アメリカに移住するまで Maki-K編 7
Maki-Kです。 アメリカに移住するまでの話を、つらつらと書いています。
例によって前回の話から間が空いてしまいました。
しかも全然アメリカに移住しそうにない・・
でもね、そうですよね。
そんな簡単にね、国をまたいで移住なんてしません。
ねばってやるぅ~。
前回までの話はこちら→ その1・その2・その3・その4・その5・その6。
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33歳。
大手英会話スクールで英会話の先生としてデビューした私。
大学で英語を勉強してから実際に英語を使う仕事にたどり着くまで、10年以上。
随分寄り道したなぁ。
そもそもなぜ私が英会話スクールの講師になろうと思ったかというと、
・・・どうしてだったかな。
昔のことで、思い出せない・・・(;´・ω・)💦
いやいや、大丈夫。 思い出しました。
自分が頑張って身に着けた英語。
その英語を、同じように頑張って勉強している人たちの、 助けになりたい。
そんな気持ちからだったと思います。
英語の勉強は自分が通ってきた道。
だから高い経験値で自信をもって臨める仕事、ということもありました。
それに時給が良い(笑)。
学生時代の家庭教師アルバイト、インターンシッププログラム、職場で後輩や部下への指導。
人に教えるという経験はあったけれど、自分のメインの仕事としてお金をもらって・・というのは初めて。
お金をもらうということは「プロ」ということ。
ん~、しっかりやらねば。
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最初は緊張しながら、スタートした英会話の先生業、
いや、なかなか、楽しいぞ!
English onlyでレッスンを進めなければいけないという、日本で英語を身につけた私にはちょっと高いハードルがあったり、授業のマテリアルのかなりの部分を自分で準備しなければならなかったり、大変なこともあったけど、
以前の仕事のように売上や在庫の数値プレッシャーがあるわけでもなし、
人を管理する大変さもなし。
英会話の講師としてするべきことは、
基本的には担当のレッスンをきちんとこなすだけ。
伴う責任もやはり限られる。
たまに教材の販売なんかがあっても あまり強制的ではなかったし。
かなり快適。
やっぱり人に使われるというのは気楽ですねぇ。
人前で話したり、クラスをリードするのは結構楽しいし、
それにみんなが「先生」と呼んでくれる。
「先生」 ・・・なんて素敵な響き(´∀`*)ポッ♥
そしてなにより、英語を教えるのはおもしろい!
人に教える仕事にはかなり向き不向きがあるけれど、
私は英会話の先生向きだった!
そしていろんなスタイルの先生がいる中、 私はがぜん「厳しい先生」。
(ここで元部下や同僚・生徒さんたちがうんうんうなずいているのが目に見える・・)
・・・いや、本人は特別厳しくしているつもりはないんですけどネ。
生徒さんに英語上達してほしいと思うと、
やっぱり力が入るじゃないですか~。
だからダメ出しもガンガンするし。
ワンクールで上達しなかったら、 次のクール、上のクラスに上げないから(←鬼)。
大体、英会話スクールにいって「はろー」って言っているだけじゃ、英語上達しませんからねぇ。
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以下、【英会話スクールの上手な活用の仕方】
◎クラスの中では、話す機会のあるときはしっかり話す!
ロールプレイであれ、ペアワークであれ、先生の質問に答えるときであれ、とにかく口を動かすべき時は口の練習!話すためにわざわざスクールに通っているんだからね。
◎家で復習をする。
クラスでやったことをやりっぱなしにしないで、練習した会話を暗記できるくらい自分で暗唱してみる。
基礎英会話は暗記です。
◎宿題や自宅学習用教材があれば必ずやる。
◎次のレッスンの予習をする。
次のレッスンに「内容はすでに分かっていて、レッスンの中では会話の練習をするだけ」という状態で臨めると、実際に会話の練習に集中できて良いです。ま、そこまでやってきている生徒さんは少数派ですが、でもそこまでやる人は伸びる。
◎質問をどんどんする。
レッスンに関することならレッスン内で聞けばいいし(もちろん英語だべ)、レッスンと関係ない質問ならレッスン以外の時間で先生に聞いてみたらいい。「人に教える」というだいたいが親切行為を仕事に選んでる先生たち、おせっかいなくらい親切な人が多い。だから、「困ってる」とか「教えてほしい」とか言われたら、そりゃもう、喜んでヘルプしちゃいますよ~。
・・・こうやって書くと、なんでもない当たり前のことばかりなんですけどね。
なかなかスクールに通ってくる生徒さんでここまでやれる人は少ない。
レッスンを受けるだけで満足しちゃう。
もちろん 「レッスン楽しい♪」と楽しむのも重要だけれど、でもその「楽しい♪」で終わっちゃあ、ダメなんだよねー。週に一回1時間のレッスンを、3時間や5時間にに自分で拡張できるかどうか。
高い料金払って受けるレッスン、うまく活用しないとね☆!
・・・と、だいぶ話がそれたついでに
【これから英語の先生へなろうという、意欲に満ちた若いみなさんへのお願い】
英語の話せる英語の先生になってください。
そもそも英会話の先生はフルーエンシーがないと採用されないと思うのでここはクリアでしょうが、小中高校や幼児教室の英語の先生になろうという方々にも、ぜひフルーエンシーをつけてほしいです。
やっぱり、
言葉は話せないと。
英語の話せない英語の先生の時代は、
もう終わりにしましょう。
(´・ω・`)オネガイシマス。
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さてこの職場、
環境も雰囲気も良かったし、
生徒さん・講師・マネージャー・スタッフ、みんな仲良し。
楽しいイベントもたくさんありました。
ハロウィーンの仮装をしてレッスンをしたり、
英語でカラオケ大会したり。
英会話スクールならではの(飲み)会が結構ありました。
でも飲み会がたくさんあったのは、単にマネージャーが酒好きだったからだな、きっと(笑)。
スクールによっては先生と生徒が校外で一緒に遊んだりするのを嫌うところもあるようですが、うちのスクールは(少なくとも当時は)全然そんなことなく。
飲みニケーション、大事ですよね。
え?
飲みニケーションって死語? \( ̄▽ ̄;)ドンマイドンマイ.
生徒さんと飲みに行くともちろん話題は英語の勉強や海外留学・旅行の話になるわけで、
生徒さんのモチベーションもアップ。
積極的に飲みニケーションを支持します、私。
私がこのスクールで講師をしていたのはたった1年。
辞めてからもう10年以上たちますが、 いまだに元同僚の先生たちや元生徒さんたちとは付き合いがあります。
やっぱり英語という共通の目的で集まった人たち、
仲良くなりますよね。
アメリカやカナダなど海外で暮らしている人も何人もいて、
英語がきっかけで、世界が広がるんだなぁ。
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…と、居心地良く楽しかった仕事なんですが、
契約の切れる1年でとりあえず終了。
居心地よかったのに1年で辞めちゃうの?という感じですが、
気楽に楽しく仕事をしていたのはしていたんですが、
まったく不満がなかったわけでもなく、
例えば・・・
▼大人のクラスだけでなく子供のクラスも教えなければいけない←結構苦痛
子供クラスの先生はなり手が少ないのか、採用の時に子供のレッスンも受け持ってくれと言われて、うんと言わないと採用されないような感じ。子供のレッスン数は限られてたけど、ああいうのはとことん子供好きな人がやるべき仕事だ。体力もいるし。私は自分の子供が生まれるまで、特に子供好きではなかったから。でもお金をもらっている以上、プロ根性で乗り切りました。
他には・・・
▼レッスンの準備が結構大変なのに、その授業準備に費やす時間には給料が付かない←よくある話
▼時給は良いけれど、レッスンが50分だったらその時給の5/6しかもらえない←セコっ!
だいたいレッスンは50分でも、準備や片付けでまるっと一時間使うっつーの(怒)。
5/6ってなによ、5/6って。
・・・まぁ、どれもマイナーな不満です。
こういった不満で講師を辞めたというわけではなく、
講師を続けなかった一番の理由は・・・
「英語を使って仕事をしたい」と英会話の講師になったものの、
やっぱりまだ自分の英語に納得いかない。
もっと英語を自由に使いこなせるようになりたい。。
ということで、
またアメリカに留学しに行くことにしました。← キタ――(゚∀゚)――!!
はじめまして。サンディエゴを調べていてこちらのブログにたどり着きました。アメリカに移住するまでの日記を読んでいて、ハッとしました。わたしも大学3年終わってからSeattle 近くのFederal Wayでホームステイしていました!懐かしいです。そしてわたしも同じく初日にSeatacにお迎えの人が来なくて大変でした…!(笑)
Maki-Kさんのライフスタイル、素敵で憧れます。。まだ社会人になって数ヶ月ですが、数年後もう一度アメリカに住みたいなと思っています。また、続きのお話楽しみにしています♪
≫Akiiiさん
おおっ!
すごい偶然ですね!
お迎えが来てなかったところまで一緒とはっ(笑)!
一度社会に出てしまうと、なかなか長期で海外へ…というのが難しくなりますが、長期ビジョンを持って、夢は温めつつ、今は自分がやるべきことをしっかりやってください。
続き、頑張って書きまーす。