アメリカ企業で親睦会
日本では、何かにかこつけて、親睦会、飲み会、コンパ、パーティなど、よくやりますよね。
お別れ会、歓迎会、婚約お披露目会などなど、私も日本にいたころは、そんな飲み会に参加するのが楽しみでした。仕事も忘れて、パーッと騒げますからね。
人によっては、会社の「行事」の一つとして行われるそんな飲み会に参加するのはいやでいやで仕方がないってこともありました。
さて、では、アメリカ企業ではそんなことあるのでしょうか。
飲み会?ってのはほとんど聞いたことがないですね。会社の一つの「行事」としての飲み会はほとんどないと思います。
アメリカ企業で行われている「親睦会」って、ほとんどが、ランチタイムの間だと思いますね。部署ごとに行う場合もありますし、好きなもの同士集まって行う場合もありますし。
部署で行う親睦会は、日ごろの労をねぎらう意味で、ボスが、
「よっしゃ、じゃぁ、今日は、XXXで好きなだけYYYを食べに行こう!」
みたいに音頭を取ります。もちろん、費用は会社持ち。景気の悪くなった最近では、その機会もあまりありませんけどね。
我々にとって、会社生活で「フリーランチ」ほど良いものはありませんから、断る理由がありません。
「Thanks ボス!」
なんて、ボスに感謝。人種が違っても、こう言うときには、皆さん、グループ意識を持つのだと思いますね。なので、新人が入ってきた場合は、ボスとして必ずしなければならないことの一つだと思いますね。私のボスはそう言うことが下手ですけど。
行くところはほとんど決まっていて、「ビュッフェ」。何をどれだけ食べてもOKってところです。これなら、安く済みますからね(笑)。私たちの近所には、結構ビュッフェ形式のレストランがあるんですよ。日本食、中華、インド、メキシカン、サラダなどなど。そのうちの1つを選んで、みんなで繰り出します。
たいてい大きなテーブルをみんなで囲んで、わいわいやりながら食べます。仕事の話をしているものもいれば、ビジネスの状況、家族の話などなど、割と盛り上がりますね。お酒なしでも盛り上がってしまいます。
さて、気の合うもの同士集まって行う親睦会の場合はと言うと...
いろいろなパターンがあります。もちろん、「飲み会」もあります。
一番多いのは、やはりみんなの都合のつきやすいランチタイム。午後12時少し前になると、
「おい、Masa、今日、ベトナムヌードル行くんだけど、来る?」
などと声をかけてきます。5、6人で行くことがほとんどですが、時には10人ほどになることもあります。
で、みんなで一つのテーブルを囲んで、いろいろな話をしながら食事をします。この場合の話は、メインは仕事関係ですね。それも、裏話が多い。かなりやばい内容までありますね。
「絶対に人に言っちゃだめだぞ。実は...」
などと言う話がいくらでも出てきます。どこで仕入れてくるんでしょうね。まぁ、私もたまにかなりきわどい話をすることもあるんですけどね。
裏情報を仕入れるには、やはりこんな人たちとランチを取ることが大切です。
飲み会もたまにありですね。飲み会の場合には、1週間ほど前から予定を立てておきます。でないと、皆さん家族持ちの方も多いですからね。
「金曜日の午後7時にどこどこで待ち合わせ」
などと言うお知らせがメールで回ったりします。
当然お酒が入りますから、場合によっては、これ以上きわどい内容の話はないってところまで出ることもあります。ほんと、どこから仕入れてくるんでしょうね。
さて、今度の飲み会はどこにするかな...。