アメリカのチップ制度

               

ここ、アメリカでは、チップは、サービスなどに対しての気持ちではなく、払わなくてはならないもの…というものになっています。特に、レストランなどでは、チップはそのままウェイターの収入になるので、最低でも%10ー%20のチップを払う事が義務づけられています。タクシーに乗っても、美容院に行っても、バーでお酒を飲んでも、レストランで外食しても、チップ代を考えて支払いをしなくてはならないのです。でも、チップって、どのくらい払えば良いの?って思う人も多いと思います。だいたい、Taxの2倍というのが、相場。それでも少ないと思われる場合もあります。その場合は、その分にもう1、2ドル足したくらいでしょうか。レストランによっては、%20以上のチップがないと、支払いの際に、チップが足らないと、止められるケースもたくさんあります。(これは、NYに来て、本当に驚いたことの1つ)私も、ウェイトレスをしていますが、ヨーロッパや、アジアからの旅行者だったり、新入生の学生さんたちは、まだ このチップの習慣に慣れていないため、チップが極端に少なかったりします。その場合は、サービスがよっぽど悪かったり、こちらのミスがあった場合などを除いて、私たちウエイトレスは、あまり したくないことですが、帰ろうとする、お客さんを引き止めて、チップ分を支払ってもらいます。もし、もらわないと、その分、タダ働きしたことになってしまうからです。それだけ、アメリカのチップは、義務づけられているのです。

私が、まだNYに来たばかりで、あまりこのチップのことも知らない頃、レストランで食事をして、ウエイトレスに引き止められ、チップをボッたくられたり、タクシーに乗って、観光客だと思われ、チップをたくさん要求されたりする事が何度かありました。その度に、こんなにチップって取られるものなの?と疑問に思っていましたが、ある日、アメリカ人の友人と外食して、自分はかなりぼったくられていたことが分かりました。このように、観光客だったり、まだアメリカに来て間もない頃は、それを利用して、お金をぼったくろうとする人が、たくさんいます。そのときに、「私はちゃんと、%20払っているから、問題はないはずだ」と強気に出ることも、大切ですね。チップに対して、無知だったことを今では、後悔しています。

しかし、チップはすべて義務づけられているわけでは ありません。例えば、テイクアウトのお店だったり、チャイニーズやピザ屋さんのデリバリーなど、これは、本当に気持ちです。カフェに行って、サービスが良かったりしたりして、気持ちがよかった時などは、レジ横にある、チップ入れにおつりの小銭を入れたり、デリバリーを頼んだ時に、デリバリーをしてくれた人に、$2くらいのチップをあげたりします。この場合は、強制されているわけではなく、本当に「ありがとう」という気持ちを込めたチップです。近所のいつも頼むピザ屋さん、チャイニーズフードのお店などは、毎回同じ人がデリバリーで来たりするので、その時にチップをあげておくと、次からのサービスが多少良くなったりします。

みなさんも、アメリカでのチップは、少なすぎたり、多すぎたりしないように、気をつけましょう。 

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6 comments on “アメリカのチップ制度”

  1. tipは義務ではありません。
    どんな時でもサービス内容に満足できなければ、支払う義務はまったくありません。
    レストランでも同じです。
    後ろからチップを払ってくれとウェイトレスに要求されようとも、払うほどのサービスを受けていないと思うのであれば、払う義務は全くありません。

  2. aaronrickさん> 確かにそうですね。義務ではないはずです。サービスに満足できなければ払う必要はないんでしょうね。

    チップの計算をする必要がないように、丁寧に15%=xxx、18%=yyy、20%=zzzなんてお勘定書きに書いているところもありますね。チップが少ないとか、まったく払わない場合、後ろめたさを感じるのは私だけでしょうか...。小心者ですから(笑)。

  3. 地元のチェーンレストランでの体験です。
    そのロケーションがオープンしたばかりで、運営がまとまってなかったらしく、40分経ってもドリンクしか来なかったので、二人分のドリンク代5ドルだけテーブルに置いて、勝手に出ました。
    もう絶対に行かないです。

    少ないチップ、またはチップ無しは、「これはひどいよ」っていうメッセージになって、レストラン側にもいいと思いますよ。

  4. 私もサービスがひどい場合は、チップは5%ほどしかおきません。
    Erinaさんが言うように店側、サーバー側へのメッセージですよね。
    文句言われたら、もちろん理由を言って払いません~。文句言いたいのはこっちだって!
    もちろん、本当に文句言いたいときは「マネージャー呼んで」ですよね。。。。アメリカに暮らしてるとこの辺、強くなりますね。

  5. レストランのチップのコンセンサスは、税抜価格の15%~税込価格の20%くらいですね。
    更に、アルコールは除いてチップを計算する、という人もいます。
    一方、正式なレストランの場合にはソムリエにも別に払う習慣があります。

    サービスが非常に気に入らない時は、1セントだけチップを置く事で、
    「チップを忘れているわけではなくて、1セントしか払わないのですよ」と強く主張することができます。

  6. Willyさん> コメントありがとうございます。

    >1セントだけチップを置く
    これは知りませんでした。確かに「嫌味」をあらわすには最高の方法ですね。試してみたいと思います(笑)。

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