アメリカ企業内の派閥

アメリカ企業内の派閥

日本企業でも「派閥」と言うのがありますよね。

出身大学で派閥ができているとか、社内の権力者で派閥ができているとか。

 

アメリカ企業でもそんなことがあるんですね。「自由の国アメリカ」などと言いますが、派閥を超えての自由ってのは、ないんじゃないかなぁ。。。

うちの会社も派閥があります。派閥を作っている元となっているものが3つ。

・出身国
・出身企業
・出身大学

うちの会社は「マイノリティ」にやさしい会社と言われていますので、いろいろな人種が働いています。アジア、西欧諸国、アフリカ、東欧諸国などなど、おそらく想像を絶するほどの人種が働いているでしょうね。

当然そこには派閥ができます。私から見ると、アジア系出身者が派閥を作っているような感じですね。特に、

・韓国
・パキスタン

は多いように見えます。これらの国の出身者が上層にいるような部署では、どういうわけか、部署の構成員もその国の出身者が多いように見えます。実は私の部署もそのうちの一つ...かな。15人で構成されているグループなのですが、そのうちの8人が韓国出身。「アジア出身者」とくくると12人になります(白人と言われる人種が3人しかいないってのも驚きでしょ)。まぁ、韓国人や中国人はよく働くので、こういう構成になったとも言えるんですけどね。

 

出身企業で派閥ができることも結構ありますね。技術系の企業の場合、競合メーカーから来た人とか、引っ張られてきた人がいますよね。ま、同じ業界では当たり前のように起こることですけど。

また、あるベンチャー企業を買収した場合にもこの派閥が出来易いですねぇ。

で、競合メーカー、ベンチャー企業から「権力者」が来た場合に、結構派閥が出来ます。今の会社を発展させるような良い意味で派閥ができる場合は良いのですが、よそ者を寄せ付けないような派閥ができてしまうと結構厄介です。よそ者の意見がかなり通りにくくなる。よそ者が昇進されにくくなる(これは出身国による派閥でもありますが)。また、必要な情報が出にくくなる。これらは私が実際に経験していることです。ほんと、「勝手にやれば」と言いたくなることも多々あります。

 

そして、出身大学による派閥。技術系の会社だとよくあることなのですが、どこかの有名大学の教授とか助教授がベンチャー企業を作って、素晴らしい技術を開発します。その技術を自分の企業に取り込みたい大企業がそのベンチャー企業を買収。そうすると、そのベンチャー企業の従業員は、ある部署に入り込みます。ベンチャー企業の派閥がこんなところでできるのですが、出身大学による派閥もここでできることがあります。つまり、そのベンチャー企業のファウンダーでXXX大学の元教授、助教授が、自分の出身大学の人間をその部署にどんどん引き込みます。それは、社内に対してだけではなく、社外に対しても起こります。

何か、こう、ドロっとしたものがありますよね。

 

こう言うのっていやですねぇ〜。私は日本人らしく、誰とも仲良く、なんの壁も作らず、みなさんと働いています♪ 

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8 comments on “アメリカ企業内の派閥”

  1. 日系の会社で働いたことがあります。その時派閥があり、私も ”誰とも仲良く、なんの壁も作らず、みなさんと働いています♪ ”
    とあるようにどちらにも入らないようにしていましたが、間に入り辛かった経験があります。派閥に入らないことで困ることはありませんか?

  2. noriさん、コメントありがとうございます。小さな会社の場合には、派閥ができてしまうと、どちらにも入らない場合、やりづらいことがあるかもしれませんね。

    私の場合、割りと大きめの会社で働いていましたので、「どの派閥にも属さない」と言う派閥に入っていました(笑)。

    ある派閥に属さずに、その中に入り込んでいろいろと動かそうとするのは、大変かもしれませんが、こちらがどこの派閥にも属していないので、その派閥内では無害とみなされ、コアの部分を握れば結構動くこともあるでしょうね。

    なので、私の場合、あまり困ったことはないと思います。

  3. Masa さん、お返事ありがとうございます。
    「どの派閥にも属さない」と言う派閥が認めらてるということですね。
    割と大きめの会社で働いていたとのことですが、従業員が何名くらいの会社ですか?参考までにお伺いしますが、米系でも日系でも大きい会社だと派閥による苦労は少ないのでしょうか?

  4. noriさん、コメントまたまたありがとうございます。

    大きめと言いますと、だいたい、5000人以上ですかね。これくらいいれば、「どの派閥にも属さない」と言う派閥が絶対にありますよ。今私が属している部署は、500人くらいいますが、明らかに派閥ができています。でも、私はどちらにも属さず、特に大きな問題もなく仕事できてます。と言うか、派閥を無視して動き回っています(笑)。

    日系だと「派閥」と言う言葉はもっと重みがあるかもしれませんね。ま、私はそれがいやで出てしまったのかもしれません(笑)。

  5. 日系の「派閥」がいやで米系の会社で働いてみたいと思っています。 しかし、そう簡単にいくかどうかわかりません。
    派閥も自分にあっていれば居心地は悪くないんでしょうか。
    Masaさんはどうして派閥の中にいて特に問題なく仕事ができるのですか? 例えば自分の上司と同じ派閥に入っていなくても大丈夫なんですか?
    もし米系の会社を探すときのポイントがあれば教えてください。 例えば5000人以上の会社など。 

  6. 横から失礼します・・・。

    私は前職でアメリカのIT系の会社で働き、今は銀行で働いています。

    業種にもよるんじゃないかなと思いますね。というのも、派閥という意味では、IT系のほうが顕著に存在すると思います。
    特にMasaさんのおっしゃるように、出身国の派閥が強い。それは外国人が多いからです。こうなると、言葉はわからないし、地元の話になるし、ちょっとやりづらい。日本人はマイノリティだなぁと感じる瞬間です。
    アメリカ人が多い会社に行くと出身国の派閥はなくなります。今の職場がそうで、雇用者は1000人弱です。

    また、IT系はプロジェクトごとに仕事を進め、その部署がプロジェクトの段階ごとに主導権を握ります。(誰に任せる、とか)
    なので、私はtransparencyが低い、横のつながりが広がらないと感じました。それが派閥ができてしまう原因かもしれません。

    今の職場では、他の部署や他のオフィスの人たちと仕事をすることが多く、人を選ぶこともできないし、「どこから来た」とか関係なく仕事している気がします。

    派閥も”corporate culture”と呼ばれるものの一つで、のさばってる派閥と合わないとか、仕事がしづらいとかが原因で転職するというのはけっこうあるんじゃないかなと思いますね。
    基本的に、「会社」という場所は、一緒に仕事をしやすい人間だけが残っていくものなので、自分の派閥にいるうちは居心地は良いでしょう。だけどマネジメント交代なんかが起きたら下克上みたいなこともありうるので、あまり派閥というものに捉われないでマイペースに仕事をするほうがスマートだと個人的には思います。仕事の効率も影響してくるならなおさらじゃないか?と思います。がんばってください!

  7. うちの会社はマイノリティーに超優しいと言われるほどの会社なので、外国人はやたら多いです。エリナさんがおっしゃるように、出身国の派閥がやたら目につきます。それ以上に強力な派閥は、出身企業。うちの会社はベンチャー企業を買収しながら巨大化してきた会社なので、それらのベンチャー企業で塊ができていて、それがパワフルな派閥に発展する場合も多々あります。

    自分が派閥に入っていると、派閥外とのやりとりは、違和感を感じるかもしれませんね。「派閥に属する」ってことは、もちろん自分で意識して、「私はこの派閥に入っている」と考えている必要があると思いますけどね。もし、思っていなければ、その派閥に入っているとは言えないんじゃないでしょうか。派閥外から自分を見た時に、自分が派閥に入っているように見えたとしても、自分が入っていると思わなければ、それほどやりにくくもないんじゃないかなって思います。それが私なのかもしれません。私の場合、派閥など、自分に全く無関係で、人と楽しく仕事できれば良いと思っていますから、派閥内であろうが、派閥外であろうが、必要な情報はうまく取れているような気がします。ようは、自分が意識しなきゃいいんじゃないかって思います。

    小さな会社の場合は、派閥ができてしまうと、ちょっとやりにくいかもしれませんね。従業員数十人のベンチャー企業でもし、変な派閥ができているとすれば、その会社は絶対に長続きしませんから、気をつけましょう。数百人の会社であれば、あまり問題はないんじゃないでしょうか。

  8. はじめまして。いきなり愚痴になってしまいますが… 小さな町なので職場が限られます(日系企業どころか大企業なし)。部署の中で私以外、皆前の職場の同じ部署の同僚、上司部下の関係同士。しかも女性ばかり(10人程度)。部署のトップ(重役)が2年前に来てから、じわじわと、しかし差別や嫌がらせとは認められない範囲で、彼女のお気に入り達と差をつけられています(昇進、給与、仕事に関する情報、些細なことでは文房具一つ私がほしいものはノーとなりがち、お気に入りにはトップ自ら、メアリが好きなあれ注文しておいてとなる)。事情があり、すぐには転居を伴う転職、転社はできませんが、このサイトを見つけて、頑張っている日本人の皆さんに元気づけられました。この町で転社できるように、限られた求人に応募を続けています。

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