アメリカは学歴社会か

アメリカ_学歴社会

今までに、このブログで、何度か、アメリカが学歴社会なのかどうかについて、自分の考えを書きました。その時から、その考えは変わっていません。

グーグルやヤフーで、「アメリカ 学歴社会」と検索して、このブログにやってくる訪問者の方がかなりいらっしゃるようです。やはり、アメリカ企業に就職したい方が気にしているところなのでしょう。

 

アメリカ企業何社かで働いて感じていること。

「アメリカは間違いなく学歴社会だ」

 

自由の国アメリカと言いますが、それは、学歴がなくても会社に就職できるとか、良い給料がもらえるとか、そう言う意味の自由ではありません。

 

...どうして自由の国って言うんでしょうね...。よくわからないなぁ...。何が自由なんでしょう...。

 

自分で会社を起こす場合は別ですが、アメリカ企業に入ろうと思うと、やはりそれなりの学歴が必要になってきます。

 

グーグルって知ってますよね。日本でもかなり有名な会社です。あそこ、博士課程を終えた人たちが山のようにいます。いわゆるPhDを持ってる人たち。

 

うちの会社。従業員が1万人近くいる大きな会社ですが、やはりPhDを持っている人たちがたくさんいます。それに...、オフィスの前のネームプレートには、名前の横に赤字PhDと入っています。マーケティング部は、MBAを持っている人たちばかり。VPなんて、StanfordとかHarvardを出ている人が多い。

 

人を雇う場合、レジュメ(履歴書)を見ます。採用する人間によっては、「学歴」のプライオリティを高くもってくる場合があります。

 

少し視点を変えてみましょうか。

 

子供たち...

良い大学に入るために、学習塾に行っている子達がたくさんいます。実績のある塾は、非常に人気が高く、待ちができます。

 

学校...

GATE(Gifted And Talented Education)testingと言うテストを受けて、それに通ると、選抜クラスに入れます。

 

ハイスクール...

Honorクラスで普通よりハイペースで授業を受けることが出来ます。

APクラスを受けて、それなりのグレードを取れば、それを大学の単位とすることができます。

子供たちも、良い成績を取って、良い大学に入ろうとがんばっています。良い大学に入ることができれば、良い企業に入ることができるから...(?)。

 

外国人の場合...

やはり、大学を出ていることが望ましいです。ただし、どんなに良い大学を出ていても、英語が出来なければ、アメリカではやっていくことはかなり困難になります。日本人の場合、日経企業と言う手もありますが、日系企業だからと言って、日本語だけで過ごすことはできません。お客さんはアメリカ人です。

 

何か、くら~くなってきました?

少し脅かしすぎましたかね。ネガティブになりました?

 

学歴のないあなた、英語の話せないあなた、でもアメリカに来たいあなた。悲観することはありません。アメリカに来て、ここで生計を立てる方法はまだまだあります。望みを捨てないでがんばりましょう。 

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2 comments on “アメリカは学歴社会か”

  1. 勉強になります。
    確かにある程度の企業に入ろうとすると、最低でもバチェラーは必要みたいですね。競争率の高い大企業となれば、それこそ博士号がゴロゴロとくるんでしょうね…
    私は「自由の国」は気持ちの上でかなと思います。
    Take it easyな雰囲気が自由な心を育てる気がします。
    でもその自由は、結局は自己責任ということに繋がってるんですよね。上手く言えないですが、生活しててそう思うことがよくあります。

  2. >でもその自由は、結局は自己責任ということに繋がってるんですよね。
    そうですね、そのとおりだと思います。ある意味、アメリカは日本なんかよりずっと自由だと思えますよね。その逆に、別の意味では、日本の方がアメリカよりも自由なところもありますから。

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