待状には日時・会場の案内の他に、baby registry(ベイビーレジストリー)がある場合はその旨(レジストリーの番号やウェブページへのリンクなど)を案内します。生まれてくる赤やんの性別が分かっている場合はそれも伝えます。
ゲストへ出す招待状や会場の飾りつけなどは、ベビーシャワー専用のオンラインストアーやパーティ用品専門店などで、かわいいものが種類も豊富に手に入ります。
★baby registry(ベイビーレジストリー)とは
簡単に言うと、これから赤ちゃんを産む人が作る「欲しいものリスト」です。
メジャーなところだとBabiesrusやTARGETのHPで作成できます(Babiesrusは店頭でも出来ます)。HPの商品リストを見ながらレジストリーを作っていくのですが、これは赤ちゃんを迎える人にとってとても楽しい作業です。これもかわいい~♪あ、こっちもかわいい~♪これもいるよね!なんて言いながらクリック・クリック・クリック。
初めての赤ちゃんだと、出産前にそろえておかなければいけないものがかなりたくさんありますが、それを一つづつピックアップしてレジストリーに入れていきます。「レジストリー=欲しいものリスト=ショッピングリスト」なので、レジストリーを作ることで何が必要か頭の中が整理されてすっきり。誰かにプレゼントしてもらいたいものだけでなく、自分で買おうと思っているものもレジストリーに登録しておくと、ショッピングメモ代わりになって便利です。予定日間近になってもまだ購入されていないアイテムがレジストリーにあると、レジストリーアイテムすべて10%offなんて割引サービスがあったりするので、とにかく何でもレジストリーに入れておくといいでしょう。
レジストリーにベビーベッドや家具、高級ベビーカーなど何百ドルもする高額アイテムが登録されていて、プレゼントする側から見てちょっとびっくりすることもありますが、両親や親戚からのプレゼントもこのレジストリーから選ばれるので、高額商品もありなんです。
ベイビーレジストリーからプレゼントするものを選んで買う場合は、オンラインショッピングが簡単です。お祝いする友達が作ったレジストリーの中にあるアイテムを選んで買えば良いだけ。
店頭で買う場合はちょっと注意が必要です。レジストリーされているアイテムを選んだら、レジでレジストリーアイテムだと申請しないといけません。レジストリー番号などを控えて持っていきます。レジで「レジストリーアイテムが購入された」と登録されないと、同じアイテムをまた他の人が買ってしまうかもしれません。
レジストリーの中から何が購入されているかは、オンラインでリアルタイムで分かるので「あ!これ誰かが買ってくれてる♪」と、私が妊婦だった時は、うきうきわくわくしながら毎日レジストリーを覗いていました。
さて、ベイビーシャワー当日です。
★会場の準備をします。
お料理を並べたり(ポットラック(食べ物持ち寄り)でやるなら、事前に参加者と打ち合わせしておきます)、かざりつけをしたり。
壁に飾る絵、天井からつるす飾り、テーブルに置く飾り。それから風船があるとパーティの楽しい雰囲気がUPします。・・・というか、アメリカのパーティでは風船はmustかも。パーティをしている家の住所はうろ覚えで「とりあえず風船が結んである家を探せばいいや」というパーティ参加者もいるので。
飾りつけはパーティ用品を売っている店(Party Cityなど)で買うのですが、以前使ったものを使いまわして使用することもあります。。。。なので、ピンクや青でなく、黄色・緑・オレンジなど、赤ちゃんの性別に関係なく使える飾りを用意しておくと次もまた使えます(って貧乏くさいアドバイス(汗))。
そしてここでお勧めなのが、diaper cake(ダイアパーケーキ・オムツケーキ)。
私は、初めて「ダイアパーケーキ」と聞いたときは「なんじゃそれ?ケーキで作るオムツ?」と思ったんですが、違いました。「オムツで作るケーキ」です。
たくさんのオムツをくるくる~と丸めて束ね、ケーキのスポンジに見立てたものに、リボンや赤ちゃんのおもちゃなどで飾り付けをします。ダイアパーケーキがあると、ぐっとパーティが華やかな雰囲気になるうえ、ケーキに使われたオムツはもちろん、デコレーションのおもちゃもすべて生まれてくる赤ちゃんへのプレゼントになって一石二鳥。
オンラインで購入することも出来るようですが、工作や手芸が好きな人にとっては、作る工程も結構楽しいので是非挑戦してみてください。「diaper cake」でGoogleの画像検索をすると、たくさんかわいいケーキが出てくるので参考になります。材料はMichael’sなどの手芸専門店で揃います。
さぁ、あとはパーティを楽しみましょう!
妊婦さんのお腹周りがどれだけあるか当てっこしたり、「赤ちゃん・baby」という単語を言っちゃダメというルールで会話をしてみたり(これから産まれて来る赤ちゃんのことを、「赤ちゃん」という単語を使わず話すのはかなり難易度が高くて結構盛り上がります)、ゲームをしたり、お料理とおしゃべりを楽しんだり。
そしてもちろん、産まれて来る赤ちゃんへプレゼントのシャワー!
大きいパーティだと、本当に次から次へとゲストからのプレゼントが開けられて行き、まさにシャワー!という感じ。たくさんのプレゼントをもらった妊婦さんは本当に嬉しそうです。
妊婦さんからのお返しは、小さなキャンディの包みとサンキューカードなど。
日本のようにいただいたものと同額(or半額)をお返しする、ということはありません。ありがとうという気持ちを返すだけです。
Baby showerはアメリカ人のおばあちゃんが主催で、初孫のたんじょうともなるとかなり大きなパーティになることもありますが、日本人のママ友同士ならシンプルにポットラックパーティでおしゃべりを楽しむだけというスタイルもありでしょう。子供が二人目・三人目となると必要なものはもう揃っているので、プレゼントはギフトカードとかね。
どんな形でも、パーティを開いてお祝いしてくれるって言うのは、うれしいですもんね♪
さて私の友達の赤ちゃんは、もう産まれたかな。そわそわそわ。
新婚当時は本当にお金が無くて、こういったパーティーが日本にあったら・・・
あるいは私がアメリカで友人が多くて出産もしていたら助かっただろうなぁ~。
三人も生んだし!!
幸せを家族親戚だけでなく友人たちとも共有するのって素敵ですね。
日本だとお祝いごとだとしてもお金がかかることは他人様には伝えづらいかも?
本当、アメリカの合理主義がにじみ出ますね!笑
私はベビーシャワーが大好きです。
「おめでたいことは盛大にお祝いしよう!」というアメリカ人の寛大さは見ていて気持ちが良いものですよね。
祝ってあげるほうも、「幸せをおすそ分けしてもらう」という気持ちが強い気がします。
>Hisayoさん
確かに!
日本だとちょっと誘いにくいかも!
でもね、こういう「人の幸せをお祝いする」パーティや「ありがとう」というためのパーティで、出費を出し渋っている自分がちょっといたりすると、他の人のgenerous(気前の良い)なプレゼントを見て、「あぁっなんて自分は器が小さいんだっ」って自分がいやになりますヨ。上でErinaさんが書いているように、アメリカ人の寛大さは気持ちが良いです。こっちも寛大になれる。
与えるときは惜しみなく。Give generaously.
お金とか関係なく、友達や家族の幸せを、自分のことのように喜びたいですよね。
娘さんが赤ちゃん産むときが楽しみだ♪
>Erinaさん
まさに、その通りですよね!
アメリカ人の寛大さ、見習いたいです。
ベビーシャワーは、宗教とか関係なく、カレンダー行事でもなく、新しい命が生まれてくるお祝いだから(そしてそれが実際にはいつ起こるかわからない、というドキドキ感つき)、出席するのも楽しいですよね。