アメリカの国技の一つアメリカンフットボールについて語ってみた
こんにちは、Masaです。
今日は、アメリカ国技の一つ、アメリカンフットボールについて語ります。
個人的には、アメフトについてはアメリカに来るまで全く知りませんでした。名前は当然知っていましたが、ルールを全く知らなかった。たまたまうちの娘がチアリーダーをしていた関係で、(チームではなくて)娘を応援するために、子供たちのアメフトの試合に行っていて、ルールを覚え、その面白さに引き込まれてしまいました。
アメフトの歴史ですが、19世紀後半にアメリカで発展したスポーツらしいです。期限はイギリスのラグビーとサッカーにあるようです。最初は大学レベルで人気に火がついて、徐々にプロ化が進んだとのこと。今は、アメフトは特にアメリカで非常に人気があって、NFL(National Football League)は世界で最も商業的に成功しているスポーツリーグの一つとなっているそうです。
NFLは、アメフトのプロフェッショナルリーグとして、1920年に設立されたそうで、今は、32フランチャイズチームからなっています。これらのチームがそれぞれ17試合を戦って、成績上位の14チームがプレーオフに参加。シングルエリミネーション方式(トーナメント方式…かな)で行われて、勝者が次のラウンドへ進む。で、AFC、NFCカンファレンスそれぞれの勝者がめでたく対決するスーパーボール。スーパーボールの行われる日は、道路から車が消え、街から人が消えるほど、アメリカ国民全体で盛り上がります。
日本でもXリーグというのがあるらしいですね。1996年に創立されたとのこと。さらに、日本だと京都大学とかサントリーが強かったか、みたいに記憶しています。これはXリーグとは別か…。
アメリカでは9月から2月初めくらいまでがアメフトのシーズン。これから半年弱楽しめるってことですね。2月初めの「スーパーボウル」でシーズン終了となります。今シーズンはどこが強いのか、これを予想するのも楽しいですよね。
サンディエゴには数年前まで、「サンディエゴチャージャーズ」というチームがあったのですが、今はロサンゼルスに移ってしまいました。もともとチャージャーズはロサンジェルスが発祥なんですけどね。他にもこの近くにはロサンゼルス・ラムズがいます。
アメフトの面白さは、なんと言っても、その「戦略(ストラテジー)」と「戦術(タクティクス)」でしょう。アメフトは「戦略的なチェス」に例えられることがよくあります。プレーごとに選手がどのように動くか、どのように攻撃、または守備をするかが非常に重要です。これらを理解した上で、ゲームを見るとアメフトがますます面白くなるはずです。
「戦略」は、全体的なゲームプランを指します。これは、一般的に以下のような要素を含むことが多いとのこと。
⚫︎陣取り:フィールドのどの位置でプレーを行いたいのか
⚫︎時間管理:ゲームクロックとプレイクロックをどのように使うか
⚫︎対戦相手の弱い点と強い点:対戦相手の過去のパフォーマンスや特定の選手に対する戦略
⚫︎スペシャルチーム:パント、フィールドゴール、キックオフなど、特別なプレーにどう対処するか
「戦術」は、戦略を具現化するための具体的な手段やプレーを指します。
⚫︎プレーコール:攻撃側はどのようなプレーを選択するのか(パスプレー、ランプレーなど)
⚫︎フォーメーション:選手をどのように配置するか。これによって、相手を撹乱したり。特定のプレーを有利に進めたりします。
⚫︎オーディブル:スナップ(プレーの開始)直前に、元のプレーコールを変更するオプション。
⚫︎プリッツ:守備側が攻撃側のクォーターバックにプレッシャーをかけるために、追加の選手を送り込む戦術。
⚫︎ゾーンディフェンスとマンツーマン:守備側がパスを防ぐ戦術。ゾーンディフェンスでは、特定のエリアを守り、マンツーマンでは特定の選手を守ります。
この戦略の総責任者が「ヘッドコーチ」になります。つまりヘッドコーチが、各選手をチェスの駒のように動かして、重要な局面に判断を下す最高意思決定者になります。なので、ヘッドコーチの良し悪しで、勝ち続けるチーム、何度やっても負けてしまうチームが決まるわけですね。
ヘッドコーチの他に、「コーディネーター」と呼ばれる人もいます。コーディネータが戦術の責任者になります。試合中に一つ一つのプレイをじっくりと考えて各選手に指示を出します。ヘッドコーチと同様、コーディネータの技量次第で、チームの良し悪しが決まるってことですね。
アメリカンフットボールを楽しみたいという方には、まずは、Wikipediaのこのページをじっくりと読んでいただいて、
あとは、このページがわかりやすいです。
さて、Masaはこれからしばらく日曜日は家でアメフトの試合を観戦します。