アメリカ企業 インターン→フルタイム戦略についての考察

internship

こんにちはMasaです。

アメリカの大学の卒業シーズンは6月です。大学4年生の子供たちは、ぼちぼちと就職の準備にかかります。

と言っても、日本のように、入社式とか新入社員教育があるというわけではありません。正直、いまだかつて入社式の日程が決まっているところがあるという話を一度も聞いたことがありません。そのようなアメリカ企業など皆無なんだと思います。

すでに行き先が決まっている子供たちは、卒業式が終わったら、1週間とかのリラックス期間を取って、それから働き始めます。人によっては、卒業式の翌日から働き始めるものも。

 

さて、今日のブログタイトルは、「インターン→フルタイム戦略についての考察」。

 

アメリカに留学されているみなさんのほとんどが、「アメリカで就職したい!」と言う希望を持っています。でも、そのためのハードルはかなり高いという現実があります。

まったく不可能と言うわけではありませんが、アメリカ在住者と比較すると間違いなく可能性は低くなります。

 

これまでに、何度となくお話ししましたが、アメリカ政府は、「どうして、アメリカ市民が職を失っているのに、他国民にポジションをオープンしておかなければならないのか」と常に考えています。自国民を守るためにそう考えることは当然と言えば当然です。

なので、ワーキングビザの発給数が少なくなるわけです。

そこへきて、多くの留学生、就職希望者がその狭き門にどっと押し寄せるわけですから、アメリカ企業が「この人を取りたい!」と思ってもお国が許してくれない(ワーキングビザが下りない)と言うことになります。

 

しかし、アメリカ企業が「この人を雇いたい!」と思ってもらうだけでも、アメリカ企業への就職の可能性があがるわけですから、アメリカ企業にそう思ってもらうことが、アメリカ企業への就職の第一ステップなります。

 

ようやく前置きが終わった...。フッー...。

 

これまでにもいたるところで書いたように、アメリカ企業でインターンシップをすることが、留学生がアメリカ企業で働く可能性を得ることができるもっともお手軽な方法になります。

アメ10にはインターンシップについての生の記事がたくさんありますので、検索して読むことをお勧めします。

 

で...

 

幸運にもアメリカ企業でインターンシップをするチャンスを得たら...。

 

とにかくがむしゃらに働いてください。

「私は日本人。人から言われる以上に働きます!」

「私にお任せください。どんな仕事でもやります!」

と言わないまでも、常に全速力で働いてください。そして、周りに「あいつに頼めば、納期までに仕事をきれいに片付けてくれる」と思ってもらうのです。

それがまずは第一ステップ。

 

次に第二ステップですが...

 

ここが、インターン→フルタイムの一番の肝になるところです。ここがうまくいけば、まず九分九厘フルタイムポジションをゲットできるはずです(私はそういうのをずっと見てきました)。

ただし、この第二ステップ、うまくいかない場合もありますし、インターンとして雇ってもらったその時から、第二ステップに移れない可能性もあります。つまり、そういうポジションにインターンとして雇われなかったという意味です。

 

何かと言うと...

 

「一般社員の日常業務(営業とか企画書作りとか)や、プロジェクトの中に『取り込まれる』こと」

 

つまり、書類の整理や管理、使いっ走りなどの「お手伝い」的業務(バイトとも言うかな)のためだけに雇われている場合は、第二ステップに移ることはかなり難しいということです。もちろん、チャンスはゼロではありませんから、第一ステップをしっかりと進むことは大切です。

私は、ずっと、技術系の会社で働いてきましたので、営業やマーケティング、アカウントがどうなっているのかをよく知りません。なので、ここはあくまで技術系の会社で起こっていることです。

 

技術系の会社ですと、普通は、製品テストのお手伝いがインターンの主な仕事になります。もちろん、

「はい、このボタン押して、次はこれ、次はこれで、出てきた数字をメモって...」

ほど簡単なことではありませんけどね。自分でテスト治具を作ったり、配線をしたり、出てきた結果をレポートにまとめたりはすることになります。もちろんサポート付きです。

が、これは技術系の会社の第一ステップになります。

 

技術系の会社での第二ステップは、

「プロジェクトにかかわること」
「製品作りにかかわること」

ですね。たとえば、ソフトウエア開発の一員として、全体のある部分の開発を任されたり、回路設計のある部分を任されたり。あるいは、製品テストのためのシステムづくりを任されたり。

営業系だとどんなことがありますかね。外回り?ビジネス開拓?企画書作り?かな。

つまり、業務の重要な部分に入り込むこと。

第二ステップでそのようなポジションをゲットできたとすれば、インターン→フルタイムはかなり濃厚になります。

なので、その機会を得たら、とにかくがむしゃらに働きます。つらくても、アメリカ企業での明日の自分を夢見て、ひたすらゴールに向かって突っ走ります。失敗しても大したことではありません。一般従業員だって失敗することは多々ありますから。ここで重要なのは、一般従業員とまったく変わることなく、業務をこなしていけるかどうかだけなのです。こなしていくことができれば、間違いなく雇われます。ほぼ、100%、会社は雇ってくれます。

 

「こいつは、うちの部署になくてはならない存在。今抜けられては困る。」

と思わせることが、インターン→フルタイムの最終のゴールになります。

 

留学生のみなさん、やるしかありませんよ。 

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「アメリカ企業 インターン→フルタイム戦略についての考察」への1件のコメント

  1. Masaさん!
    はじめまして!こんにちは!!
    今日はじめてブログ読ませて頂きました。私はアメリカに住みたい族です。何とかしてアメリカに住んでやろうと思い頑張ったのですが、ワンホリ・J1共、年齢制限に引っかかってしまいノックアウト!現在、グリーンカード申請をしているのですがいつになる事やら・・・
    何か良い方法はないものでしょうか?
    語学力も中学生並み・・・
    でも、いつか必ずMasaさんみたいにアメリカに住んでやります。アメリカのバスの運転手になるのが私の夢です。

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