アメリカホリデーシーズンのセキュリティ
毎年、サンクスギビングホリデーからクリスマスにかけてのホリデーシーズンは、人々のワクワク気分も絶好調。一年で最も楽しい時期になります。
そんな人々の浮かれ気分を良いことに、影でこそこそ動き回る悪徳商人がたくさんいます。何かを盗んだり、家に泥棒に入ったり、人に危害を加えたり、まぁ、いろいろと悪事を働いて、お金を儲けまくる人たちがたくさんいるわけです。
そこで...
アメリカに限らず、日本にも当てはまることですが、この季節にセキュリティ面で特に注意しなければならないことについてお話しましょうかね。
これは、毎年のようにクリスマス休暇前に、実際に私の働いている会社でアナウンスされていることです。
【家で】
• ほんの2、3分でも家を離れる時には、ドアや窓の鍵がかかっているか細心の注意を払うこと。
• 部屋の出入り口や窓から見えるような場所にクリスマスプレゼントを置かないこと。休暇で外出する際には、それらをを外から見えない場所に保管すること。高価なものは特に注意。
• 夜外出する場合は、ライトやテレビ、ラジオなどをつけたままにすること。誰かがまだ家にいるように見えるようにする。
• 子供たちには、クリスマスツリーのライトや配線で遊ばないように注意をすること。
【ショッピング】
• 年の瀬なので、いろいろなことで頭の中がパニック状態になっているかもしれないが、常に自分の周囲に注意を払うこと。駐車場や店の外でぶらついている人を見たら、近づかないこと。
• 夜遅くにショッピングに出かける場合は、友人などを誘うこと。どんなことがあっても、ライトのない駐車場に車を停めないこと。
• たとえ、車を離れる時間が数分のことでも、車の窓をしっかり閉め、ロックをかけること。車の中の見える場所にショッピングバッグやプレゼントを置かないこと。
• ライトのある場所に車を停めること。車に戻る際には手にキーを持っていること。車の中に入る前に、何か変化がないか、車中をチェックすること。
• 自分の財布に細心の注意を払うこと。バッグは必ず自分の脇の下にしっかりと持つこと。財布は、必ずズボンの前ポケットや、ジャケットの内ポケットに入れること。ズボンの後ろのポケットには絶対に入れないこと。
【会社で】
• 購入したプレゼントは、昼食時には、安全な場所に入れ、ロックをすること。車の中にプレゼントを置いたままにしないこと。
• 財布は必ず自分の身につけておくこと。あるいは、安全な場所にロックをして保管すること。
• 会社内に入る際には、見知らぬ人が自分についてこないかを確かめること。もし、自分とともに建物の中に入ろうとする見知らぬ人がいるようであれば、社員証を持っているかどうかをたずねること。
• クリスマス休暇前には、自分のノートパソコンは、キャビネットの中に入れ、ロックをして保管するか、家に持ち帰ること。
これらは、当たり前のことなのですが、浮かれ気分の時は、忘れがちなことです。
アメリカでは、日本以上に、心の隙に入り込んで悪事を働く人たちがたくさんいます。
気をつけましょう。