アメリカ企業転職大作戦 突撃編 俺って魅力的?
ども~、Masaです。
さてさて、このアメリカ企業転職大作戦シリーズ、少しご無沙汰してしまいました。いくつもわらじを履いていると、精神的に忙しくなるので、おろそかになってしまうこともたくさんありまして(前回もそんなこと言ってましたっけ)。
先回は、「アメリカ企業転職大作戦 突撃編 インタビューって…」で、アメリカ流面接のさわりについてお話しました。
今日は、もう少し内容を掘り下げてみましょう。
前回の話の中で、面接を成功させるには、まず相手に「自分を魅力のある人間に魅せる」ことが大切であることをお話しました。キーワードは、
- 服装
- 動作
- 口調
- 態度
- 論理的
- 情熱
- リラックス
- フレンドリー
でしたね。
今回はこれらをもっと具体的に見ていきましょうか。どれもこれも超当たり前のことなんですが、面接で何もかもが「かちこち」になっていると、普段の魅力ある自分を見せることが難しくなりますね。最も大切なのはやはり「リラックス」でしょうか。
【服装】
これについては日本でもアメリカでも同じで、ド派手でなく、「質素」にまとめるべきだと思います。「質素」と言うのは「粗末」ではないので誤解のないように。
男性なら、スーツにシャツにネクタイ。100人以上は面接をしていますが、九分九厘このパターンです。たまにジーンズにT-シャツ、スニーカー姿ってのもいました。清潔であれば、個人的には問題ないと思いますが、場合によっては「場所間違えてんじゃないの?」と思われる場合もありますから気をつけましょう。
女性の場合、募集職種が技術系と言うこともあり、スカートスーツはほとんど見たことがありません。ま、黒とがグレーのパンツスーツでしょうか。
とにかく清潔であること。間違っても2日以上着た襟の黒くなったような白シャツは着ていかないように。オーデコロンや香水は控えめに。服にはフケが付いていないように。歯もしっかりと磨いておきます。当たり前か...。
【動作】
緊張でガチガチになるのはわかりますが、リラックスすることが必要です。「自分が面接を受ける」と考えるのではなく、「人と自分の得意分野について雑談をする」くらいの考え方でいいと思います。私くらい歳を取ると、面接官は大概年下ですから、「どれどれ、しかたがないから、いろいろと教えてあげましょうか」のような気持ちで面接に臨むことが出来たりします(図々しいかもしれませんが 笑)。
とにかく、難しくても自然体を装うことが大切だと思います。もしこの会社に採用された、いろいろなところでプレゼンの機会が与えられるかもしれません。面接官はそんなところも見ているかもしれませんよ。
【口調】
これも【動作】と同じですね。緊張のあまり、日本語が出てきたりして(笑)。心しておきたいことは、発音なんてどうでもいいということ。
こちらに赴任をしている方ならわかると思いますが、インド人とか中国人の英語ってお世辞にもうまいとは言えません。アクセントが強すぎて、われわれのようなESL(English as Second Language)な人たちには、慣れるまで非常に苦労します。ネイティブアメリカンでも何を言っているのかわからない場合が多々あります。ですが、彼らはビジネス英語を話すことができます(もちろん人にもよりますが)。英語で議論も出来ますし、喧嘩もできます。なので、発音よりも「斬れる英語」を話せるようになりましょう。
口調からずれてしまいましたが、面接官と話す際は、攻撃的ではなく、早口でなく、穏やかに、落ち着いて話すようにしましょう。こうすることによって、「自分」も落ち着くことができますから。間違っても、面接官に喧嘩を売るような言葉遣いはしないように。
【態度】
これは言うまでもないでしょう。いい加減な【態度】でなければOK。とにかくやる気が見えるような姿勢を保つこと。「俺ってなんでも知ってんだぜ」よろしく、あまり「偉そぶる」のは禁物です。人によっちゃ、「鼻に付くやつ」なんて思われかねないですから。自分の知識を相手に見せるのが面接の目的ですが、それを「ひけらかす」のはどうかと。うまいさじ加減で、相手のペースにしっかり乗って進むのが良いのではないかと思いますね。足は組まない方が良いかもしれない。
それから、これは実際にあった話ですが、私のボスでディレクターの人間が、面接室に入った際、面接者が立たずに自己紹介をしたことに対して、「礼儀知らずなやつは雇わない方がいいんじゃないか」と。これ、技術系の面接ですよ。
【論理的】
これはある程度練習が必要かもしれませんね。相手の質問に対して、いかにわかりやすく、簡潔に答えるかってことです。私自身も非常に苦手な部分です。たまに、質問をされて、答えがわかっているにもかかわらず、うまく説明できない人っているんですね。話があっち行ったりこっち行ったり。「話がしどろもどろになっている!」と自分でわかったら、「まとめますと...」みたいな言い方でばらばらに話したことをロジカルにまとめて話すのもありかもしれません。とにかく緊張していると話がわかりにくくなるので気をつけましょう。
【情熱、リラックス、フレンドリー】
これらは、面接に望む際の自分の心の持ち方ですね。とにかく情熱を持って自分をアピールしていく。「面接試験を受けに行く」のではなくて「自分と同じ分野の人と、自分の興味について話をしに行く」と考えたり。当然、同じ分野の人なので友達感覚を持ったり。
では、次回は電話インタビューについてお話しましょう。
Masaさん、こんにちは!
僕もアメリカ国内で転職を何度かして、面接も面接を受ける側とする側の両方でかなりの数をこなしたので、コメントさせていただきます
言われたことはすべてごもっともで面接を受ける側としてはすべて心得ておきたいことだとおもいます。
で、これらの基本をこなしたあと、最終的には面接官に”どう自分のことを覚えてもらうか。”が鍵になるかと思います。
実際面接官はほとんどの場合かなりの数の面接者を1つの職について相手にするので、場合によっては最初に面接した人をよく覚えていないという時って結構ありますよね?
もちろん面接する側としては多少ノートを毎回とっていきますが、それがあとで覚えてるほど強烈な印象かどうかは人によると思います。
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僕が推薦する方法は、面接を受ける会社のリサーチをよくしたあと、一般的な質問とその職、またはその上司のやり方などについていっぱい質問をノートに書いて、面接に持っていくことです。
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大体面接の最後になると、”Do you have any questions for us?”という展開になるじゃないですか。(もしならなければ自分で”Could I now ask you some questions?”と言うとか)。
面接官側としては僕もよく面接者から”Oh, I don’t have any questions. You answered them already.”とか結構いい加減な人を見ることがあります。そうなると、お前ホントにこっちのチェックしたの?と思ったり。。。
いろいろ面接官に質問することはある意味でその会社に興味深いことを示しますし、言い方によってはその会社に入った後、どう行動を取るのかなど面接以降のアクションの話になることもあります。
一般的な質問として、僕がよく聞くのは、たとえば、
– Where would you expect the company is going in the next 5-10 years or short term, mid term, long term?
– What do you like the most and least about your company and your position?
などなど、オープエンドでイエス、ノーで簡単に返答できない質問がいいですね。
これらが始まるときに、”I have a lot of questions. I hope you have good answers.”などと言うとたまに、目をかっと開く面接官もいるので注意を引いていることはよくわかりますね。
そして最後にアクションコールで”When will I hear from you on today’s result? What is the next step?”などと言っておけばかなりいいかもしれません。
また面接後はありがとうの一言送ったりすればその次へのアクションへかなり確率が高くなりますね。
これらは経験上有効な対策なので読者にも役に立つと思います。
それではまた!
マサルさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
マサルさんもいろいろとご経験をお持ちですから、お役立ち情報はあふれるほどあるでしょうね。いろいろなTipsありがとうございます。アメ10ブログの訪問者の方にも役立つ情報だと思います。
ありがとうございます!